ご挨拶
西浦高校のホームページにようこそアクセスいただきました。ありがとうございます。
本校は昭和53年に開校しましたが、残念ながら再編整備の対象となり羽曳野高校と統合し、今年度が「西浦」としての最終年度となりました。新校「懐風館高校」は、現在の羽曳野高校の校地で平成21年度にスタートしています。
2学期に入り1週間が過ぎようとしています。PTAが中心となって7月に前庭花壇に播いたミニヒマワリの種が順調に成長し、今見事に咲き誇っています。4月には、5千球のチューリップを咲かせました。最後の卒業式まで残すところ六ヶ月を切りましたが、生徒たちのラストスパートを見守り、賑やかに飾ってくれています。
ミニヒマワリが終わった後は、スイセンを植える予定です。
平成20年に着任以来、本校に求められているのは、「基本的な生活習慣を確立し、規範意識を向上させる中で、基礎基本をきちんと身につけさせる」ことであると心得、「挨拶の飛び交う 秩序ある元気な学校」の実現を教育目標にして、やさしさと温かみを基盤にしながら妥協しない粘り強い指導を実践して来ました。
課題を共有し一丸となった指導を展開する中、地域のみなさんから「生徒のマナーが向上した」「学校が美しくなった」「学校からの情報が的確に発信されている」などの高い評価を得て、「西浦は変わってきた」と言われ閉校を惜しむ声があちらこちらから聞こえて来ます。校長として、うれしい限りです。
地域からの信頼を回復しつつあるこの流れを確かなものとし、さらに望ましい形で来春の閉校を迎えることができますよう全力を傾注してまいります。引き続きのご支援を賜りますようお願いいたします。
平成22年9月1日
校長 谷 口 利 広
(平成22年9月1日)
平成22年度2学期
平成22年12月31日 | 大晦日 |
平成22年12月30日 | 荒れ模様の天候 |
平成22年12月29日 | 年賀状書き |
平成22年12月28日 | 仕事納め |
平成22年12月27日 | 咲き始めは1月の末か |
平成22年12月26日 | 全国高校駅伝 |
平成22年12月25日 | 各地で大雪 |
平成22年12月24日 | 2学期の終業式 |
平成22年12月23日 | 25名が未定 |
平成22年12月22日 | 2学期最後の職員会議 |
平成22年12月21日 | 今朝は濃霧 |
平成22年12月20日 | 自販機荒らし |
平成22年12月19日 | 資質と生活習慣などが |
平成22年12月18日 | 所用で田舎へ |
平成22年12月17日 | 「全国体力テスト」の結果に思う |
平成22年12月16日 | 演奏・歌・ダンスの発表会 |
平成22年12月15日 | 二者択一の決断 |
平成22年12月14日 | 3月中旬のような陽気 |
平成22年12月13日 | 恥を知り誇りをもって覚悟して臨む |
平成22年12月12日 | 寒い朝 |
平成22年12月11日 | 慌ただしい一日 |
平成22年12月10日 | 「よい睡眠」をとる |
平成22年12月9日 | 気持ちを引き締める |
平成22年12月8日 | 明日から期末テスト |
平成22年12月7日 | 期末テスト迫る |
平成22年12月6日 | 平年並みに戻ると聞くが |
平成22年12月5日 | 奈良県内でフルマラソン |
平成22年12月4日 | ドウダンツツジの紅葉 |
平成22年12月3日 | 大荒れの天気 |
平成22年12月2日 | 記念モニュメント建碑工事始まる |
平成22年12月1日 | 少なくなった時間を |
平成22年11月30日 | 招待状の発送準備 |
平成22年11月29日 | 11月もあと2日 |
平成22年11月28日 | 紅葉を満喫 |
平成22年11月27日 | 早く咲き始めるかも |
平成22年11月26日 | 御託宣 |
平成22年11月25日 | 卒業式まで三ヶ月 |
平成22年11月24日 | 11月の全校集会 |
平成22年11月23日 | 雨風で大量の落ち葉 |
平成22年11月22日 | 異業種の人たちとの交流 |
平成22年11月21日 | 京都は紅葉の当たり年 |
平成22年11月20日 | 上品なサザンカ |
平成22年11月19日 | コートの着用 |
平成22年11月18日 | 開花が早過ぎると |
平成22年11月17日 | 昨日の求人合同説明会 |
平成22年11月16日 | 美しい朝焼け |
平成22年11月15日 | 和やかに本校で4期生の同窓会 |
平成22年11月14日 | 全国都市緑化ならフェアー |
平成22年11月13日 | 黄砂の被害 |
平成22年11月12日 | 日当たりの加減で |
平成22年11月11日 | 4期生の同窓会 |
平成22年11月10日 | 粘り強く最善を尽くす |
平成22年11月9日 | 強風で木々の葉が |
平成22年11月8日 | サザンカが |
平成22年11月7日 | 高校演劇発表大会 |
平成22年11月6日 | 富田林支援学校創立40周年記念式典 |
平成22年11月5日 | スイセンの植え付け |
平成22年11月4日 | コートの着用 |
平成22年11月3日 | 全国高校駅伝都道府県予選 |
平成22年11月2日 | 4日、5日は授業公開の日 |
平成22年11月1日 | 今日から11月 |
平成22年10月31日 | 「第62回正倉院展」 |
平成22年10月30日 | 台風の影響なし |
平成22年10月29日 | 間もなくスイセンの植え付け |
平成22年10月28日 | 中間テストの成績が明らかに |
平成22年10月27日 | 木枯らし一番 |
平成22年10月26日 | 閉校記念誌用の最終撮影 |
平成22年10月25日 | 秋冷の雨上がり |
平成22年10月24日 | 女子駅伝 |
平成22年10月23日 | 「社会見学会」実施 |
平成22年10月22日 | 性感染症予防のための講習会 |
平成22年10月21日 | ノーベル賞をとるために |
平成22年10月20日 | 社会見学会迫る |
平成22年10月19日 | 絶好の季節、有意義に |
平成22年10月18日 | 昨年、一昨年よりも多い参加希望者 |
平成22年10月17日 | 男子ゴルフ日本オープン |
平成22年10月16日 | 箱根駅伝予選会 |
平成22年10月15日 | 来年こそはで40年 |
平成22年10月14日 | 人の振り見てわが振り直せ |
平成22年10月13日 | 無念の思いを糧に |
平成22年10月12日 | 全員が異動 |
平成22年10月11日 | 早稲田の圧勝 |
平成22年10月10日 | 秋祭り、たけなわ |
平成22年10月9日 | 山よりでっかい |
平成22年10月8日 | 「四季のある美しい日本」に生まれて |
平成22年10月7日 | 鈴木・根岸の両氏にノーベル化学賞 |
平成22年10月6日 | 朝日に映える黄金色 |
平成22年10月5日 | 次はスイセン |
平成22年10月4日 | あと1週間余りで中間考査 |
平成22年10月3日 | 秋霖(しゅうりん) |
平成22年10月2日 | レベルアップ著しい女子短距離陣 |
平成22年10月1日 | キンモクセイも数日後には |
平成22年9月30日 | 10月23日にPTA主催の「社会見学会」 |
平成22年9月29日 | 本校の跡地利用 |
平成22年9月28日 | 天気予報は外れ |
平成22年9月27日 | エコスタイル期間もあと4日 |
平成22年9月26日 | 秋晴れの爽やかな一日 |
平成22年9月25日 | 何事も諦めずに |
平成22年9月24日 | 本格的な秋へ向かって加速 |
平成22年9月23日 | 同窓会総会の開催 |
平成22年9月22日 | 今夜は十五夜 |
平成22年9月21日 | 同窓会総会迫る |
平成22年9月20日 | 後の祭り |
平成22年9月19日 | 大量の発汗 |
平成22年9月18日 | 今年度2回目の学校協議会 |
平成22年9月17日 | 昨日から就職試験がスタート |
平成22年9月16日 | 最終的に5百名を超えるのでは |
平成22年9月15日 | 本格的な秋がそこまで |
平成22年9月14日 | 通用門右側のケヤキ |
平成22年9月13日 | 人事ヒアリングスタート |
平成22年9月12日 | 松の剪定 |
平成22年9月11日 | 残暑で傷む樹木 |
平成22年9月10日 | 模擬面接が最終段階 |
平成22年9月9日 | 記録的な豪雨 |
平成22年9月8日 | 人事異動の準備がスタート |
平成22年9月7日 | 赤とんぼ |
平成22年9月6日 | 「日本百名山」 |
