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SSHミラクルチャレンジ 7/1(土)「~個人的な見学の2倍学べる~ 大阪市立科学館研修」

7月1日(土)、SSHミラクルチャレンジ「~個人的な見学の2倍学べる~大阪市立科学館研修」が行われました。

まず初めに、科学館の学芸員の方から講義が行われました。大阪市内にある博物館の数や種類について、大阪市立科学館の前身である大阪市立電気科学館が日本で最初に「科学館」と銘打った博物館であること、日本で最初にノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹氏が研究していた大阪大学理学部の跡地に科学館が建設されていることなど興味深い話ばかりでした。また、科学館の化学展示とその関連の話では、周期表の展示で「実物を知るために、実物を見てもらう」「より興味を持ってもらうために、使われている元素の例として身近にあるものを展示する」「人の行動を考えて、展示の仕方を考える」など、より化学の身近さ・楽しさを伝えたいという思いが感じられました。

 その後、「サイエンスショー」を見学しました。今回のテーマは「重心」です。発泡スチロールの棒やバット、傘などの重心の探し方やトレーなどの板状の物体の重心の探し方、支点と重心が一直線になれば指一本で支えられるはず...と大阪府の地図を指にのせてバランスをとるなど、子どもも大人も楽しめるサイエンスショーでした。ショーの最後はフライパンやお玉、スプーンなどの調理用具をヤジロベーの要領で順に重ねていき、バランスをとる。これには会場の皆さんも大拍手でした。ショー後は担当の学芸員さんが生徒たちの質問に答えてくれていました。

 最後に、各自自由に館内見学を行いましたが、今回初めて参加した生徒は元科学館の学芸員の岳川先生からプラスチック・繊維の展示コーナーで、天然・半合成・合成プラスチックや繊維の説明、展示物を収集したときの話などをしていただきました。展示物は天井にもあり、驚きです。

 今回の研修で、科学館の役割や化学的な知識・技能、展示方法の工夫などが学習できたものと思います。生徒たちは解散後も熱心に各フロアーの見学を行っていました。

 今回の企画をサポートしてくださった岳川先生、科学館の皆様、本当にありがとうございました。

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