視覚支援学校の特長の第6弾は「個々の見え方に応じた教科書・資料及び教材が提供される」です。
専門学校では、当然のことながら教科書は10ポイントほどの文字で書かれたものしかありません。
一方、視覚支援学校では、教科書は弱視者用に14~16ポイントほどの大きな文字でかかれた「拡大文字版」、全盲者用に点字で書かれた「点字版」以外に、墨字も点字も使憎い人用に、教科書の内容がCDに吹き込まれた「音声版」、iPadや点字ティスプレイを使った携帯用電子機器に教科書のデータを入れる「電子書籍版」を選択することができます。
教科書とは別に授業で提供する資料も、国家試験の文字の大きさにならって、16ポイントや22ポイントで書かれた「拡大文字版」や「点字版」以外に、音声パソコンで読める「データ版」、iPadなどのタブレット端末でみられる「PDF版」など、視力状況や学習方法に合わせて、様々な媒体で提供しています。
そのほか、拡大読書器や書写台などの貸し出しも行っています。詳細はこちら(理療系学科~北視覚の特長~ その9 「目が見えにくいのにどうやって勉強するの?」)をご覧ください。
6回に分けて視覚支援学校の専門学校との違いを説明してきましたが、いかがでしょうか。
以前のブログでも「同じ資格を取るなら行かなきゃ損々‼」と書きましたが、視覚障がいに配慮した手厚い指導が受けられて、授業料などがかからずにあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の免許が取れる、視覚支援学校ってとても魅力的じゃないですか⁈