平成22年9月5日 | 全国最高の39.9度を記録 |
平成22年9月4日 | ツクツクボウシ |
平成22年9月3日 | バスケットボール部のOB会 |
平成22年9月2日 | 屋上へ |
平成22年9月1日 | 「防災の日」を自戒の日に |
平成22年8月31日 | 8月も今日で |
平成22年8月30日 | 今日、明日は基礎学力考査 |
平成22年8月29日 | 閉校に向けての準備 |
平成22年8月28日 | 夕立 |
平成22年8月27日 | これから次々と |
平成22年8月26日 | 妥協しない粘り強い指導 |
平成22年8月25日 | 薬物乱用防止に係わっての校内研修 |
平成22年8月24日 | 2学期始業式 |
大晦日
冷たい風の吹く大晦日となった。時折、雪も舞った。
我が家ではここ十年、埼玉に住む娘夫婦が孫を連れて帰省していたが、今回は帰って来なかった。少しさびしい気もするが、久しぶりの静かな正月もいいだろう。
午後から、下の娘と三人で妻の実家の墓参りに行った。大晦日か元旦のどちらかには必ずお参りすることにしている。風がとても冷たかったが、草を抜き墓石を拭い、花を手向けて線香をあげた。両親をはじめ先祖に手を合わせ、一年の無事を報告した。つい先日には田舎に帰る機会があり、盆にかなわなかった私の実家の墓参りも済ませることができて喜んでいる。
来年は暮れから山行でアルゼンチンへ向かう予定なので、早めに墓参りをしなければならない。そんなことがよぎった。来年暮れのことまで今から考えられるということは、元気な証拠であろう。
この一年、学校の方も大きな事故無く乗り切れた。家族全員も、この一年元気に過ごすことができた。万物に感謝したい。
全国高校サッカーに出場している母校が、予選一回戦を勝ち上がった。
(平成22年12月31日)
荒れ模様の天候
荒れ模様の天候である。午後早い時間に雨が降り、その後一旦止んだものの降ったり止んだり・・・・・・。日本海側、特に北陸から東北、北海道は大晦日にかけて大雪のようだ。明日は、近畿でも雪がちらつくとの予報。元旦も、初日の出の拝める所は少ないようだ。
昨日、久しぶりに車を洗った。洗ったと言っても洗車機の世話になったのだが。昨日、今日の午前と大晦日を避け、私と同様に洗車した方が多かったと思うが、「恨みの雨」となった。
買い物などに勤しむのだろう、近辺の道路も渋滞が目立ってきた。私も郵便局までを三回往復した。そのような中、我が家から6〜7キロほどの所にあるスーパー銭湯(天然温泉)に、夕方、家族で訪れた。蒸気の蒸し風呂で汗をかき、ジェットバスで揉みほぐした。とても気持ちがよかったが、こちらも大変な混み具合いであった。
みなさん、考えることは一緒である。
(平成22年12月30日)
年賀状書き
強い風が吹いたものの、晴れ間が広がった。
年末年始の特別休暇に入った。1/3まで休みだ。年賀状書きの合間に庭いじりを楽しんだ。年賀状の方は、もう少し早く始動すればよいのだが、毎年同じ繰り返しでどうしてもこの時期になってしまう。我が家は、妻も娘も同様である。
「下手であっても宛名書きだけは手書きで」という主義なので、結構な手間となる。一日、60枚くらいが私の限度だ。正直、書くことはしんどいけれど、元旦に受け取ったときの気持ちは皆と同じである。妻は、「定年退職を機に減らせば」と言う。もっともだと思う反面、「なかなか難しい問題だ」とも・・・・・・。
(平成22年12月29日)
仕事納め
早朝、出勤のため外に出ると、とても寒く感じた。朝方の気温は0度だったので、それほど低くなかったが、天気予報で日中の気温は昨日よりも4〜5度も上がると聞き、先入観があったからだろう。夕刻からは雨のようだ。
本日は仕事納め。この一年もさまざまな出来事があったが、みなさんのお陰で、無事年を越せそうだ。感謝申し上げたい。
卒業式・閉校式(2/26)まで2ヵ月を切り、3/31まで3ヵ月余りとなった。3学期は1月11日が始業式で授業は2週間少し、すぐに卒業試験(学年末テスト)だ。いよいよである。
(平成22年12月28日)
咲き始めは1月の末か
よい天気だが、日中も気温の上がらぬ寒い一日である。
登校した生徒は数名で、校内は静寂だ。
前庭のスイセンだが、生育は順調である。早く咲き始めて、2/26の卒業式・閉校式の折、寂しい状態になるのではと心配したが、要らぬ心配になりそうだ。
現在の状況から推測すると、咲き始めるのは1月の末あたりになりそう。2/26前後は、見ごろになるのではと・・・・・・。
(平成22年12月27日)
全国高校駅伝
全国高校駅伝に出場した母校応援のため京都を訪れた。昨日の天候から極寒を想定し、ふだん履かないズボン下やダウンのボアコートなど完全防備で臨んだところ、天気は上々、予想外に気温が上がった。いつもどおり私鉄や地下鉄を乗り継いで先回り、先回りの応援観戦になったが、ひどく汗をかいてしまった。
肝心の後輩たちの成績だが、故障者なども出て万全の布陣で臨むことができなかったこともあり、監督や部員たちにすれば不本意な結果となった。しかし、我々卒業生にとっては上位に食い込んでくれればそれに超したことはないが、県代表として都大路を駆けてくれるだけで大きな励みとなる。
夏の甲子園、柔道での全国インターハイ個人優勝、高校駅伝出場、そして全国高校サッカーへの出場と、後輩たちの大活躍には目を見張るものがある。
今回も、同級生である石橋・宇和島市長が駆けつけてくれ、一緒に応援に走り回ってくれた。終了後は市長を囲み何人かで一献傾けたが、青春時代にタイムスリップでき至福の時間を過ごした。
今回、鹿児島実業が初優勝を飾ったが、監督の上岡さんは私の大学の1年後輩である。彼は短距離が専門であったが、長い時間をかけて長距離走のコーチング、指導法を会得されたのであろう。大変なご苦労があったと思われる。大したものである。頭の下がる思いだ。
(平成22年12月26日)
各地で大雪
昨夜から大荒れの天気である。日本海側では、各地で記録的な大雪。大阪や奈良でも、久しぶりに吹雪いた。
終業式も終わり、本来ならば今日は一息つけるはずであったが、朝からいろいろと重なりバタバタした一日であった。
明日は全国高校駅伝。後輩たちの活躍が楽しみである。当然だが、京都へ駆けつける。
(平成22年12月25日)
2学期の終業式
本日、2限の授業の後、大掃除を実施。その後、体育館で2学期の終業式を行った。
私からの講話の後、演劇部への伝達表彰を。続いて、生徒指導・進路指導の各部長から諸注意、諸連絡があった。
私の講話
生徒諸君、こんにちは。
長かった2学期も終わり、今日このように終業式を迎えることができた。一人ひとりがこの機会に自らの2学期を振り返り、反省した点については年明けから始まる最後の学期となる3学期に、ぜひ生かして欲しい。
さて、君たちは早稲田大学野球部主将の斉藤佑樹選手を知っているだろう。野球は興味はないという人も、テレビなどで一度は見たことがあると思う。高校生のとき甲子園で優勝し、大学に入っても大活躍した。来年の春卒業だが、卒業後はダルビッシュ投手のいる日本ハムファイターズの一員となる。
斉藤祐樹選手は年齢・男女を問わず、とても人気があるが何故だろうか。もちろん顔やスタイルなどもよく実績も申し分ないが、人気の秘密はそれだけではないと私は思う。
きちんとした服装・頭髪、インタビューなどでの受け答え、話し方、さまざまな面で「さわやかさ」を感じさせる。これは早稲田野球部の伝統なのであろうが、公式の場面ではいつも詰め襟の学生服を着ている。上のホックが、いつもきちんと止められている。実にさわやかで「格好よい」。そういったさわやかできちんとしている齋藤選手の全体像が、誰からも好感を持たれるのだろうと私は思う。
今、「格好よい」と言ったが、日常的によく使うこの「格好よい」という言葉。君たちもよく使うと思う。私が残念に思うのは、この「かっこよさ」の中身をはき違えている人が多いということだ。きちんとすべきときにマナーに外れたことをしたり、時や場所、目的などを考えずに行動してしまう人がいる。これは、若い人だけとは限らない。いい年齢に達している人の中にも見かける。マナーや常識を外したり、変わった行動をとることが、「格好よい」ことだと思っているのだろうか。
電車などの乗り降りの際、まだ降りている人がいるのに我れ先にと乗ろうとする人、優先座席に平気で座っている若者、車内で化粧をする人など、あらゆる場面でマナー違反が目立つ。これらは、すべて「格好悪い」ことであり、けっして格好よくないのである。
君たちも、服装・頭髪、授業態度、このような集会に臨む態度など、何が「格好よい」ことなのか、何が「格好悪い」のかを、今一度考えてみて欲しい。
