「社長さんと話そう」を開催

11月17日(木)、1年生対象キャリア教育事業「社長さんと話そう」会を開催しました。中小企業家同友会の協力を得た本校2回目の取組みです。13名の社長さんに、座談会方式で2回もお話をしていただきました。

「ソファにふんぞり返って、偉そうにしているオッサン」が生徒たちの社長さんのイメージだったようです。しかし、実際に自分たちの目の前に現れたのは、気さくな紳士であり、話をよく聞いてくれる淑女でした。

 5限目は、社長さんに聞いてみたいことを生徒たちが社長さんにぶつけてみました。

「有限企業と株式会社の違い?」「どうやったら社長になれるのか?」「人を雇うときはどこを見るか?」「社長さんの宝物は何?」などなど、次々に質問をしました。制限時間いっぱいまで社長さんはお答えくださいました。

 6限目は、生徒たちの居住地別での地元の社長さんとの交流でした。これは、生徒たちが就職する条件の一つを近場と考え、地元の社長さんから話を聞いてみようというコンセプトです。まず、日本には会社は何社ありますかという質問から考えました。答えは382万社です。そのうち中小企業の割合は99.7%。つまり、ほとんど日本の企業は中小企業とわかり、生徒たちは驚きます。ちなみに中小企業の従業員数は日本の労働者の7割とも言われています。そんな事実から生徒たちは中小企業を身近なものに感じ始めます。

「いくらいいものを作っても売れないことがある。営業をすることで、人の気持ちを考えるようになった。友人からも変わったなと言われ、それが社長になっても活かされている」

「会社選びはいいとか悪いだけでではなく、合うか合わないかもある」

「社会人になれば、自分の時間が無くなる。だから、今のうちに自分のために勉強やスポーツに頑張ってほしい」

 社会の第一線で働く大人の言葉に重みを感じる生徒たちでした。生徒にとっては素晴らしい機会となりました。お世話になったすべての社長さん、ご協力ありがとうございました。

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 生徒アンケートから

・まず、社長と言ったら「金持ち」という偏見を持っていたけど、そんなこともないことを知った。

・正直、社長って何してるのか、社員さんの監視してるだけ?とか思ってました。でも、今日の話を聞いて、社長さんは一日中会社の事、会社のこれからのことを考えていて、それは大変なことがわかりました。

・社長さんは、社員の事を考えて、ブラック企業にならないように大変な仕事をされていることを感じました。

・社長さんはすごいなと思いました。私たちが出した質問にすぐに返答してくれたり、ちゃんと社員さんの事を考えたりして、尊敬できるなと思いました。私もこんな社長さんの下で働きたいなとも思いました。

・働くことって、自分の給料や利益のためだけだと思っていし、それが一番大切だとも思っていた。でも、人のために働くと思ったら、自分の気分もいいし、少しくらい嫌なことも頑張れる気がして、今嫌なこともちょっと我慢してみようと思った。

・今までは大きい会社に入って働きたいなと思っていたけど、小さくても少しでもやりたい事ができるのならば、大小は関係なく会社に就きたいと思った。いろんな会社を知るいい機会になった。

・中小企業の話を聞いて、とても考えさせられた。普段は大企業の話ばかりが耳に入ってくるので、大企業の方が多いと思ってました。でも、中小企業の割合が99.7%と聞いて驚いたし、自分の将来の視野が広がった。

・相手に「ありがとう」と言ってもらえる嬉しさが聞けてとても勉強になりました。

・自分でも社長になれるかもしれないから、いろいろ頑張ろうと思った。

・まず高校のうちはしっかり勉強を頑張ることが大事だと思った。

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