理療系学科の特長 その8「専門学校との違い5」

 視覚支援学校の特長の第5弾は「卒業までにかかる費用が断然安い」です。

 入学時に理療科・保健理療科共通で実技で使用する白衣やバスタオル、手ぬぐい、手指消毒液の購入費用が要ります。今年度は白衣2セット、バスタオル2枚、手ぬぐい6枚、手指消毒液1本で、合計2万3~5千円でした。

 あと「はり師・きゅう師」の免許取得もめざす理療科では、はり実技に必要な鍼や消毒綿花、指サックなどの道具を購入します(今年度は入学時に7千円弱かかりました)。これらは消耗品なので、授業や自宅での練習でなくなれば、その都度、購入する必要があります。

 国家試験を受ける時に受験手数料が、合格した後には免許登録料などが別途必要です(1免許当たり合計3万4千円くらいかかります)。

 ここまでは視覚支援学校も専門学校も大して変わりません。

 視覚支援学校では、あとはPTA会費などの諸費用がかかるくらいで、入学金や授業料は何と要りません‼ 一方、専門学校では入学金と授業料を合わせて3年間で最低4~500万円はかかるみたいです。

 さらに視覚支援学校では就学奨励費という制度があって、この制度によりまず教科書は無償で提供されます。一方、専門学校や大学はすべて自己負担です。

 そのほか、視覚支援学校は同じく就学奨励費制度により通学のための交通費や給食費が前年度の世帯収入に応じて、全額免除、あるいは半額免除される場合があります(ここ数年は大阪府の施策で給食費は世帯収入に関わらず全生徒を対象に無償化されています)。

カレンダー

2025年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30