めざす学校像


 『挨拶の飛び交う 秩序ある元気な学校』
再編統合により、本校三十三年の幕を閉じることになる平成二十二年度。より望ましい形での閉校をめざす。
誰にでも、教職員に対しても、地域のみなさんにも、本校を訪れた方にも、誰にでも元気な挨拶を投げかけることが自然にできる。そして、生徒一人ひとりが社会のルール・校則などをきちんと守ってけじめある高校生活を送る中で、飽くことなく可能性を求めて勉強や運動に励み自己実現を図る学校の実現をめざす。

学校教育活動の方針

「地域に愛され信頼される学校」「 挨拶の飛び交う、秩序ある元気な学校 」の実現をめざす。教職員の共通理解の下、保護者や地域住民との連携を強化しながらやさしさと温かみを基盤に厳しく粘り強い生徒指導を展開し、規範意識を高めると共に基本的生活習慣の確立に努める。
そのような取り組みの中、学習面でも基礎基本を徹底して教え込み、確かな学力を定着させ進路実現を図る。
学習指導の方針
ア 授業規律の向上と秩序ある学習環境の確保
イ 基礎・基本の徹底
ウ 魅力ある授業の実践
特別活動の方針
ア 部活動及び生徒会活動の活性化
イ 各種学校行事の活性化
健康管理と指導の方針
ア 健康診断受診・自己点検の徹底
イ 学校保健推進体制の確立と学校保健委員会の活性化
道徳教育及び生徒指導の方針
ア 人としての基本的な倫理観や豊かな心の涵養
イ 「心の再生宣言」を踏まえた実践的な取り組みの推進
ウ 基本的生活習慣の確立と規範意識の向上
エ 校則等の遵守と欠席、遅刻、及び早退の防止
オ  中途退学の防止
カ  美化清掃活動の充実
進路指導の方針
ア 自らが将来のあり方、生き方を積極的に考えるキャリア教育の充実
イ 進路実現に向け、適性検査、ガイダンス、支援学校との交流、及び保育体験等を積極的に推進する。
ウ 昨年度途中から配置された外部支援者との連携を強化し、求人開拓を推進すると共に生徒の実力アップを図る。
人権尊重の教育の方針
ア 望ましい人権意識の向上
イ 人権侵害を許さない学校体制の構築

学校運営の方針

生徒を取り巻く社会環境の激しい変化の中、さまざまな教育課題が山積している。課題克服と教育目標の達成に向けて、全教職員が校長の経営方針に基づき自らの目標を明確にすると共に、組織体の一員であることを常に意識して校務に当たる。

ア 校務運営体制の確立
 教育活動全般にわたる諸課題に機敏かつ的確に対応するためには、校長を中心に全教職員が一丸となって校務に当たる学校運営体制の確立が不可欠である。校長の学校経営方針に従って、職員会議等で職員会議等で全教職員の共通理解を図りつつ一致協力の下に校務運営が行われるよう努める。また、首席・分掌、及び学年団の連携を強化し、よりよい校務運営体制の確立をめざす。
イ 開かれた学校づくりの推進と家庭・地域及び関係諸機関等との連携強化
家庭や地域社会のニーズに応え、創意工夫を凝らした教育活動を展開するために、生徒や地域の特性を深く理解すると共に、保護者や地域社会の意見を積極的に汲みあげ学校運営に反映させる。

