先週木曜日、文化祭が無事に開催されました。
翌日の放送での話でも、生徒の皆さんにはお伝えしましたが、直前まで、学校閉鎖や学年閉鎖があり、どういう形で行うのが良いのか、とてもとても悩んだ文化祭でした。
校長として達成したいと願っていたのは、「全クラスで開催する（学級閉鎖がある状態ではなく）」ことと「3年生の保護者の皆さまには少しの時間でも高校最後の文化祭を見ていただく」の2点でした。（本当は１・2年生の保護者の皆さまにも・・と当初は思っていたのですが・・）
何とか開催できますようにと、悶々としながら当日を迎えましたが、日頃の生徒の皆さんの行いのおかげで（！）、両方叶えることができました。とはいえ、学校を休まざるを得ない状況にあった生徒がいたことも事実で、文化祭を楽しみに準備してくれていたのになぁと思うと、心苦しい部分もありましたが。
さて、肝心の文化祭ですが、生徒の皆さんの底力や、才能を思う存分見せてもらった1日でした。
3年生は準備期間も結果的には長くなり、さすが最高学年というパフォーマンスや展示を展開してくれました。１・2年生は学年閉鎖を乗り越えて、急ピッチでの準備で素晴らしい完成度を見せてくれました。
ホームページでも様子を伝えていますが、校長ブログでもそちらに載っていない写真を中心に紹介したいと思います。
こちらは制作部門で優秀賞を取ったクラスの作品です。制作部門は、2クラスともジェットコースターを制作し、夏休み中からかなり気合を入れて準備をしてくれ、本当に素晴らしい作品となりました。乗っても楽しいコースターでした！
安全対策のため、何度も試乗をし、私も含めた教職員10名ほどで細部までの最終確認をし、当日のオープンを迎えました。
3年生は７クラスがステージ部門に出場しました。また、有志での発表も4組あり、素晴らしいパフォーマンスに、とても盛り上がりました。（写真はダンスを踊ってくれた有志のチームのものです）
また部活動は、軽音楽部はチケット制での観客制限、吹奏楽は中庭の喚起の良い場所で、ギター部やマリンバクラブ同好会も、感染症対策を徹底しながら演奏を行ってくれました。（写真は軽音学部と吹奏楽部です）
他にも部活動は美術部・書道部・イラスト部・科学部・ESS部・・・。全て書ききれませんが、コロナ禍で制限のある中での準備でしたが、皆さんのチームワークと、教室で見せる姿とは違う一面が見られて、とても素晴らしかったです。
私自身の高校時代を振り返ると、実は体育祭や文化祭が少し苦手だったなぁと懐かしく思い出します。クラスで盛り上がっている才能のある友人たちが羨ましくて。そんな切ない思い出も含めて、学校行事は自分自身の成長の糧になったなぁと懐かしく覚えています。
きっと生徒の皆さんにとっても１０年後も２０年後も思い出してもらえる文化祭となったことを願っています。