京都造形芸術大学 吉田大作先生の講演内容の紹介

ユメミルタイムデザイン  ―時間の問題を解決する―

 

京都造形芸術大学 吉田大作先生

 

 毎年大好評の名講義。今年は、6月10日(水)中間年次生対象に開催されました。

心地よいトークに引き込まれ酔いしれた、あっという間の80分間でした。

講演から、ほんの少しのおすそ分け。

 

 例えば自分のことを、「まじめ―不真面目」「才能あり―なし」「友達多い―少ない」どっちだと思う?

それって何かと比較してそう思っているんだよね。

高校生がよく使う言葉で、「どうせ私は」「別にいいんだ」というのがある。

面白くない、めんどくさいって思ってしまうのはなぜなんだろう。

 マインドセットと言います。

あなたの持つ基準や価値観は、あなたの学んだ経験や考えたことから形成されます。

この時期に何を学び考え、考えたかが大切になってくる。

 

 コミュニケーションのワークをして。

気づいてほしいのは、我々は相手の話を聞いているようで、実は本気で聞いていないということ。

聞き手は、相手の目を見て、考えを受け止めようとし、

話し手はどうにか伝えようという思いがないと伝わらないのです。

 

 自己効力感(やればできると思える)のある人になってほしい。

やる気持続のポイントはドーパミンが出るかどうか。

これは、楽しみ、目的達成、ほめられる、新しい行動を起こす、

好奇心、おいしい食べ物、恋愛やときめいた時に出るものです。

ほら、「いいね!」ってあるよね。あれ、人からほめられドーパミンが出るのです。

これにはまると、現実生活や学習が退屈で面白くないものになる。

だって、結果が出るのにはものすごく時間がかかるから。取り組まなくなる。

 

 夢を実現する学生と出来ない学生の違いを調査しました。

ポイントは口癖です。実現できない学生の口癖は、「無理、苦手、難しい、疲れた、むかつく...」

実現していく学生の口癖は、「楽しい、面白い、ありがとう、やってみよう」だったのです。

初めてでも、苦手でも『よーし、やってみよう』の精神でいこう。

AKBでも今残っている子はみんな前向き。目の前のことに意味を与えているのは自分なんです。

たとえば、初対面の人を見て、「苦手だな」と思うか「この人の魅力は何だろう」と思うか。違うでしょ。

 

 1日10分でもいいから、自分の時間を取り戻して積み重ねていってくださいね。

才能は誰もが持っている 才能の伸ばし方を知らないだけ。才能は持って生まれたのもではない。

才能=行動の積み重ね=時間の積み重ねなんです。「どうせ私は」とは考えないこと。

 

 最後には特別手帳を一人ずつにプレゼントしていただきました。

今日この日が、誰かの何かに変化をもたらしますように。(K)

 

IMG_0901.jpgIMG_0883.jpg

カレンダー

2024年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30