0805 1学期終業の会の式辞

7月31日に1学期終業の会を行いました。

その際に話した式辞をこちらに載せます。

**************

みなさんこんにちは。

来週も短縮授業は行いますが、ひとつの区切りとして本日、放送での「終業の会」を行います。まずは私から話をさせていただきます。

みなさん、本当に、1学期お疲れ様でした。コロナに始まり、これまでと全く違う1学期でしたが、本当によく頑張りました。全員に賞をあげたい気持ちでいっぱいです。皆さんも自分を褒めてあげてください。

2020年代は、決められた答えのない時代、過去と同じやり方が通用しない時代だと言われてきましたが、まさしくその象徴のような2020年の幕開けでした。今も、コロナ2波かと言われる拡大の訪れの中で、皆さんの中には、入試は大丈夫だろうかなど、心配なことがたくさんあると思います。

こういった先が見通せない時代を生きていくうえで、大事だと思うことを3つ、皆さんにお話ししたいと思います。

一つ目は、「具体的な目標を持つ」ことです。人生はよく航海にたとえられます。四方が海だと、どこに向かっているかわからなくなります。そんなとき、方角を示すコンパスを持たずにひたすら頑張って船を漕いでも、ぐるぐるおなじところを回っているだけ、ということにもなりかねません。人生における「具体的な目標」というのは、このコンパスのようなものです。上級生の皆さんは、漠然と勉強するのではなく、第1志望の進路先をしっかりと決めて、そのための準備をしましょう。具体的な目標があるのとないのとでは、目的地に進む速さが違うことを覚えておいてください。

2つ目は、「目の前のことを着実にやっていく」です。校長ブログに4月ごろに書いた話になりますが、私は一度42キロのフルマラソンにチャレンジしたことがあります。そのときにコーチに言われたことは走り始めたら足元を見なさい、ということでした。見えないゴールばかりを見ていると嫌になることもあるかもしれないけど、一歩ずつ足を前に出していき、それを見ると、自分が前に進んでいることを実感できる、そして、必ずいつかゴールが来る、と言われました。結果、6時間近くかかりましたが完走できたことは一生の思い出です。

これはあらゆることに適応できる考え方と思っています。たとえば、入試がどうなるか心配でも、勉強して自分の実力をつけておくことは、「今」できることです。先を見てばかりいると不安になることもありますが、目の前のことをしっかりとやっていきましょう。

 最後の3つ目は「思いやりと優しさを持つ」ことです。「人間」という文字は人と人の間と書きます。どんな時代になっても、人と人の関わりがなくなることはありません。人を思いやることができる人が最強だと、私は思っています。

 梅雨も明けて本格的な夏の暑さがやってきました。くれぐれも、事故や熱中症に気を付け、健康に過ごしてください。

 以上で、私からの式辞を終わります。

カレンダー

2024年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30