(ア) 懇談会の期間等、あらゆる機会を活用して授業公開を推進する。生徒による授業評価を本格実施し、結果を速やかに日々の授業に反映させる。
(イ) 中学校との連携を強化し、本校の現況や生徒の活動状況を報告すると共に、中学校からの要望等を真摯に受け止めることによって、学校運営の改善を実効あるものとする。なお、訪問の際には、生徒の人権や個人情報の保護に十分配慮する。
(ウ) 学校ホームページをさらに充実させるなど、広く学校情報の公開に努める。家庭との連絡を密にし、学校からの情報発信を頻繁に行なう。特に重要な情報は、文書で郵送をする。
(エ) 学校教育自己診断結果の有効活用を図る。
(オ) 学校協議会の活動をさらに活性化し学校教育自己診断との連動を図りながら効果的運用に努め、学校運営に速やかに生かす。
(カ) PTA活動に保護者、教職員の積極的な参加を呼びかけ、生徒の健やかな成長を願って両者が連携を深め、積極的な活動を展開する。
(キ) 警察署、消防署、子ども家庭センター、及び保健・医療機関など地域の関係諸機関との連携を強化し、未然に事故を防ぐと共に問題発生時は速やかに対処する。
(ク) 富田林支援学校との交流や幼稚園での保育体験を、豊かな心の涵養と共にキャリア教育との関連で位置付けさらに実り多いものにする。
ウ 生徒・職員の健康管理
(ア) 日常の健康教育の充実や健康診断受診の徹底、及び日常の健康チェック等の自己点検により、結核や麻疹をはじめとする感染症等の発生や罹患の拡大防止に万全を尽くす。
(イ) 衛生管理に注意し、食中毒の発生を未然に防ぐ。
(ウ) 学校保健委員会を活性化するなど、学校保健推進体制の整備に努める。
(エ) 職員の健康管理については、定期検診の徹底や人間ドック等の活用及び産業医による健康相談の積極的活用等により、疾病の早期発見、早期治療に努め、健康の維持増進を図る。
エ 施設・設備の維持管理の徹底と危機管理体制の充実
(ア) 公共物を大切に扱う態度を養い諸経費の節減に努めると共に、予算の効率的執行について工夫する。
(イ) 管理分担の責任の所在を明確にするなど、各室に火元管理責任者を定め、日常の点検はもとより学期毎の安全点検を実施して施設・設備の保全に努める。また、清掃活動を活発にするなど校内美化に努め、情操豊かな環境づくりを推進する。
(ウ) 不慮の事故災害を想定して、所轄消防署の指導の下、年2回の防災訓練を実施し災害に備える。
(エ) 日ごろから防犯意識を高め、緊急時における安全確保の方法について理解を深めると共に、あらゆる緊急事態に対処できるよう危機管理マニュアルを整備し、教職員の連絡・配備体制等について周知徹底を図る。
オ 部活動の活性化
(ア) 興味や関心等を的確に把握する中で、教員の特技を生かした多様な運動部及び文化部の門戸を開き、放課後一人でも多くの生徒が残って活動できる土壌をつくる。
(イ) あらゆる機会に部活動の意義や楽しさを伝えるなどして興味や関心を高め、活性化につなげる。

教員の研修方針・研修計画

ア 研修方針
(ア) 教職員の資質向上
a 評価・育成システムの効果的運用を図る。
b 日々の研究と修養を通して、教育公務員としての自覚を高めると共に切磋琢磨し合う職場風土の醸成に努め、一人ひとりの力量形成を図る。
c 授業研究に努め、生徒の自己実現達成のために自らの能力を存分に発揮しながら達成感や充実感を味わう。
d 校内研修等の充実を図るとともに、教育センター等、校外での研修や講習会の積極的な活用、及び研究授業等の実践に努め、指導力の向上を図る。
(イ) 研修内容の共有
a 研修会や講習会及び長期休業中の研修等で獲得した成果を伝達・発表できる機会を設け、成果を全教職員で共有する。
イ 研修計画
(ア) 1学期
・新転任教職員研修(4月2日)
・生徒指導上及び緊急の課題についての校内研修(随時)
・「禁煙教育」実施に向けての事前研修(5月13日)
・教職員研修 「救急処置法講習会」(5月25日)
・「保健安全講習会」(7月7日)
・「障がい者理解について」の新着任者校内研修(7月15日)(富田林支援学校との授業交流)
・教職員研修 「生徒の自立・特別支援について」(8月25日)
(イ) 2学期
・「薬物乱用防止教育」実施に向けての事前研修(9月30日)
・教職員研修 「心の健康相談研修―ケースを中心に―」(10月14日)
・「性教育特別授業・性感染症予防HR」実施に向けての事前研修(10月21日)
・教職員研修 「人権教育に関する研修」(11月22日)
・「障がい者理解について」の校内研修(12月21日)(富田林支援学校との授業交流)
(ウ) 3学期
・教職員研修 校務全般に関する研修 (1月20日)

本年度の教育目標

ア 「休まず、遅れず登校させる」
イ 「授業規律の向上を図る」
ウ 「わかる喜びや達成感などを味わわせる」
エ 「帰属意識を高め、中途退学者を減らす」
オ 「禁煙教育・禁煙指導のさらなる充実を図り、成果をあげる」
カ 「進路決定率100%をめざす」

