50期生(2年生)の修学旅行の付添にいってきました。
今年は例年と行先を変え、東北地方3泊4日。生徒たちは最初の2泊は、岩手県陸前高田市の各ご家庭での民泊をさせていただきました。
生徒達の様子は、公式インスタグラムにたくさんの写真があがっていますので、そちらにお任せし、私はこの旅で感じたことを書きたいと思います。
まず民泊で受け入れてくださった各ご家庭の皆さまのあたたかさに触れて、本当に感動しました。
自分だったら見知らぬ高校生を何人も家に泊められるかな、と不安になりますが、家族のように受け入れてくださり、
農作業や漁業のお手伝いをしたり、運の良いグループは到着するなり子牛の出産に立ち合ったところもあったようです。
また複数のご家庭合同で、バーベキューをしてくださったり、震災の際のお話を聴かせてくださったところもあったとのことでした。
↑こちらの写真は陸前高田の「奇跡の一本松」です。ここでもたくさんの生徒達が受け入れ先のご家庭に連れて来ていただいていました。この奇跡の一本松が残ったのは、すぐそばにあるこちらのユースホステルが被害を受け止めてくれたから、ということだそうです。
また、近くに、震災遺構「気仙中学校」がありました。
この中学校では全員高台に避難して無事だったそうですが、屋上の高さより高い位置に津波が来ています。
実際に自分が学校を預かる身として、自分がここの校長だったらと、身が引き締まる思いでした。
その他、「伝承館」も見せていただきました。3月11日の震災後、実に1週間程度で主要幹線道路の復活が行われている記録などは、ただただリスペクトしかなく、陸前高田市を今回訪れて自分が感じたことをしっかりと持ち帰り、語り継ごうと思いました。
きっと生徒の皆さんも多くのことを感じたに違いありません。
受け入れ家庭の皆さんとのお別れの会では、ハグをしている姿もあちこちで見られ、感動的でした。
これまで何度も修学旅行の付き添いには行かせてもらっていますが、私にとっては最も想い出深い修学旅行となりました。