先日の全校集会の折りにも話しをしたが、本校最後となる2月26日の卒業式は大勢の人に祝っていただこうと計画している。すでに多数の人たちから出席していただけるという返事を貰っている。うれしいことだ。後は、主役である君らが全員卒業できるように努力して、立派な態度、格好よい態度で式に臨むことである。
期待している。
明日から冬休みに入るが、冬休み中も体調管理に気をつけ風邪などひかぬようにして、1月11日の始業式には元気な顔を見せて欲しい。
君たちがよい年を迎えられることを祈っている。
(平成22年12月24日)
25名が未定
学校紹介による就職の内定獲得状況だが、昨年以上に厳しいものがある。本日現在で、内定を獲得できていない生徒が25名いる。進路指導部長を先頭に何とかと努めているのだが、これらの生徒は未定のまま越年を余儀なくされそうだ。他校でも同様の状況と聞いている。
明日も、何人かが教員付き添いのもと職場見学をする予定だ。早い機会に受験できるようもって行きたい。
厳しい状況は続くが、粘り強く取り組む。
(平成22年12月23日)
2学期最後の職員会議
本日午後、2学期最後の職員会議を開いた。
私の話
二学期も大詰めとなり、明後日には終業式を行う運びとなりました。
最後になって喫煙に係る問題行動が生起し、懲戒を受けた生徒も久しぶりに出ましたが、全体的には従前に況して落ち着いた教育活動ができたと思います。これもみなさんの日ごろの指導の賜物と感謝申し上げます。ありがとうございます。
年明けには、本校最後の学期を迎えるわけですが、最後の最後まで一人ひとりの生徒を大事にしつつ、いつもお願いしているとおり、やさしさと温かみを基盤に粘り強い厳しい指導をお願いします。
よろしくお願いします。
教育長からから12月13日付けで「教職員の綱紀の保持について」の通達が届いています。別紙プリントをご覧ください。
(府教委からの通達に係わって、増し刷りしたプリントをもとに、約15分間にわたって詳細に説明)
以上、こまごまとお話しましたが、服務規律を遵守するということは、自分自身の身を守ることでもあるということをしっかりと認識して貰い、厳正に服務規律を保っていただきますようお願いします。
それでは、29日から正月3日まで年末年始の休みとなりますが、健康に留意していただきまして、よい年をお迎えください。
私からは以上です。
(平成22年12月22日)
今朝は濃霧
昨日は、日中気温が高く、コートは要らないくらいの陽気であった。暑がりの私は、汗をかいてしまった。
今朝は霧が発生した。特に奈良は、視界が50メートルと濃霧が立ち込めた。通勤途上、暗い中での濃霧は幻想的であった。電車のダイヤもかなり乱れたが、私自身は早めに出ているので影響はなかった。
夕刻からは雨のようだ。
最後の卒業式(2/26に挙行・引き続き閉校式)は在校生のいない式となるので、卒業生や地域の方々などに広く呼びかけ賑やかに送り出してやりたいと企画しているが、ありがたいことに多くのみなさんから出席の回答をいただけつつある。感謝申し上げたい。
出欠の回答は、1/14が期限となっている。まだ未回答の方も、ご都合つきましたなら、ご臨席賜りたいと思う。欠席で既に回答いただいている方でも、回答以後都合がついたときには、ご一報願えればありがたい。
(平成22年12月21日)
自販機荒らし
早朝、警備会社から電話が入った。
「校内の体育館前に設置してある飲み物の自販機が、夜中にこじ開けられた」という被害の報告であった。つい先日も同様のことがあった。2週間余りの間に二度目のことだ。この夏ごろから近辺の高校などで頻繁に生起しており、プロの仕業というのが大方の見方である。
どちらにしても、あと2ヵ月少しとなったこの時期に難儀なことだ。
(平成22年12月20日)
資質と生活習慣などが
都会人と比べ田舎に住む人は、男女に限らず一般に老けて見えると言われる。生活環境などが、微妙に影響を及ぼすことは事実であろう。しかしながら、結局のところは個体差、持って生まれた資質と長年にわたる生活習慣、環境などが強く係わって、その年齢時点でのその人を形成すると思われる。田舎に住む人の中にも、年齢を超えて外見も中身も元気な人は大勢いる。
私の三番目の姉の連れ合いである義兄は、つい先日77歳になった。ずっと田舎暮らしである。パッと見の外見も若いのだが、体の方もそれはそれは元気である。声にハリがあるし、とにかく動きが早い。未だ現役の社長を務めており、率先垂範を心がけ実践している。目標を常に持ち、自分がしっかりしなければの気概を常に忘れずにいる。
電話による得意先とのやりとりや従業員への指示などをそばで聞いていると、元気な私でも圧倒されるほどの迫力を感じた。年齢を重ねても、こうでありたいと思う。「少なくとも80歳までは社長を」と放している。
本校の生徒諸君にも、「目標を常に持つ」を心得て欲しい。
サミュエル・ウルマンの「青春とは人生の一時期のことではなく心のあり方のことだ。・・・・・・」(平成21年4月15日「校長室から」を参照していただきたい)の詩を引き合いに出すまでも無く、人間は年齢を重ねた時老いるのではなく、理想をなくした時(目標を見失ったとき)老いるのである。
(平成22年12月19日)
所用で田舎へ
所用で、久しぶりに帰省した。父母は大分以前に逝ったが、きょうだいや親族は田舎に多く住む。
祝い事での帰省なら心はうきうきするのだが、そうとばかりは限らない。きょうだいが多く私は下の方なので、必然的に上や周りは高齢者が多い。であるから、否が応でも見舞いや法事で帰省といったことが多くなる。限りある寿命とはいえ、近親者の不幸は悲しいものである。
私の故郷は三方が山々、一方が海。平野部が少なく、すぐに千メートルを超える山々が連なる。独特の地形である。大阪から約5百キロ、昔は列車で11時間余りを要した。現在は6時間弱で帰ることができる。
久しぶりに生まれ育った故郷の景色を目にし、温かくやさしい空気に触れ、心は癒される。
(平成22年12月18日)
「全国体力テスト」の結果に思う
今朝の最低気温は羽曳野地区で3度、奈良・三郷では氷点下1度であった。今朝はウールのコートを着用、手袋も今冬初めて使った。昨日、北海道の陸別町では氷点下23.7度を記録したという(1978年2月 北海道・佐呂間では氷点下35.4度を記録)。
庭のドウダンツツジも、葉を落とし切った(昨年より5日遅い)。いよいよ本格的な冬の到来である。
文部科学省は昨日、小学5年生と中学2年生を対象にした今年度の「全国体力・運動能力、運動習慣調査(全国体力テスト)」の結果を公表した。今回も全体の体力水準は低く、ピークだった昭和60年頃と比べると低調だった。都道府県別でみると、上位は福井、秋田、茨城などで前回までと同じ顔ぶれ。順位を上げた自治体で目立ったのは高知。県を挙げて体力作りに取り組み、中2男子で前回42位から34位にアップするなど、ほぼ全体にわたって上昇した。一方、福島、群馬、長野、滋賀、大阪、香川、長崎などでは、低下する傾向がみられた。大阪は、ほとんどの分野で最下位だった。
大阪の子どもたちの体力の低いことについて、これまでも分析・考察したうえで関係機関などから、「都市型環境の影響、知育偏重の影響、食事・栄養の問題」などの意見が多くコメントされている。概ね私も同意見なのだが、一点欠落していることを強く感じる。それは「楽しくなければスポーツ(体育)ではない」といった(私に言わせれば誤った)社会風潮に惑わされているとしか思えない、体育の授業で「鍛練的な内容を避けている。盛り込み方が弱い」ことも大きな要因であるということだ。
辛いこと、しんどいことを避ける風潮、それを容認する保護者、地域社会。そのことを甘受している学校体育に直接係わる体育科教員。体力を高めるためには、科学的な根拠をもとに意識性を高める努力をしつつ、鍛練的なトレーニングを強制的に実施させることが求められると思う。辛いこと、しんどいことを避けて、体力が高まるはずがない。
「押し付けがすべて悪い」といった考え方に問題がある。教育は本来的に強制であってよい。
意識性について触れたが、体力テストに臨む際も、何のために受検するのか分かっているのと何気なく臨むのとでは当然真剣さが異なり、そのことが結果に如実に表れるだろう。それらのことは、38年になろうとする経験からよく分かる。
社会の風潮に逆らって、「楽しくなければスポーツ(体育)ではない」はおかしいと、加えて、「鍛練的なトレーニングを強制的に実施させる」ことは想像以上に難しい。そういった考えをお持ちの体育関係者も少なくないと思うが、流れに逆らうというのは結構勇気のいることである。
そういったことができやすい環境、社会的な土壌をつくることが、今求められている。
