中学、高校5年間、ただひたすらそのことばかり考えていた。どうやったら様々なハンディを乗り越えて高く跳べるのか。身長が170cmに満たない。100m12秒を切れない。リズム感が悪い。高く跳ぶのに必要な要素を欠いていた(当時ずっとそう思っていた。)克服するために、ひたすら牛乳を飲む。走りこむ。筋力をつける。中学時代に大阪4位になった。高校で上位の大会に進出し、体育の教師になりたかった。残念ながら、大阪の大会で一桁の順位に入ることができなかった。最後の試合を国体予選と決め3年の夏休みまで取り組んだが、185cmからの試技。ベスト記録から跳び始めるのはあまりにも酷で、3度頭からバーに飛び込み、引退となった。細かなこと、たくさんお伝えしたいことはあるが紙幅の関係もありここでは差し控える。高跳びと出会ったことは、人生においても、教育の世界で生きていくうえでもこの上なく貴重な体験だった。できたことも、できなかったこともすべて自分の心の中で響く音を聞く時の大きな、大切な指標となっている。
3年生が部活動とどう向き合ってきたか、どう向き合うか、どう心に残すかに思いを馳せる季節がやってきた。運動系のクラブはここからが正念場だ。21日、月曜日に3年生の女子バスケットボール部のメンバーが校長室を訪れてくれた。みんなへの声援の依頼だ。素直にうれしい。声の出る限り応援したいと思う。バスケのベンチワークや会場の空気がたまらなく好きだ。Good on you! Have a great weekend!
ringの中にどんどんボールが吸い込まれていきますように!