きしわだ自然資料館にある電子顕微鏡を使わせていただきました。
前回は、クモの糸とトンボの翅。今回はクマムシを観察しました。
さて皆さん、クマムシをご存知でしょうか?
クマムシとは、大きさ0.1~0.8㎜で、四対の肢があり緩歩動物門に位置づけられています。
ノコノコと歩く姿はとても可愛らしいです。
今回観察したものは、学校やその周辺から採取したコケの中にいたものです。
クマムシは、干からびたコケや池の中、砂浜、南極大陸、深海などに生息し、いろいろな種類のクマムシがいます。同定するためには、側毛はあるか、爪の主枝・副枝は離れているか、口の構造はどうなっているのか、、、などを観察する必要があります。
まずは、試料づくり!
肉眼でもギリギリ見えるサイズですが、細かい作業なので実体顕微鏡を用います。
この試料づくりが難しい!
電子顕微鏡での観察です。
電子顕微鏡を使うことにより、爪の形や体の構造を確認することができました。