そのような中で、教員はなかんずく体育科教員は、子どもたちに対して繰り返し健康の大切さや体力の重要性を説き、自らが範を示さなければならない。全体的に部活動への加入率が下がっている、また家庭での運動量も少なくなっている現状の中、体育の授業に期待される部分は大きい。
体育科教員は、「歌を忘れたカナリア」になってはならない。
(平成22年12月17日)
演奏・歌・ダンスの発表会
本日、3限目のロングホームルームの時間に体育館で、生徒有志による演奏・歌・ダンスの発表会を実施し全員で鑑賞した。
あいにくの寒さ、体育館内は冷蔵庫のような状態であったが、演じた生徒はもちろんのこと、鑑賞の生徒諸君も寒さをもろともせず、元気そのものであった。平均年齢の高い我々職員にとって修行を行っているような厳しい寒さは、とても堪えた。照明の演出効果を高めるために昨日午後から暗幕を張ったことも、冷え込みに拍車をかけたと思われる。
生徒諸君には、期末テスト終了後の楽しいひとときを過ごせた。
最後、司会の生徒から「残り少なくなった卒業式までの日々、皆でがんばっていこう。いい卒業式にしよう」の言葉があり、なかなかよい雰囲気で終えた。
(平成22年12月16日)
二者択一の決断
期末テストが本日をもって終了した。明日から22日(水)まで、午前中のみの短縮授業となる。終業式は、24日(金)。2学期も大詰めだ。
学校経営のうえで、校長として二者択一の決断を迫られる場面は少なくない。私のような能天気な者でも、ときにはそうした葛藤で苦渋に陥ることもある。
決断に当たって大事なのは何かと考えるとき、いくつかの要素が挙げられるが、欠いてならないことは、「生徒の将来にとって」という視点である。
安易な道を選択してはならないことを、常日ごろから肝に銘じている。保護者や生徒、地域住民、及び職員などの要求に押されて判断を誤ることがあってはならない。ニーズを汲み上げることと要求を鵜呑みにすることは、まったく別のものである。況して、「保身」で判断するなどは論外である。そして、決断したらぶれないことだ。
今後も、「粗にして野だが卑ではない」を念頭に置きつつ「やさしさと温かみを基盤に、厳しい指導」を継続する。
明日は2限の授業終了後、体育館において有志生徒による軽音楽の演奏とダンスの発表会が開かれる。学年団が、これまで熱心に練習してきた成果発表の場を設けたのだ。今日はリハーサル等、最後の準備が行われている。
有志生徒諸君には、成果を存分に発揮して欲しい。
(平成22年12月15日)
恥を知り誇りをもって覚悟して臨む
今朝は新聞が休刊。朝、家でゆっくり時間をかけて新聞を読むのが好きなので、朝刊が無いのはとても寂しい。
登校時はそうでもなかったのだが、8時ごろから冷たい風が強まった。今日は広い範囲で雨が降り、気温も上がらないと聞く。
昨日はある会合に出て、講話を聴いた。いろいろとためになる話を聴かせていただいた。内容を煎じ詰めれば、「恥を知る。誇りをもつ。覚悟して臨む」になるだろうか。私が日ごろ思っていることと概ね合致した。
この三つは簡単そうではあるが、心しなければ身につかないことでもある。改めて、心したい。
(平成22年12月13日)
寒い朝
朝冷え込んだ。8時過ぎに自転車で散髪に出かけたが、大和川の河川敷をジョギングで行き交う人の息も白かった。
昨年の庭作業の暦を見ると、落葉樹の最後としてドウダンツツジの葉が、12月12日に落ち切ったとある。それからすると、今年は少し遅くなりそうだ。まだ4割程度残っている。また例年だとこの時期、ツバキが咲き始めるのだが、こちらも少し遅れている。もっとも木の状態はひじょうに良く、蕾をたくさんつけている。
開花が楽しみである。
(平成22年12月12日)
慌ただしい一日
昨日は行事等いろいろと重なり、慌ただしい一日であった。
9日に生起した生徒の問題行動への対処も、朝・昼・夕とそれぞれに執行が余儀なくされた。午後からはPTAの役員会・パソコン研修会があり、府教委からの視察もあった。夜は、PTAの懇親会が開かれた。
(平成22年12月11日)
「よい睡眠」をとる
気温は低いが日差しのあるよい天気で、気持ちがよい。
体調も戻り、気力も充実している。体調を整えることの、健康であることの大切さを痛感する。体調を整え、気力を充実させるための条件としてはいろいろと挙げられるが、何より大事なのは「よい睡眠」であろう。
疲れていても、ぐっすり眠ることができれば回復できる。栄養をしっかり取っても、睡眠不足であれば、それは体調不良につながる。体調不良は、気力の減退に直結する。
「よい睡眠」をとることに努めることが、健康維持の秘訣と捉えたい。
(平成22年12月10日)
気持ちを引き締める
日中とても寒く感じた。何となく体調が優れなかったので初めはそのせいかと思ったが、周りの声も「今日は寒い」で一致した。奈良では、雹(ひょう)が降ったようだ。風も冷たかった。
期末テスト1日目は特に問題なく終えたのだが、終了後、複数の生徒に問題行動があった。大事な考査期間中に、とても残念である。当該の生徒たちには、大いに反省して欲しい。他の生徒諸君も自身のことと捉え、気持ちを引き締めることを求める。
何より校長の私が責任を感じ、気を引き締めなければならないことは当然である。反省している。
(平成22年12月9日)
明日から期末テスト
明日から期末テストが始まる(〜15日)。本日は半ドンだ。しっかり準備をして全力を尽くしてくれるだろう。
16日からは、午前中のみの短縮授業。17日に西浦幼稚園で保育実習、21日には府立富田林支援学校において交流授業を展開する。これらの行事は、希望者のみの参加である。
24日が終業式で、その日は式の前に2時限の授業と大掃除を行う。
2学期も、いよいよ終盤に入って来た。
卒業式・閉校式の出席回答が届き始めた。主催者側にとって回答が早く届くことは、とても有り難いことである。催促しているわけではないので、あしからず。
(平成22年12月8日)
期末テスト迫る
どんよりとした冬空、日中も気温が上がらないようだ。
明後日から期末テストが始まる。2学期の締めくくりである期末テストに全力で臨んで欲しい。電車の中でも、近辺の高校生や私立の中学生などがプリントなどを出して勉強をしているのが目立つ。
自転車通学であったので、行き帰りにプリントを出してなどということは経験がない。電車やバスで通っていたとしても、ええ格好しい(実力の伴わない)であったので、そういうことはしなかっただろう。事実、テスト期間中は、鉛筆4〜5本と消しゴムのみで通学していた。間際までジタバタするのが嫌いである。それで優秀な成績を残せば真に格好良いのだが、そうでなかったから始末が悪い。教員には、小さい頃から真面目にコツコツと勉強したという人が多いのだろうが、私は、生徒諸君の手本になるような生徒ではなかった。
自身を振り返るとき、高校、大学に入るときも、受験勉強らしきことをした記憶がない。ただ定期考査のときは、ふだんの怠慢を取り返すよう一週間前からそれなりに机に向かった。教員採用テストの受験に際しても、必死で勉強したという覚えが無い。講師経験無く教諭になれたのだが、運がよかったのだろう。
勉強に関して不真面目でいい加減な私だったが、人並みに勉強をしたことが一度だけある。教頭選考の論文テストに臨んだときだ。当時の上司から受験を勧められたときも、「自分の生き方とは違う」と長く固辞した私だったが、決断してから選考までの半年間、人生で初めて勉強らしい勉強をした。当時、選考日は10月であった。その年の夏休みは、毎日12時間以上、机に向かった。ここでは触れないがさまざまな思いの中、「絶対に合格しなければ・・・・・・」という強い意志があった。
その結果、不遜のそしりを承知で言えば、どのような課題が出されても制限時間内に(合格水準に達するような)論文を書き上げる自信ができた。結果も自ずと付いてきた。
中学校1年の2学期から走り始めて、50歳前まで長距離走のトレーニングを続けた。この37年間を端的に言えば、「勉強せずに、ただただ走っていた」というのが当たっているだろう。強い選手は、質・量とも高い強度のトレーニングを実践している。楽して好成績などといったことは、あり得ないことだ。他の競技でも当然そうだと思うが、長距離走については、特にそのことが顕著である。長距離走のトレーニングを通して、栄冠獲得にはごまかしが利かないことを、そして努力の大切さを学んだ。
3年生ばかりの本校の生徒諸君には、残り少ない高校生活となってきた。くどいようだが、悔いの残らぬように全力を尽くして欲しい。
(平成22年12月7日)
平年並みに戻ると聞くが
3日の金曜日は大荒れの天候だったが、その後よい天気が続いている。昼間の気温も、12月とは思えないようなポカポカ陽気である。ただ予報に寄れば、明日からは平年並みに戻るようだが。
