5月1日、桜、ハナミズキも役割を終え、いよいよ新緑がまぶしく、以前ならクールビズ、ネクタイをほどき、解き放たれ、より躍動する季節の始まりだ。
昨日、1年の3分の1が終わった4月30日にBeyond ǐ in Singaporeの参加者13名が校長室を訪れてくれた。1時間ほどの時間で、分かち合うには十分な時間とは言えない中で示唆に富むことばが心に残った。スナップショットのようになるが、列挙したい。
「お花畑に生きていたんです。研修でみんなこけた。新しいものを見つけて踏み出す、近づく。」「言語はtoolなんです。伝えたいことが大切。伝わってよかった。」「茨高生活こんな風に終わっていいのか。自分のリミッターを外した」「一週間の滞在なのに日本語でのスピーチに少し悲しさを覚えたことが印象的」「Passionだけでどこまで行けるのか」「研修の場面、場面を眺めるとき、吹替なのか、字幕なのかと問われたら、字幕。読まなきゃならない。」「エゴイストであることも大事。いい意見が出せる。」「心を開くことが苦手。お互いが悩みを言えるような仲間になれた。」「自ら積極的に発言する。やってみたらできる。行動して改めて理解できた。」「誰かに積極的に乗っかっていくことが大事」「安心して言いたいことを言える環境を作る」「格好悪さのカッコよさを出せることのカッコよさを受け入れる」「嫌われたくない、傷つけたくない、傷つきたくない」
限られた時間で、テニスのラリー形式ではなく、ボーリングの球をそれぞれが投げるだけの形式でこれだけの言葉が飛び交い、その中でも共感できることや、自分だけの思いであることなどを確認している様子が見てとれた。
できるだけみんなの話を聞きたかったので、ほんの少しだけお話をした。(メンバーの人からすれば「えっ」あれだけじゃべっていて...かもしれません)中心から等距離のところに線を引かれる安定した形の「円」はもう一つの「円」と接する点は一点。とがった部分があると刺し合うこともあるかもしれないけれど、辺と辺で接することもできるという話をしました。Fの軽さやPの破裂音が持つ力強さなどにも言及しました。何か一つでも心に残り、この海外での経験、研修中の体験が高校生活、そして人生の中で役立つことを願って止みません。「Passionだけで生きていくことってどう思いますか?」その問いに率直に答えるとするなら、「62年めを迎える今年、まさしくPassionだけで生きてきました。」が答えとなるだろう。 It is Passion that counts, not educational background!
オーストラリアでの日本語教師生活、オーストラリアから生徒を日本に連れてくるという研修旅行、GLHS10校の海外研修づくり、その継続も、全部そこからスタートしました。abilityもないに等しい自分にいただいた「運」「ご縁」と「お力添え」のおかげです。でもその一番根源にあったのは「したい」「なりたい」「ありたい」という「希望」。稀なる望みが、「願望」願い望むものとなり、「熱望」へと変化し、その「熱」が「波」を生み、「運、縁、力」を呼び込んでくれたのだと思います。 2025年は3分の1が終わりました。2025年度もあっという間に12分の1が終わりました。時間は有限。残された時間が限られている中で、自分に何ができるのか、何が本当にしたいのか、自分が一番役に立つ場所はどこなのか。役割(part)は何なのか?皆さんに問いました。自分にも問いかけています! 実りある11か月になりますように。
昨日の問いかけ、今日の朝、多くの人が声をかけてくれた。思ったことを行動に移す力だ。「運、縁」を呼び込む力だ。