本年度の具体的な取組計画

ア 学習指導等
(ア) 学習指導
学力・学習意欲の低い生徒に対し学習に対する取り組み方から指導し、基礎・基本を重視した授業内容で「わかる喜び」を味わわせ、学習の結果がもたらす自己実現を目標に持たせる。
a 授業規律の向上と秩序ある学習環境の確保
授業中の規律指導について、昨年度基本ルールを明文化したが、全教職員の共通理解を図るとともに、全生徒に徹底させ秩序ある学習環境を確保する。
具体的取組として、
(a) 各学期の初めに、授業中の規律確立の意識付けのため「チャイムからチャイムまで」運動を実施する。
(b) 毎時間チャイムの直前に、授業のない教職員が廊下で声がけし、生徒を教室に追い込む。
(c) 規律違反者に対し個別指導をおこなうため、指導当番が職員室に待機さる。
(d) 指導困難な授業に対しては、T・Tなど必要な対応をとる。
(e) 定期考査には廊下当番を配置するとともに、必要に応じて複数の監督を当てる。
b 基礎・基本の徹底
基礎・基本を重視した授業の展開によるきめの細かい指導により、「わかる喜び」や充実感、及び達成感を味わわせる。
具体的な取組みとして、
(a) 「ライティング」で少人数授業を展開する。
(b) 夏・冬・春の長期休業期間には基礎・基本を中心にした学習課題を与え、休業明けには基礎学力考査を実施し、生徒の理解度・到達度を点検する。
(c) 学力に課題のある生徒に対しては休業明け前に講習を実施する。実施教科は国語、数学、地歴・公民、理科、英語。
(d) 定期考査前には、遅刻・欠席の多い生徒を含め成績不振生徒への放課後補習を行う。
c 魅力ある授業の実践
教材の精選、指導内容の吟味に一層努めるとともに、個人指導を含めて生徒の能力に応じた、より効果的で魅力ある授業を実践するよう工夫する。
具体的取組として、
(a) 授業公開期間を設け、教員相互の研修の機会とする。
d その他
英語検定などの受験を積極的に奨励し、放課後、そのための講習を行う。合格者は学校集会等の場面で表彰し、全校生徒の励みとする。
(イ) 学校行事
a 夏季休暇中にも補充授業を行うなど授業日数の確保に努める。行事の実施方法を工夫し授業時数の確保に努める。
b 6月・10月に学年ごとの学習指導会議を開き、個々の生徒の学習指導の状況について情報交換するとともに諸々の課題を抱える生徒に対する指導の方向性などについて協議する。会議の内容は直後の授業公開や保護者懇談にも活用する。
(ウ) 学校図書館の利用
a 昼休み・放課後に図書館を開館し、全ての生徒に対する読書活動を推進するとともに、教室に馴染めない生徒のための「居場所」を提供する。
b 生徒図書委員の活動を通して、読書案内・図書便りを作成し、読書活動を奨励する。
(エ) 健康教育
a 外部講師による参加型禁煙教室を実施し、喫煙の害について理解を深めさせるとともに、喫煙する生徒の禁煙指導及び支援を行う。
b 専門家を招いて講義を聴いたり視聴覚教材を活用するなど、生徒に対する薬物防止教育を実施する。
c 1学期期末考査最終日に部活動部員を対象として保健安全講習会を実施する。
d AED救命講習を含む生徒・教職員向け救急研修を実施する。
e 聖バルナバ病院における思春期講座を受講させるとともに、2学期後半にはLHRを活用して性感染症予防教育を行う。
(オ) 人権尊重教育
a 10月に全生徒を対象とした人権教育行事を実施する。
b 人権課題をテーマとして、専門家を招いた教職員人権研修を実施する。
c 「情報A」の授業において、インターネットやメールの活用に係るマナー教育を行う。また、教職員には携帯電話の使用も含む「情報モラル」研修を実施する。
d 他者理解を深めることを目的として、7月・12月に富田林支援学校との交流授業を実施する。
e 就職差別に係る人権HRを実施する。
イ 生徒指導等
(ア) 生活指導
a 全教職員の共通理解の下、やさしさ・温かみを基盤にした粘り強く厳しい生徒指導や保護者との連携強化などを通して、自己統制力を高める中で遅刻・欠席を前年比6割減らす。