スイセンには、本格的な冬の寒さに遭う前にしっかりと根を張ることが求められると聞くが、校務員の話では順調に育っているとのこと。写真は、本日11時ごろに撮ったものだ。
先週末、残念なことだが、問題行動で私から懲戒を受けることになった生徒が出た。金曜日夕刻に申し渡ししたが、3ヵ月ぶりのことで今年度5人目である。
これが本校にとって最後になることを切に望む。
(平成22年12月6日)
奈良県内でフルマラソン
本日、奈良・天理市内で「フルマラソン」のレースが開かれた。私の仲間も数名出場した。所用で応援に行けなかったが、併せて実施された5キロと10キロのレースを含め、約1万2千名が大和路を駆けたようだ(テレビのニュースで拝見)。天候に恵まれ(気温が高過ぎたが)、参加者は心地よい汗をかいたことと思う。
以前、明日香村周辺でフルマラソンが開かれ私も走ったことがあるが、フルマラソンの部が廃止されてから何年にもなる。奈良県はフルマラソンの開催されていない全国でも数少ない県のひとつであった。
大会運営にはスタッフボランティアの力が欠かせないが、1万人を超える参加者の場合には、それらの方々をとりまとめる苦労には想像を絶するものがあるだろう。恐らく、参加エントリー業務や計時・決勝などの部門では、プロのイベント業者の世話にもなっていることと推察する。
道路規制なども広い範囲で余儀なくされただろうが、道路は車のためだけにあるのではない。たまには、ランナーやジョガーのために専有させてあげてもよいだろう。奈良県内でのフルマラソンが継続されることを切に望む。
今日は福岡市で、「第62回福岡国際マラソン」も開催された。3位に日本選手が入ったが、比較的高温であったせいもあり、優勝者を含めタイムは今ひとつであった。
「福岡国際マラソン」は、オリンピックや世界選手権も含め、世界中で最も参加資格(基準)の厳しい大会であり、過去1年以内にフルマラソンは2時間27分以内、ハーフマラソンであれば1時間05分以内の記録をもっていないと出場できない。世界に冠たるエリートマラソン中のエリートマラソンである。
「びわ湖毎日」「東京国際」「別府大分毎日」などは私も出場経験があるが、「福岡国際」にはあと一歩のところで及ばなかった。
近年、大きな大会では上位入賞者に高額の賞金が出るようになり、ネームバリューだけでは海外有力選手が集まらない傾向がある。私が中学・高校時代「福岡国際」には、オリンピックに遜色ないメンバーが出場していたが、現在は海外有力選手の参加者数が大きく減っている。
往時を知っているものにとっては、寂しいことである。
(平成22年12月5日)
ドウダンツツジの紅葉
我が家のハクモクレンは、葉を落とし切った。掃き集める苦労から解放され、やれやれといったところだ。モミジは、まだ四分の一を残している。
ドウダンツツジを中小5本植えているが、最後の1本が見ごろに近い。例年もっと赤くなるのだが、濃いオレンジといったところだ。今ひとつ冷え込みが弱いからだろう。
卒業式・閉校式に係る郵送分の案内状が、それぞれのみなさんのお家に届いたようだ。「出席しますよ」の温かい声を、すでに多く聞かせていただいている。ありがたいことだ。
(平成22年12月4日)
大荒れの天気
大荒れの天気だった。朝のうちは穏やかだったが昼ごろから突風が吹き、その影響で地下鉄御堂筋線までもが一時全線ストップするなど、電車のダイヤも大幅に乱れた。昨日の、季節はずれの高温の影響が大きいと聞く。
散り始めているモミジなども、所によっては強風でそのスピードが増したようだ。また関東などでは、竜巻によると思われる被害も相次いだ。
異常気象である。
(平成22年12月3日)
記念モニュメント建碑工事始まる
朝、快晴だったが冷たい風が吹き、じっと立っていると寒く感じた。夜間は遅くから雨のようだ。
校庭のケヤキ、サクラ、アメリカハナミズキ、モクレンなどの落葉樹は、ほとんど葉を落とした。ただ体育館前のモミジは今紅葉真っ盛りで、美しい(写真参照)。イチョウの葉っぱも残っている。
懐風館高校の敷地内に、記念モニュメントの石碑「我らが心のふるさと」 (120cm×135cm×105cm の大きさで、御影石(本型本体白御影石 台座錆色石 写真部分は黒御影石板局面加工)による書籍開放型のモニュメント)を建碑するが、その基礎工事が昨日から始まった。
モニュメントには、「我らが心のふるさと 西浦の学び舎 ともに学び 巣立った 一一八〇〇有余の仲間たち」の筆書き文字(本校 重田明彦 教頭)に、最後の卒業生となる31期生の北海道での修学旅行集合写真を彫刻版で埋込む。側版には「大阪府立西浦高等学校は第一一八高等学校として昭和五三年に羽曳野市西浦の地に開校した 平成二一年四月羽曳野高等学校と統合され 懐風館高等学校として再編された」と記す(同じく重田明彦 教頭)。
また、それとは別に本校敷地内にも、記念石碑を遺すことになっている。
昨日は、閉校式後の「語る会」について触れたが、2月26日に向け準備は着々と進んでいる。
(平成22年12月2日)
少なくなった時間を
暖かい12月のスタートである。
残された時間は少なくなったが、「あと少しだから、もう少しで楽ができる」ではダメである。「少なくなった時間を、いかに有効に使って生徒のために、学校のために何ができるか。何をやるか」という気持ちで、一人ひとりが執務に取り組まなければならない。
率先垂範に努める。
2月26日の閉校式終了後の夕刻、同窓会の主催で『軌跡−西浦高校33年を語る会』が天王寺都ホテルにおいて開かれる。卒業生・保護者・旧職員・地域の皆様、及び現職員など西浦に係わった人々に多数ご出席賜り、33年間を振り返っていただきたいと願う。
昨日夕刻、同窓会会長・教頭・事務長・首席がホテルを訪ね、同ホテル担当者との詳細な打ち合わせを行った。
(平成22年12月1日)
招待状の発送準備
快晴だ。最低気温は学校近辺で4.5度、家の近くでは2度と、昨日よりも冷え込んだ。明日まで、いい天気が続くようである。
2月26日(土)に最後の卒業式、並びに閉校式を挙行することは、この欄においても何度かお知らせしているとおりだ。今回は、送り出す在校生のいない式となる。そのため、例年来賓として招待状をお送りしている方々以外に、卒業生や旧職員、しらとり会会員、及び地域のみなさんなどにも広く呼びかけることにした。一人でも多くの方にご臨席賜りたいと願っている。
現在、招待状の発送準備を進めているが、近々、発送の予定だ。
関係のみなさまには、ご都合つきますならばご出席賜り、錦上花を添えていただけますならばこの上ない喜びである。伏してよろしくお願い申し上げたい。
(平成22年11月30日)
11月もあと2日
11月もあと2日。いよいよ「師走」に突入だ。
早朝の気温は、我が家の近辺では5〜6度。駅までの道すがら、冷気がとても気持ちがよかった。ポケットに手を入れずに済むので、寒さはまだまだといったところだ。早く手袋を必要とするくらいになって欲しいのだが。
校長室は南に面しており、日差しが気持ちよい。年内は、ストーブの世話になることはないだろう。
庭のハクモクレンの落葉が盛んなことは既報のとおりだが、それも11月一杯でほぼ落とし切りそうだ。今年は早い。10年前くらいまで、モミジも含め11月で終わるというのが普通だったが、徐々に遅くなり、ここ数年は落とし切るのが12月10日ごろになっていた。ただ、モミジは5日ごろまで、ドウダンツツジは10日ごろになりそうだ。
(平成22年11月29日)
紅葉を満喫
この土・日、仲間14人と紅葉で名高い湖東三山(百済寺ひゃくさいじ・金剛輪寺こんごうりんじ・西明寺さいみょうじ)を訪ねた。両日とも天候に恵まれ、見ごろとなっている見事な紅葉を満喫してきた。
30年も前から湖東三山は紅葉がきれいと噂には聞いていたが、三つの寺とも初めてだった。それぞれにロケーションがよく、深山の趣がある。秀逸であったのは金剛輪寺であり、これまで私の鑑賞した中で、標高の高い山以外では一、二を争う美しさであった。
今回の旅行は、主宰しているクラブ(ランニングや山歩きなどの)の創立25周年記念行事の一つであった。宿は近江八幡の湖岸にとり、その夜は大いに痛飲した。翌28日は、近江八幡市内で水郷巡りの船にも乗った。約1時間の船頭手漕ぎの船は、とても情緒があった。街中の散策もしたが、終始ゆったりした気分に浸ることができた。
気の置けない仲間との、楽しい小さな旅であった。
(平成22年11月28日)
早く咲き始めるかも
10日ほど前から11月初めに植えつけた日本スイセンが芽を出し、早いものは10センチくらいまで葉が伸びてきた。
