うまく壊す

1923年関東大震災、強い建物をつくる。1995阪神大震災、ダメージをコントロールする。2011東日本大震災、想定外に対して強い仕組みを作る。 耐震工学―経験工学 あえて「壊す」ことで「壊れ方」を研究する。「危険」がわかれば「安全」な利用に繋げられる。粘り強く壊れていく。想定外の壊れ方を想定した「壊し方」への誘導。

 我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこに行くのか。学問って何をしたらいいの?何か人類の発展に貢献できそう。私は人類の発展に貢献するために生まれてきたのか。 京都大学キャンパスガイドで大学院生がGLHS10校の生徒に分科会で話してくれたほんの一部分だけの紹介だ。文学、工学。参加した人たちの学びや喜び、そしてそこで感じた疑問がこれからの人生にどんな影響を与えるのだろう。 

上記の分科会の前には、京都大学東南アジア地域研究所の西芳実先生から「災害」に関するご講義を頂いた。--見えない像を見る、語られない声を聴くー

 景観は記憶のよりどころ―景(空間)と観(印象・価値観)

 災害そのものと被災した方々、関わっているからこそできる支援。広い意味での防災とはどのようなものかに思いを馳せる機会を頂いた。先生からの課題。防災、減災、宿災、聴衆のみんなに問われた。○災。丸の中に入る文字を考えてみてくださいとの問いだ。様々な知見を頂いたからこそすぐに出ない答えだ。知れば知るほど、その世界の広さや深さに気づけること。それは本当に幸せなことだ。一生をかける価値があるものに出会えるかもしれない。京都大学キャンパスガイドの魅力を再発見した。これからも多くの人に参加してもらい、豊かな心の世界を旅してもらいたい。

せっかくの京都大学訪問だったので、吉田神社にお参りして77期生全員の自己実現が叶うようお祈りしてきました。カンガルーも応援しています。ぜひ取りに来てください!