具体的な取組みとして、
(a) 生徒指導部及び学級担任が中心となって遅刻の多い生徒に対して早朝登校指導を行い、遅刻を減らす。日常的に無届で欠席・遅刻をした生徒については学級担任が中心となって家庭連絡をし、保護者と連携して学校への定着を図る。
(b) 服装の乱れを正すため制服の再登校指導を行い、正しい制服の着用を呼びかけ校則を守る姿勢を身につけさせる。
b 授業規律の確立を学習内容以前の課題として捉え、共通理解の下、その確立に向け粘り強く指導する。
具体的な取組みとして、
(a) 教務部・生徒指導部が中心となって明文化した「授業規律の確立に向けての基本ルール」の共通理解を図り、その徹底に努める。
(b) 基本ルールを逸脱し授業の妨げとなるような生徒の行動については、毅然と対処する。再三の注意にもかかわらず教職員の指導に従わない生徒に関しては、退室カードを活用して指導の徹底を図る。
c 懲戒を受ける生徒数を前年度比1割減らす。
具体的な取組みとして、
(a) 懲戒の多くを占める喫煙問題に関して、
〇外部講師を招いて禁煙講演会を実施し、生徒に対して喫煙による害についての啓発を図る。
〇禁煙教育の専門家による教職員研修を実施し、喫煙の健康に及ぼす影響や青少年の喫煙の現状を学び、指導について一層の徹底をめざす。
〇全教員による立ち番・巡視により、生徒にタバコを吸わせない環境をつくる。禁煙教育・禁煙指導を更に強化し具体的成果を上げる。
(b) 生徒指導部が中心となって全教職員で、上記にも掲げた遅刻・制服指導とともに日常的に頭髪指導にも取組む。
(イ) 進路指導
a 自らの進路を具体的なイメージをもって考えられるようガイダンス機能を充実させるとともに、進路に係る相談機能の充実を図り、進路決定100%をめざす。
具体的な取組みとして、
(a) ガイダンス機能の充実として、
・ 希望者対象としていた2年生向け進路別説明会は、LHRを活用して全2年生生徒を参加させる。
・ 保護者向け進路説明会に多くの保護者の参加が得られるよう、内容のさらなる充実を図るとともに、広報の仕方を工夫する。
(b) 相談機能の充実として、
・ 就職希望者に対しては、進路指導部就職係担当者が一学期の早い時期から繰り返して個人面談を実施する。また、7月下旬から8月中旬にかけて受験企業決定のための面談日を設定するなど、生徒・保護者の考え方や気持ちを踏まえた就職指導を徹底する。
・ 大学、短大進学希望者に対しては、日常的に進路指導部担当教員が個別の進学相談に応じるほか、考査期間中には進学相談日を設定して、大学や学部選択など生徒が進学しやすい環境をつくる。
b 自己の在り方、生き方を考えさせ、将来への夢を具体的に持たせる指導を徹底し進路決定率100%をめざす中で、卒業時未定者数を前年度比2割減らす。
 具体的な取組みとして、 (a) 自己の在り方や生き方を考えさせるために、
・ 日常のHRの時間を活用し、「自らを振り返り、自分自身を表現させる」ことを取り入れ、生徒自身によって自己の生き方を考えさせていく。
・ ここ数年、進路が未定のまま本校を卒業する者が多いこともあり、フリーターがいかに社会的にも個人的にも不利な選択なのかを考えさせるHRを実施する。
・ 適切な時期に、適切な内容の進路情報を提供し、生徒が自分の将来、進路について考えられるようにする。
(ウ) 保健・安全管理および保健指導
 基本的な生活習慣の向上を図り、授業規律の確立を目指す。また、保健管理・保健指導を通じて、自尊感情を育て、将来にわたって自己および他者の心身の健康に関心を持ち、ピアプレッシャーや社会の変化に左右されることなく、自らが判断し、行動し、問題をよりよく解決できる能力を身につけさせる。
具体的な取組みとして、
a 保健・安全管理
(a) 定期健康診断のほか、日常の健康観察により生徒の健康状態を把握するなど、教職員間の共通理解を図る。
(b) 健康診断の結果に基づき、疾病の早期治療を促し、保健指導につなぐ。
(c) 必要に応じて個別保健指導を行う。個々の生徒に応じた具体的な指導を実践する。