順調な生育はうれしいが、この分だとかなり早くから咲き始めるのではと少し贅沢な心配をしている。というのも、2月26日の卒業式・閉校式に7〜8割の花が残って欲しいと願うからだ。
しかしながら早く咲き始めたらそれはそれで、その分、生徒たちが通学している間に楽しめるということだ。それはそれでよしとしたい。
とにかく、咲き揃った姿を見るのが楽しみである。
(平成22年11月27日)
御託宣
明け方雨が降った。5時ごろ新聞を取りに出たときには、まだ微かに降っていた。
気温は比較的高く、徐々に晴れてきて気持ちのよい天気だ。
昨日、初めてコートを着用した。朝は寒かったのでちょうどよかったが、帰りは気温が高く合計で3キロ半を歩くこともあり汗をかいてしまった。
私は汗かきの脂性で、コートも襟が首に直に当たるとすぐに汚れてしまう。であるから、必要なくてもクリーニング代節約のために「マフラーを必ずしなさい」と妻からの御託宣。
寒がりの方には申し訳ないが、もう少し寒くなって欲しいのだ。
(平成22年11月26日)
卒業式まで三ヶ月
あと数日で師走。卒業式まで、残り三ヶ月となった。
土・日曜、祝祭日、冬休み、及び卒業テスト後の休みを除くと、あとわずかの日数だ。
昨日も全校集会で、悔いの残らぬようこれまで以上に気を引き締めて取り組むようにと話したところだが、私自身そうあらねばと自戒している。
本日の「芸術鑑賞」、欠席者が多かった。ひじょうに残念である。準備に不備があったと、結果を前に認めざるを得ない。校長として責任を強く感じている。
本校ではこういった行事はもう無いが、早急にこの結果をきちんと分析して、各自が異動した先で生かすことが強く求められる。
2月26日の卒業式・閉校式に向けて、事前準備の大切さを改めて考えさせられた。教訓とする。
(平成22年11月25日)
11月の全校集会
6時限終了後、全校集会をもった。
私の講話の後、進路指導部長からの話があり、続いて明日の「芸術鑑賞」に係わっての諸連絡が担当者からあった。最後、生徒指導部長から諸注意がなされた。
私の講話
生徒諸君、こんにちは。
明日は「芸術鑑賞」を実施する。梅田まで出かけるが、注意事項をきちんと守って有意義で楽しい行事にして欲しい。
さて、あと1週間で12月だ。12月9日から期末テストが始まる。2学期は一番長い学期だが、その2学期も終りに近づいている。
3学期は1月11日が始業式で、1月26日から卒業テストが始まる。であるので、3学期は2週間余りしか授業がない。君たちの高校生活も、本当にあとわずかになってきている。
これまで以上に一日、一日を大事にすると共に、何事にも全力で取り組み、悔いの残らぬようにして欲しい。
卒業式は2月26日に行う。今回は見送る後輩たちの居ない卒業式となるが、保護者はもちろんのこと、卒業生、中学校の先生方、以前本校でお勤めになられた先生方、そして地域のみなさんなどに広く呼びかけ、多くのみなさんに出席していただきたいと思っている。今、いろいろと準備しているところだ。
全員がその卒業式に出席できるよう努力して欲しい。
さらなるがんばりに期待をして、私の話を終わる。
(平成22年11月24日)
雨風で大量の落ち葉
夜中、雨と共に風も強かっただろうか、朝方外へ出ると庭はもちろんのこと、前道路には、今シーズン最も多いと思われる大量の落ち葉。ほとんどが我が家のハクモクレンの葉であった。妻と二人、慌て急いで掃き集めたが、30分近くを要した。その後、庭を掃いたが、こちらもかなりの労力を費やした。こういった作業は、しんどい、辛いと思ってやっていると余計に疲れるので、精神面を鍛えるトレーニングだと思って黙々と行うように努めている。
単純な作業をコツコツと粘り強く続けることは、辛抱強さを育てるのに確かに効果があると考える。しかしながら、「生来の短気」は一向に改善されないのはなぜだろうか。
アジア大会が中国・広州で開かれている。先日から陸上競技も始まっているが、全体的には苦戦していると言ってよいだろう。今日は男子4×400mリレー予選で、バトンパスのミスがあり、日本チームは失格となってしまった。優勝を狙える種目だっただけに、私の落胆も大きかった。そのような中、大いに溜飲を下げたるレースがあった。女子の7種競技で中田有紀選手が健闘、銀メダルを獲得したことだ。7種競技の最後の種目、800m走を見たが、果敢に最初から一人飛び出して、一度もトップを譲ることなく2位の選手を30m以上も引き離してゴールした。他の競技、種目を含め、日本人女子選手が国際大会でこれだけの圧倒的な勝利を飾った姿を目にしたことはこれまでない。中田有紀という選手を、不覚にも私は知らなかった。恥じている。
残念だったのは、この中田選手の果敢なレースのことを、翌日の新聞などが大きく扱っていなかったことだ。
(平成22年11月23日)
異業種の人たちとの交流
今日からコートを着用しようと思っていたが、小雨そぼ降る中、気温が高く見送った。昨年同時期の本欄をくってみると、昨年は11月19日からコートを着始めている。
昨夜来からの雨は、ケヤキやサクラの落葉に拍車をかけた。津用門付近の落ち葉の量は、尋常ではなかった。
昨日は午後から、「論語の勉強会」に出席した。30名ほどの会だが、論語に係る学習はもちろんのこと、終了後の懇親会での、交流も楽しみのひとつだ。日本はどうあるべきかを真剣に考えている人ばかりであり、交流の中から得られるものは大である。
異業種の人たちとの交流の大切さは、若いときから強く感じ実践に努めてきた。教員は同業者との交わりに終始することが、どちらかというと多い。これからの教育界を担う若い人たちはそのあたりをきちんと肝に銘じ、視野を大いに広げていただきたい。
(平成22年11月22日)
京都は紅葉の当たり年
平地でも見ごろになってきた紅葉だが、テレビニュースなどによれば、今年の京都の寺院や神社などの紅葉は、ここ何年かでは最高との評判である。
10月の、朝夕の寒暖の差が大きかったことと、11月に入って比較的雨が多かったことが要因であろうとのこと。昨日、今日の連休、三千院、詩仙堂、永観堂、真如堂、南禅寺、清水寺、東福寺などの紅葉の名所は賑ったことだろう。
京都は紅葉の当たり年のようだが、学校や自宅周辺を見る限りそれほど今年の紅葉が特に美しいとは感じない。地域によって差があるのだろう。
(平成22年11月21日)
上品なサザンカ
今、校庭のサザンカの花がきれいだ。どちらかと言うと咲く花の少ないこの時期、楽しませてくれる。
随分前になるが、以前住んでいたおとなりの生垣がサザンカであった。薄いピンクで、とても上品だった。現在どのような状況であるか気になり、500メートルばかりの所(近くだがふだん通ることの無い)なので、午後から前を歩いてみた。相変わらず手入れが行き届いており、美しい姿を見せていた。開花の状態を見たのは、28年ぶりのことだった。写真は、校庭のサザンカ。
伝統の大会で、私も走ったことのある「第72回関西学生対校駅伝競走大会」が本日、滋賀県長浜市スタート、大津市膳所城跡公園ゴールの8区間83・6キロで行われた。我々のときは、西京極陸上競技場スタート、福知山ゴールで行われていたが、平成17年に琵琶湖西岸コースに変更され、数年前から「びわ湖大学駅伝」の愛称で呼ばれるようになった。
今日のレースだが、京都産業大が4区でトップに立つと、その後も2位以下との差を広げ、琵琶湖西岸コースに変更されてから初めての優勝を果たしたようだ。前回優勝の立命館大は3区で首位に立ったものの、中盤以降伸び悩んで2位に終わった。私の母校は、残念ながら12位であったと聞く。箱根駅伝のようにテレビ中継がないので、ネットでしか知る術がない。今後、各大学が関東勢に伍するほどの競技力のレベルアップを図り、テレビ中継されるようになることを願う。
(平成22年11月20日)
コートの着用
通勤時、気温が低く感じたが、ネットでは三郷町の最低気温は3度であった。寒いはずである。大和川にかかる若草橋も霜で少し滑った。
最寄り駅までの道すがら、かなり寒く手も冷たかったが、ふだん猫背気味の背筋を無理やり伸ばしポケットに手を突っ込まずシャッキと歩いた。やせ我慢の私は、寒そうにして貧乏たらっしい格好は見せたくないのだ(貧乏だが)。電車の中で観察すると、コートの類いを着ていない人はごく少数になった。
来週、月曜からコートを着用しようと家人には伝えてあるが、予報では月曜は今日ほど冷え込まないようだ。冬場、電車の中はかなり暖房がきついので、汗かきの私は、早くからコートを着ると汗をかいてしまう。電車の中では脱げば済むことだが、脱いだり着たりするのが邪魔くさいのだ。悩むような問題ではないが、結構悩ましいのである。
