消えないで! 心肥ゆる(7)

 ハンドベルの音色。次のメロディーへ引き継ぐためにその音が消えかかるその瞬間の美しさ(テーブルの上に置かないでと懇願したくなるほど余韻に浸りたい)、切なさ、日常生活の中で感じうる時間がないことにハッとし、気づけたこの瞬間がこの上ない心潤う機会となりました。

コーラス同好会のパフォーマンスの一部のご紹介です。選曲の中で漂う甘酸っぱさが、部員さんのやさしさと相まって何とも言えない幸せな朝のひと時をプレゼントしてもらえました。

  書道の作品を拝見しているときに、礒部先生より「書道の臨場感が何より大切だというお話、柔らかい筆で心情を表現していくことの難しさ、面白さ、そして作品を仕上げることを第一義にするのではなく、中からあふれるものを作品にしたいという心からあふれ出るものが作品になればいいというお話を伺い、とても贅沢な機会に心肥ゆる思いです。 

BC間で書かれた書道の作品は、まさしく礒部先生の仰っていたことの体現だったように思います。ハンドベルの消えていく音、作品がたたまれている様子に胸がきゅんと締め付けられるような不思議な秋のひと時です。

一階の美術教室の作品の中ではさまざまな茨高が描かれており、みんなの見ている、茨高、表現したい茨高、それぞれの茨高があること、その表現の違いに未来への光を感じました。

クイズ、レゴ、美術、生物、競技かるた、未だ午前中すべてを見て回れていませんが、それぞれの特徴を生かしたプレゼンがあり訪れる人たちの表情も生き生きとしています。クラスの出し物もたくさんお誘いを受けていますが、どこも黒山の人だかり。私はご遠慮したほうが良いほどの大盛況です。お天気の神様にも感謝ですね。

茨高文化祭、午後からも、まだまだ催し物が続きます。(写真は後程添付します。)よい午後となりますように!