(d) 特に配慮を要する生徒については、学校(学校医・関係教職員)、家庭、主治医との連携を密にし、安全管理に努める。
(e) 感染症や食中毒等の予防のため、日常的に手洗い・うがいの習慣を促すとともに、定期的に石けんの補充を行う。
(f) 事故発生時に適切な応急処置や迅速な対応ができるよう、生徒・教職員を対象に救急法講習会を実施するとともに連絡体制について教職員の共通理解を図る。
(g) 災害発生時に備え防災訓練を実施する。
b 保健指導
(a) 健康的な生活を送るには基本的な生活習慣の確立が重要であることについて、あらゆる機会を捉えて全ての教職員で指導する。
(b) 性教育指導を「生きる教育」として捉え、性感染症等の予防に関する知識だけでなく、生命の尊重や個性の尊重、相手を思いやる心やより良い人間関係づくりを進める。聖バルナバ病院思春期講座への参加のほか、関連教科と連携を図りながら性教育指導を学年毎に内容を変えて実施する。
(c) 禁煙教育や薬物乱用防止教育は生徒指導部と連携し、専門家による講演など生徒の興味関心に配慮して実践するとともに、年間を通じて保健通信などを活用して啓発を図る。
(d) 熱中症の予防について啓発を図る。夏期休暇前には、部活動生徒を対象とした「保健安全講習会」を実施する。
(e) 感染症や食中毒などへの予防意識の向上を図る。また、感染症や食中毒等の発生・流行時には情報収集に努め、時機を逸することなく、必要かつ正確な情報提供を行う。
(f) 学校保健活動のさらなる充実を図るため、保護者、学校三師、地域との連携を深め、学校保健委員会の活性化を図る。
c 教育相談体制の充実
教育相談主担、学年相談係、養護教諭で定期的に教育相談会議を開き、情報の共有や支援体制の強化を図る。昼休みは相談室を生徒の居場所として開放し、教職員が交代で常駐する。支援が必要な場合は、必要に応じスーパーバイザーと連携を図り、学級担任を含めた関係職員で対策を講じる。また、外部講師を招いて年2回の職員研修を実施し、教職員全体の研鑽を図る。
(エ) 生徒会活動
 生徒の安易な要求に流れることなく、高い目標と計画性をもって規律ある組織をはぐくみ自主的な活動に発展させる。諸々の学校行事を通して参加意欲や主体性を高め、学習活動や進路選択に対する積極的な取り組みにつなぐ。
具体的な取組みとして、
a 文化的・体育的行事において自主的に活動できるよう指導し、自発的・自主的に実践する力を育てる。
b 一人でも多くの生徒が入部し、クラブ活動ができる環境をつくる。参加勧誘や体験入部などを行うとともに、活発な活動ができるよう専門指導者の確保に努める。また、顧問会議等において技術指導面での研究を推進し、活動内容の向上を図る。
ウ 学校運営等
(ア) 校内組織体制の整理・充実
 最後の生徒たちが達成感・満足感をもって卒業できるよう、来年度末での閉校までを見据えた部・委員会などの整理・充実を図る。
(イ) 開かれた学校づくり、学校に係る情報の公開
 地域から信頼され開かれた挨拶の飛び交う元気な学校の実現に向け、可能な限り、可能な方法で本校に係る情報を公開し、広報に努める。
具体的な取組みとして、
a 保護者・卒業生ばかりではなく地域や広く府民から関心を得られるよう、引き続きホームページの内容充実・情報の更新をすすめる。
b ペーパーによる生徒・保護者への情報提供を促進するため、学年通信、進路通信、保健室通信等の内容充実や発行の適正化を図る。
c メール便の活用や電話連絡により、保護者との情報共有、保護者への情報提供を行う。
(ウ) 生徒による授業評価に係る調査・研究
 生徒による授業評価について、その方法や設問、得たデータの活用法について調査・研究をすすめ、1学期末に実施し、2学期以降の授業に活かす。
具体的な取組みとして、
a 運営委員会・教務部を中心として、生徒による授業評価についてその方法や設問、得たデータの活用法について調査・研究をすすめる。
b 1学期末に授業アンケートを実施する。
c 授業アンケートの結果を2学期以降の授業改善に活かす。

