届けることへの敬意、届くことへの感謝

2月も半ばを迎え、半月を終える日が来た。やり遂げなければならないことがたくさんありながら行き届かず自らの力及ばぬことと向き合い、問いかける日々です。

先週から今週にかけて外に出ることが多く一日学校にいられる機会がほぼなかった。そんな中でほんの少しの時間を見つけて多くの生徒が話をしてくれるチャンスをくれた。心から感謝している。

国公立2次試験の面接練習を2回行えた。「自分自身の中にある宝物を見つけよう」をテーマに一緒に宝探しをした。ほかの人にはない多くのキラキラと光る宝石を見つけた。「自分が世の中でなくてはならない存在だということに気づく (この世界[宇宙]のいつかどこかで自分を待っているヒトがいる。)」を送り出すときの言葉として選んだ。祈!合格!

近畿大会に出場した硬式テニス部員が報告に来てくれた。2名とも一回戦で強い選手に敗れたが、相手選手の競技に対する姿勢や人としてのふるまいを見て、学ところがたくさんあったという話をしてくれた。逆境の中にありながら、そこから学ぶものを見出し、心を整え、敗者戦での勝利を得たということが次の自分の背中を押してくれるという話を聞きながら思わず涙しそうになった。(泣くな校長しっかりしろ!)

3月29日(土)定期演奏会の案内をしに吹奏楽部員が訪れた。演奏はもちろんだが、その舞台に立つまでの様々な準備、練習はもちろん、ホールとの打ち合わせや、集客、部員同士の調整など(3年間の面接練習の際に多くの吹奏楽部員からお話を聞いた。そしてそこを乗り越えたことが自身を支えているというたくさんのコメントがあった)山ほどの課題と向き合いながら進んでいることへの敬意をお伝えした。

Beyond I in Singaporeの事前研修に少しだけ参加した。ティームとして少しずつビルドアップする様子が見える。どこかで一言声をかけるチャンスが欲しい。願う、祈る。機会が訪れますように!Hi FIVEできた人、できなかった人がいました。またチャンスを下さい。

2月11日(火)日ASEANユース・フォーラムに参加した生徒が朝の生徒玄関で報告してくれた。校内での国際交流の経験やボランティアのスタッフとして携わってきたことが全部この交流の中で役立ったということを、少し息を弾ませながら話をしてくれた。弾む息も、聞こえてきそうな鼓動の音もどちらもその交流の中で得た一部、でも一生を下支えする経験であったということを伝えてもらえるメッセージでした。間違いなく届きました。ありがとう。奇遇だが同日の朝、GLHSのアメリカ研修に参加したメンバーからも得難い体験ができたこと、その時間を共有できたことの喜びを届けてもらった。感謝の言葉はこちらからも伝えたいと改めてお伝えした。対面で言葉を交わすことで与える勇気、もらえる力を再確認した瞬間だった。(朝から涙するな!まっすぐ立て校長!)

最後に、何とか見学がかなったIBARAMAⅢの発表。毎年、見学させてもらい新しい時代を生きる若者の力(年よりくさい表現ですいません)に圧倒される。みんなの「好き」を「情報」の中で伝える。それぞれの抱えている状況が違う中での課題なので、かける時間や労力には差があったのであろうけれど、この分野への造詣が浅い私にとってはどの発表も個性的で、そして多くの人が聴衆として発表者を盛り立てようとする姿勢に未来(次年度3年生)を感じました。Jungle、アイスコーンとコラボ、大吉しか出ないおみくじ(愛情あふれるコメント付き)、Extalくん、おれは怒ったぞ。Introvert度。BingoしたらBingo出ます。

LineのQRコード。団のカラー決め。ピアノ、Beep音。届いた文字や言葉を羅列するだけでも力を尽くした様子が思い出せます。思わず出た「すごっ」という言葉が場面、場面での敬意の表れだったように思います。言われ(せ)た発表者、思わず口をついて出た聴衆両者に乾杯です。 

朝の忙しいときにわざわざ足を止めて話をしてくれ、また、思い校長室の扉をノックしてくれ、心の声を聴かせてくれた生徒の皆さんありがとう。そして、そのすべてにかかわってくれているであろう先生方本当にありがとうございます。