昨日放課後、本校作法室で茶道部主催の「茶会」が催され、生徒職員、約30人が出席した。私も招かれたのだが、膝痛で正座ができないため辞退せざるを得なかった。とても残念であった。そういう私に、部員が出前をしてくれた。欠席だけでも申し訳なく思っているのに手数をかけさせてしまい、恐縮した。おいしく、茶と菓子をいただいた。
膝痛で正座ができないということは、さまざまな面で支障をきたす。
(平成22年11月19日)
開花が早過ぎると
先日植えつけた日本スイセンだが、ポツポツと芽を出してきた。順調に育っている証しでうれしい反面、あまり早くから咲き始めると肝心の卒業式・閉校式の折には寂しい状態になるのではと心配している。
開花を遅らせるよい手段を知っている方がいらっしゃったなら、ぜひご教授願いたい。
(平成22年11月18日)
昨日の求人合同説明会
昨日の求人合同説明会(府立体育館)だが、本校生の希望や適性に合致したものがいくつかあったようだ。保護者や進路指導担当、及び学級担任の意見も参考に、早めに決断し手続きを進めることが求められる。全力でチャレンジして欲しい。早くよい結果が出ることを祈る。
連勝記録が一昨日途絶えてしまった大相撲の白鵬だが、連敗することなく昨日は勝った。69連勝を成し遂げた双葉山は、安芸ノ海に連勝を阻止された後、2連敗したと聞く。スポーツに限らず、緊張の糸が切れたときにはずるずると後退しがちだが、白鵬はさすがだと感心している。彼は年齢も若い。気を取り直して、双葉山の偉大な記録に再チャレンジして欲しい。
また大殊勲を挙げた稀勢の里だが、稀にみる逸材でありながらこれまでファンの期待を裏切り続けてきた。今回の快挙を糧にさらに稽古に励み、綱をめざして欲しい。
それにしても、九州場所の空席が目立つ。日曜日の初日をテレビ観戦したが、溜まり席(砂かぶりとも言われる前の方の席)にも、2〜3割の空席があった。私が知るかつて無いほどのひどい状態だ。若乃花、貴乃花のような日本人力士のヒーローの出現が無い限り、現在の状況を打開するのは難しいかも・・・・・・。挽回には時間がかかりそうだ。
(平成22年11月17日)
美しい朝焼け
今朝は冷気が一段と増したが、小春日和の風の無い天気で気持ちがよい。朝夕の気温が下がり、速いペースで歩いても汗をかかないというのは本当にありがたい。朝焼けも、とても美しかった。
登校時、コートやジャンパーなどを羽織っている人が急に増えた。私も、来週月曜日あたりからそろそろと思ったりしているが・・・・・・。
今日は府立体育館で求人合同説明会が開かれ、本校からも教員引率の下、17名が参加した。就職に関しては、依然として厳しい状況が続いているが、粘り強い取り組みの中で活路を見出したい。
(平成22年11月16日)
和やかに本校で4期生の同窓会
13日(土)、本校を会場に開かれた4期生の同窓会は84名(旧職員4名・現職員2名)の出席があり、賑やかかつ和やかであったと聞く。40歳代半ばの年齢だが、社会の中堅として各分野で活躍中であろう。教室にも入っていただいたようだが、在校当時を思い出され感慨ひとしおであったことだろう。
土・日の二日間で、校庭の紅葉が一段と進んだ。体育館前のサクラも色づいてきた。大乗川沿いのサクラは、今見ごろで実に美しい。散歩などで往来の地域のみなさんにも、喜んで貰っている。
(平成22年11月15日)
全国都市緑化ならフェアー
第27回全国都市緑化ならフェアーが、9月18日から奈良県広陵町と河合町に広がる馬見(うまみ)丘陵公園をメイン会場として開かれていた。「開かれていた」と過去形なのは、本日が最終日だったのだ。馬見公園は、我が家から比較的近いこともあり会期中にぜひ訪れたいと思っていたが、あれよあれよの間に本日を迎えてしまい、お昼ごろ慌ただしく訪ねた。
馬見公園へは、これまで何度も行ったことがある。広大な敷地には、さまざまな種類の樹木が数多く植えられている。大きな池や芝生の丘陵、子どもの喜ぶアスレチック施設や遊具もあり、休日は家族連れなどで賑わう。入場料は要しない。この日は日曜でフェアー最終日、大勢の人が訪れていた。
今回は、特設コーナーがあちらこちらに設けられ一段と華やかだった。中でもダリアや矮性のコスモスが美しかった。また、高さ3メートルもある皇帝ヒマワリも目を惹いた。ケヤキやアメリカハナミズキ、ドウダンツツジなどの紅葉も見ごろで、彩りを添えていた。
ただあいにくの黄砂の影響で何となく全体にうっすら靄のかかったような状態は、残念であった。
帰りに信貴山へも車で寄ってみたが、お目当ての「紅葉のサクラ」はすっかりすべての葉を落としていた。上から見る奈良盆地も、黄砂で霞んでいた。
(平成22年11月14日)
黄砂の被害
先日来、近畿地方でも黄砂が飛散し影響が出ている。所によっては洗濯物や車などに被害を被っている。島根や鳥取など日本海側では、その被害の状況は大きく、特に喘息や気管支炎などの疾患を持っている方には深刻な影響が現れているという。
11月の黄砂の飛来はこれまでになかったことで、一説にはこの時期雪に覆われる地帯に降雪がないことが原因とも言われている。先日、韓国を旅行した人の話では、韓国では黄砂の被害が日本の比ではないらしい。ソウルの高層マンションなどでは、ベランダ等に黄砂対策用の特別の設備を講じているとのこと。
中国も無策ではない(放っているわけではない)と思うが、莫大な軍事予算の一部でも回して植林をするなど、きちんとした対策を講じて欲しいものだ。
そう思うのは私だけではないだろう。
(平成22年11月13日)
日当たりの加減で
昨朝までの予報によると今日は一日晴れだったが、夜には「午前中、所によって雨」に変わっていた。そのとおり、朝8時ごろから小雨がパラついた。「何とかと秋の空」というが、気象予報士泣かせの秋の天気だ。そのような中、昼ごろから晴れてきた。最高気温は21度くらいまで上がるという。
明日は快晴の予報だが、外れないことを願う。
木々の紅葉だが、同じ樹種であっても植わっている場所によって紅葉の進み具合が大きく異なる。校庭のサクラ(染井吉野)を例に挙げると、通用門付近(大乗川沿い)のサクラは今が見ごろで、落葉も盛んである。一方、体育館前の木は、見ごろになるまで未だ優に10日はかかりそうだ。日当たりの加減であろう。我が家でも、日射を遮るものの無い所に植わっているドウダンツツジは今が盛りだが、ハクモクレンの陰に植わっている木は、未だ青々としている。
一斉に紅葉というのも鮮やかでよいが、微妙にずれるというのも長く楽しめてよい。どちらにしろ、昼夜の気温差が大きくなって来たので紅葉のスピードが一段と増すことだろう。
一昨年度の「校長室から」の発信回数は150回、昨年度は215回だった。4月当初、今年度の目標を216回としたが、本日で210回を記録した。目標達成は、時間の問題である。目標を上方修正して300回とする。また、6月24日から本日まで142日連続発信中だが、こちらは連続200日を、三年間のトータルでは、700回をめざす。
数が多ければよいといったものではないが、保護者や卒業生、及び地域のみなさんの中には、「校長室から」を楽しみにして貰っている方もいらっしゃる。「継続は力なり」を信じて、愚直に続けていく。
(平成22年11月12日)
4期生の同窓会
明け方は学校の近くでも3度前後と、奈良同様にかなり冷え込んだようだ。が、日中はポカポカ陽気だった。明日、明後日は、最高気温が20度くらいまで上がるという予報。
13日(土)本校で、4期生(昭和58年度卒業)の同窓会が開催される。卒業生約80名と当時の教員5名が出席される予定と聞く。9月23日に開かれた全体の同窓会参加者を中心に、開催の機運が高まったのであろうか。天候もまずまずのようだし、楽しい集いになるだろう。
(平成22年11月11日)
粘り強く最善を尽くす
今日は曇り空、雨は降らないようだが、一日どんよりとした天気が続きそうだ。予報では、明日は快晴であると。
10月から校長室に新しく入ったパソコンでD.V.D.も操作できるようになったので、先日初めて、本校の30周年記念(平成19年度)のときに作成したD.V.D.(記念式典や入学式、卒業式の模様など)を見た。
式典は森之宮の青少年会館で、本校の創立記念日にあたる平成19年5月8日に開かれたようだが、映像を見ての感想は「残念」の一言であった。当日は、アトラクションとして本校吹奏楽部の演奏と地域のみなさんによる太鼓の演奏があった。どちらも日ごろの精進のうかがえる好演であった。ただ吹奏楽の演奏を聴く生徒諸君の態度は、お世辞にもよいとは言えないもの(写っている限り)だった。