沿革の概要


昭和52年3月31日 大阪府議会において大阪府立第118高等学校(仮称)設立のための建設予算が議決され、大阪府教育委員会事務局高等学校設立準備室において開講準備事務が開始される。
昭和52年6月8日 第1期建設工事請負契約の承認が議る。(創立記念日)
昭和52年12月19日 大阪府立西浦高等学校として設置条例が議決される。
昭和53年4月1日 西浦高等学校第1期生564名(12学級)入学。
昭和54年2月28日 第2期工事竣工
昭和54年6月14日 プール竣工
昭和54年9月4日 体育館竣工
昭和55年2月26日 第3期工事竣工
昭和56年3月28日 第4期(環境整備)工事竣工
平成4年4月1日 新制服採用
平成15年4月1日 2学期制採用、7限目授業実施
平成17年4月1日 3学期制採用
平成19年6月8日 創立三十周年記念式典挙行

歴代校長・教頭・事務長


年 度 校   長 教   頭 事 務 長
昭和53年度 松 村 督 之(初代) 石 香   亨 上 野   実
54 松 村 督 之 石 香   亨 上 野   実
55 松 村 督 之 石 香   亨 上 野   実
56 松 村 督 之 安 井 良 一 上 野   実
57 安 井 良 一(2代) 萩 原 雅 雄 平 尾 豊 男
58 安 井 良 一 萩 原 雅 雄 平 尾 豊 男
59 安 井 良 一 萩 原 雅 雄 平 尾 豊 男
60 大 黒   宏(3代) 大 塚   隆 平 尾 豊 男
61 大 黒   宏 大 塚   隆 平 尾 豊 男
62 大 黒   宏 大 塚   隆 堀 内   博
63 大 塚   隆(4代) 楠 山 一 彦 堀 内   博
平成元年度 大 塚   隆 楠 山 一 彦 堀 内   博
2 大 塚   隆 楠 山 一 彦 小 谷 博 文
3 芝 口 達 也(5代) 楠 山 一 彦 小 谷 博 文
4 芝 口 達 也 山 口 英 雄 小 谷 博 文
5 芝 口 達 也 山 口 英 雄 小 谷 博 文
6 芝 口 達 也 山 口 英 雄 中 川 昌 博
7 楠 山 一 彦(6代) 山 口 英 雄 中 川 昌 博
8 楠 山 一 彦 多 田 耕 三 中 川 昌 博
9 楠 山 一 彦 多 田 耕 三 石 原   晃
10 川 俣   勲(7代) 多 田 耕 三 石 原   晃
11 川 俣   勲 山 本 教 彦 石 原   晃
12 川 俣   勲 山 本 教 彦 谷 名   昇
13 豊 田 兼 典(8代) 山 本 教 彦 谷 名   昇
14 豊 田 兼 典 竹 本   猛 谷 名   昇
15 豊 田 兼 典 金 坂 正 廣 平 田 祐 三
16 岡 田   昭(9代) 金 坂 正 廣 平 田 祐 三
17 岡 田   昭 金 坂 正 廣 平 田 祐 三
18 岡 田   昭 重 田 明 彦 江 口   巖
19 岡 田   昭 重 田 明 彦 江 口   巖
20 谷 口 利 広(10代) 重 田 明 彦 江 口   巖
21 谷 口 利 広 重 田 明 彦 深 崎   諭
22 谷 口 利 広 重 田 明 彦 深 崎   諭

設置課程


課 程 別  \  種 別 科 別 修業年限 定 員 備 考
全 日 制 普通科 3 年 200  

生徒の定員・在籍者数及び学級数


学 年 学 科 定 員 現   員 学級数
第3学年 普通科 200 66 78 144 5
合 計 - 200 66 78 144 5

教 職 員























































1 1 9 0 1 0 1 1 0 1 2 17 2 1 1 0 21
0 0 5 1 1 0 1 0 1 0 0 9 3 0 0 1 13
1 1 14 1 2 0 2 1 1 1 2 26 5 1 1 1 34

本校へのアクセス

大阪府立西浦高等学校

〒583-0861 大阪府羽曳野市西浦2丁目
TEL 072-958-0333(代表)
FAX 072-957-4399

近鉄南大阪線古市下車 徒歩15分

大阪府立西浦高等学校地図

校 章

大阪府立西浦高等学校校章

西浦の「西」を図案化し、全体としてのふくらみは古市古墳群をあらわし、南河内の文化の中心であることを象徴するとともに、人の和、将来の発展を意味し明るい校風を作っていくことを誓っている。

校 旗

  

校 歌

1.古代の道に 風かよふ
河内飛鳥の ただ中の
古墳群がる 古市に
久遠(くおん)の真理 求めきて
濁りに染(そ)まぬ 蓮葉(はちすば)の
気高(けだか)く雄々(おお)しく 萌(も)え立たむ
西浦 西浦
生命(いのち)輝け 我らが母校

2.葦(あし)の花散る 難波路(なにわじ)の
蒼穹(そら)に静もる 白鳥陵(はくちょうりょう)
羽曳が丘の 春秋に
きらめく汗に 語らひに
花の輪つくる 友情の
凛々(りり)しく強靱(つよ)く 伸び行かむ
西浦 西浦
生命(いのち)はばたけ 我らが母校

西浦高等学校校歌を聴く

制 服