0725 終業式で「良い習慣は才能を超える!」

 「良い習慣は才能を超える」という話をします。佐々木常夫さんという方の体験された経験からのアドバイスです。

佐々木氏が新入社員の頃、「新人に割り振られる雑用のような仕事」をなめて、ミスを連発し、事あるごとに上司に怒られていたそうです。

しばらくして、「これではちょっとまずい」と思い、どうしたらミスを起こさずにすむだろうか、もうちょっと効率的にできる方法はないかと、小さな改善目標をメモにして、少しづつ達成していったそうです。

 そうすると、最初いやだった仕事がだんだん楽しくなってきて、ある時振り返って手帳に書きとめた言葉が「良い習慣は才能を超える」だったそうです。

具体的に紹介しますと。

 一つめ 早寝、早起き、朝ごはんを必ず食べる。運動して体を鍛える。

 二つめ 「仕事面で」常に目標を設定し、それを必ずどこかに書き留めるようにしたそうです。

つまり、良い習慣はスキル(能力)を超えるものであり、仕事に大切なのは良い習慣と高い志なのです。みなさんにとっては勉強がそれに当たりますね。

もう一つ重要な事を述べておられます。

それは、仕事で伸びる人は「学力のある人」であると。

「学力」とは「まなぶ・ちから」だそうです。

自身を取り巻く環境から「あらゆることを学び取る力」を持ってほしいということだそうです。

「謙虚」とか「素直」という言葉も思い浮かびます。あとは「高い志」を持つ事に尽きるそうです。

 

学校教育でも、とても大切な点です。

吹田東高校生として、「謙虚」「素直」である生徒は多いと胸をはって言えますが、あと、「高い志」を皆さんに求めたいのです。

 具体的に申しますと、3年生は、学力の一番伸びる学年です、センター試験、一般試験まで受験勉強に取り組んでほしいのです。大学等の就職活動時、早く進路を決めた人より、一般試験まで努力した人は評価が高いようです。1、2年生は、来年度の進路及び選択科目等決める際、今一度高い志をもって、準備をすすめてください。またよい習慣をつける時です。部活動に取組みながら、図書室で本を読むとか、自習室を活用するなど有意義な夏休みを送ってください

 2学期の始業式で、良い習慣を身につけたみなさんの元気な姿をみることを期待して、終業式の式辞とします。

 

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