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8月10日(土)ニュージーランドの教育システムについて②「未来教育指数」世界一位の教育

8月10日(土)ニュージーランドの教育システムについて②「未来教育指数」世界一位の教育

Mount Albert Grammar SchoolのPatrick校長やInternational Officeのスタッフ、教職員研修で話しかけてきてくれたフィジー出身の数学の先生、現地エージェントのデイビッドさんやマリさんから伺ったニュージーランドの教育システムについて、調べたことも含めて少しまとめてみます。

ニュージーランドの学校は、公立学校(state schools=国立だけで、日本ような都道府県立や市町村立はない。)と私立学校(private schools=教会などが設置するものが多い。)に分けられ、9割は公立学校です。 学校教育は、学前教育(Early Childhood Education 5歳の誕生日になったら小学校に通学を始める。)、小学校(Primary School 6歳から11年間が義務教育期間。)、中学校(Intermediate)、高校(Secondary School)の段階に分かれていますが、Mount Albert Grammar School のように、中高一貫校も多くあります。一方で、この公立の中高一貫校の中には、1869年創立のニュージーランドで最も伝統と歴史のある名門進学校のAuckland Grammar School(生徒数2500人)のような男子校や、1885年創立の女子高Auckland Girls' Grammar School(生徒数1400人)があり、女子高では、高校部門のみの1917年設立の名門校Epsom Girls Grammar School(生徒数2200人、大学進学率か高く、スポーツも盛んな文武両道に加えて、世界クラスの音楽・演劇ができるシアターのクリエイティブアートセンターが校内にある。)などがあります。

Mount Albert Grammar Schoolも、year9~10(12歳~13歳)は男女別学で、year11~13(14歳~17歳)になって男女共学にするというように、男女を分けて学ばせる学校が日本の公立学校に比べて多くあるような感じです。何らかの科学的知見や根拠があるのでしょうか。

どこの学校に行くかは、学区で決まっていて、学区内で自分に合う学校でを選ぶのと、年4学期制で、一斉の入学式や卒業式はなく、誕生日でその年齢の学年に入るのが基本であり、6歳から16歳までの11年間(高校1年生まで)は義務教育なので、日本のように入試による振り分はしないようです。その点では、言語能力や数学力、運動能力、創作力など、多様な能力や個性を持つ生徒が同じ学校で中高時代を過ごすことで、多様性を理解して活かすことになり、日本のように12歳や15歳の時の1回のペーパーテスト結果で「学力」別の輪切りにせず、創造性を育てる未来志向になっているのかと思いました。

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