0228 第41回卒業式 元気に巣立つ

第41回卒業証書授与式を挙行いたしました。今年も、多くの卒業生が、吹田東高校を巣立ってくれました。これからの活躍に期待しています。卒業の歌は、「やさしさで溢れるように」。いい選曲です。式辞要旨は写真の後 

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式辞要旨 新しい世界に飛び立つ皆さんに、私の思いをはなむけの言葉として送りたいと思います。新しい世界に跳び立つ皆さんに、「失敗から学ぶ大切さについて」を紹介いたします。まず失敗をしていいんです。失敗はするものなのです。ただ、失敗を正当化しないこと。ごまかさない。それと、正しい原因を把握することの、2点です。

 一つ目は、失敗から学ぶと、口で言うのは簡単ですが、「失敗を認めたくない」人が多いのです。自然と脳がブレーキをかけるのです。失敗から学ぶためには、失敗を失敗だと自分で認識しなければなりません。「自分のせいじゃないんだ。」とか、考えませんか。これは、失敗から学ぼうとするあなたにとって大きな壁になります。失敗の定義を変えて、失敗は誰もがすることだと考えても構いませんので、自分の行為を自分で認めましょう。それをしない限り学ぶこともできません。二つ目は、正しい原因を把握することです。勇気を出して自分の失敗を認めても、原因がわからなければ、そこから得られるものはありません。そこが重要なのです。そして、最初に現れた問題を真の原因だと思わないことが大切です。これが原因ではないかというものについて、列挙してみてください。できるだけ過去まで振り返ってください。場合によっては、原因と思われるものをフローチャートのような形で書き出すのもよい試みです。出来事の流れをつかんで、自問しながらです。自分に問うべき質問は、こんな感じです。•出来事の発生順序。•小さな失敗だが、関連するかもしれないもの。•そもそも仮定が間違い。•できる課題だったのか。•ほかにも方法があったのでは。なかなか出てこない場合もあります。それを見てた上司や友達、家族に助けを求めることは、決して弱いことではありません。むしろ、自分をさらけ出す強さが必要なのです。そう、最後のポイントは、挑戦です。挑戦し続けること。失敗は誰もがすることなので、恥ずかしいと思う必要はありません。視点を変え、失敗を楽しんで、そこから学べる方法を見つけてください。関連することわざもたくさんあります。「失敗は成功のもと」、「三度目の正直」、「転んでも、ただでは起きぬ」、「捲土重来 けんどちょうらい」

 吹田東高校で学んだネットワーク、フットワーク、ヘッドワークを大切にする中で、自分が成長しているのを感じられると思います。スイヒで過ごした経験を、明日からまた新しい人生に、生かしてください。これからの新しい時代、国と国の境のないグローバル社会の中、いろいろな山あり谷ありかと思いますが、「失敗をしても、転んでもただでは起きぬ」そんな、大きな気持ちで、さらに活躍されるのを期待しています。またこれからは卒業生として、母校の発展にも力を貸していただきたいと思います。

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