肝心の式典だが、企画運営されたみなさんには厳しい批評になるが、お膳立てなどが不十分であったと言わざるを得ない。例えば、壇上に国旗が掲揚されていなかったこと、同じく壇上に校旗が掲揚されていなかったこと、国歌斉唱が無かったこと、来賓の席順に齟齬があったこと、校歌斉唱のときに立ち歩いている生徒が居たこと、「閉式の辞」の際、「起立」にも拘わらず座っている生徒が居たことなど、数えればきりがない。ふだん、全校集会が開かれていなかったのであるから、恐らく予行演習もできていなかったのであろうと推測する(平成21年度からは、全校集会を月1回実施)。
意識性の低いところに、式に臨む望ましい態度などあり得ない話だ。くり返し、くり返し、「主役は君たちだ」を説いてやらねばならないのである。
校歌斉唱時など壇上の来賓に、「なんだこの有様は・・・・・・」の表情が出ていると私は捉えたが、間違った見方だろうか。当時を知る人に「映像を視聴する限り、式典では比較的静かであったようだが」と聞いたが、「生徒たちの私語が入らないように、意識してマイクロホンを操作した」と。道理で静かだったはずだ。そこまでしなければならなかったのだ(その努力を、他に向けて欲しかったが)。
一般来賓として臨席されたある退職校長に、当日の様子をつい先日お聞きしたところ、「ザワザワザワザワと、とにかくうるさかった。西浦があのようにひどい状態になっているとは思わなかった」と。正直な感想であろう。
この式典の約3ヵ月後、本校が再編統合の対象になったことが、大阪府教育委員会から発表された。
昨年度の卒業式(平成22年2月26日)は、臨席いただいた中学校長のみなさんから多くの賞賛の声を賜った。やればできるのだ。けっして諦めず、最後の最後まで粘り強く最善を尽くす。
2月26日に、本校最後の卒業式を、引き続いて閉校式を挙行する。あと3ヵ月半だ。30周年式典の教訓をきちんと生かし、より望ましい式典にしたいものだ。
準備怠り無きよう臨む、飽くこと無く 可能性を求める。
(平成22年11月10日)
サザンカが
一昨日のこの欄で「平地でも紅葉の進度が上がって来た」と書いたが、本校校庭の木々の紅葉もかなり進んだ。今朝は、通用門付近のケヤキやサクラの落ち葉も目立った。また、校庭ではサザンカが咲き始めてきた。
朝の天気予報で「所により雨」と聞き傘を持参したが、どうやら使うことは無さそうと思っていたところ、9時半ごろから少しだけ降った。植えつけたスイセンのためには、もう少し降って欲しかったが・・・・・・。
(平成22年11月8日)
高校演劇発表大会
地区の高校演劇発表大会が本日富田林スバルホールで開催され、本校演劇部が「☆☆ウルトラあの世クイズ2010☆☆」で優秀賞を獲得すると共に、個人でも演技賞に輝いた。
本校の演劇部はこれまで輝かしい実績を残し、府の発表会でも数々の賞を獲得してきた。O.B.の中には、現在も演劇活動を継続されている方が少なくないと聞く。今回の脚本も、O.B.の松田 浩司 氏が手がけた。今年は3年生のみの少ない人数であったが地道な活動を続け、栄冠に結びつけた。日ごろの精進を称えたい。
大学三大駅伝の第二弾、第44回全日本大学駅伝(熱田神宮・伊勢神宮間 8区間106.8Km)が本日行われた。結果は、早稲田が大会新記録で15年ぶり5回目の優勝を果たした。
一区で出遅れた早稲田だったが、4区でトップを奪いそのまま逃げ切った。最後は、2位と約3分の大差がついた。早稲田は、10月に行われた「出雲駅伝」に続いての快勝で、正月に開かれる「箱根駅伝」を制すると三冠王となる。大学三大駅伝の三冠王は、20年前に順天堂大学が、10年前に駒沢大学が達成している。早稲田の最近の充実ぶりは、その可能性の高いことを十分に窺わせるが、ここは他校にもがんばってもらって独走を許さないようにして欲しい。
プロ野球日本シリーズは、連夜にわたる延長戦の末、千葉ロッテオリオンズが名古屋中日ドラゴンズを制し日本一に輝いた。ロッテ西村監督は、就任一年目の快挙だ。レギュラーシーズン3位からの日本一であり、現在の方式となってから初めてのことだ。
昔の方式に馴染んでいる私などにとっては、屋上屋を重ねるようで、また3月末からのペナントレースを軽視するようで、今のやり方には少し違和感がある。
(平成22年11月7日)
富田林支援学校創立40周年記念式典
小春日和が続いている。ここへきて平地でも紅葉のスピードが上がって来た。本日、創立40周年記念式典への出席のため、金剛山の麓に位置する府立富田林支援学校を訪ねたが、ケヤキやイチョウの黄葉がかなり進んでおり、とてもきれいであった。
肝心の式典だが、生徒たちの式に臨む態度が立派であった。感心したのは、実行委員長でもあるPTA会長のスピーチである。来賓、保護者、子どもたち、及び教職員、それぞれへの内容が的を得ており、それも原稿などは全く見ないでご自分の言葉で話された。その中でも特に感心したのは、子どもたちへの話で、見事に心を掴んでおられた。他の方が、若干原稿の棒読みに近かったので、その見事さが際だった。
式典後のアトラクションとして、プロによる「シャボン玉ショー」が行われたが、子どもたちがとても喜んでいたし、我々も十分に楽しませて貰った。周年行事のアトラクションとして的確な選択であったと感じた。
その他、全体を通して細部に気配りがなされ、今日の天気のようにさわやかさの残る周年行事であった。
(平成22年11月6日)
全国高校駅伝都道府県予選
晴れの特異日である今日11月3日文化の日は、やはり好天に恵まれた。さわやかな一日であった。
朝早くに、庭木の消毒をした。今年最後である。
第61回(女子は第22回)全国高校駅伝(12/26・京都)の都道府県予選が、現在各地で開かれている。大阪府予選も淀川の河川敷コースで本日開かれ、男子は関大北陽(2年連続2回目)が、女子は薫英女学院(5年連続5回目)が優勝した。ちなみに、愛媛県予選も本日開かれたが、私の母校・県立宇和島東高校が連覇を果たし、全国大会への出場(2年連続5回目)を決めた。昨年12月の全国大会では1区で最下位と出遅れ、実力を十分に発揮できなかった。今後しっかりと調整をして、前回の雪辱を果たして欲しい。
今夜早速、宇和島に住む同窓生から報告が入った。京都での応援が、今から楽しみである。
(平成22年11月3日)
スイセンの植え付け
昨日PTA役員会の前に、会長など役員のみなさんと職員で前庭花壇へのスイセンの植え付けを行った。
校務員の上田さんの指示の下、約50分、ワイワイと楽しく賑やかに球根を植えることができた。昨年10月末のチューリップ植え付け、今年7月のミニヒマワリの種まきのときもそうだったが、昨日も同様に好天に恵まれた。先日、校務員二人が植えたものと合わせて2千球だ。かなり密に植えたので、うまく咲けば壮観であろう。卒業式・閉校式(2/26)に合わせて、咲いてくれることを願う。楽しみだ。
(平成22年11月5日)
コートの着用
昨日に引き続き快晴である。9時現在、雲ひとつ無い日本晴れだ。
気温が下がったせいか、このところ男性でもコート姿が稀に見られるようになった。女性はファッション的に、男性でも80歳を上回っているであろうと思われるようなご高齢の方であればこの時期のコート姿も何となく似合う。しかしながら、二十代、三十代と思われる若い男性のこの時期のコート姿は、体感は人によって違うからとわかってはいるものの「少し大げさじゃない。寒く感じるなら腕立て伏せでも・・・・・・」と思ってしまう。それだけ、元気だということだろうか。
今日は授業公開と午後から保護者懇談会。同じく午後から、PTAによるスイセンの植え付け(前庭花壇)が行われる。さらに15時30分からは、PTA実行委員会が開かれる。
(平成22年11月4日)
全国高校駅伝都道府県予選
晴れの特異日である今日11月3日文化の日は、やはり好天に恵まれた。さわやかな一日であった。
朝早くに、庭木の消毒をした。今年最後である。
第61回(女子は第22回)全国高校駅伝(12/26・京都)の都道府県予選が、現在各地で開かれている。大阪府予選も淀川の河川敷コースで本日開かれ、男子は関大北陽(2年連続2回目)が、女子は薫英女学院(5年連続5回目)が優勝した。ちなみに、愛媛県予選も本日開かれたが、私の母校・県立宇和島東高校が連覇を果たし、全国大会への出場(2年連続5回目)を決めた。昨年12月の全国大会では1区で最下位と出遅れ、実力を十分に発揮できなかった。今後しっかりと調整をして、前回の雪辱を果たして欲しい。
今夜早速、宇和島に住む同窓生から報告が入った。京都での応援が、今から楽しみである。
(平成22年11月3日)
4日、5日は授業公開の日
今朝は冷気が募ったが風もなく、暑がりの私には最寄り駅までの歩行がとても気持ちよかった。急ぎ足でも汗をかかないというのは快適だ。
ケヤキ、サクラ、ナンキンハゼ、ドウダンツツジ、モミジ、カエデなども、薄っすらと紅葉してきた。これから徐々に色づきが進むだろう。楽しみだ。夏場の猛暑のせいで、アメリカハナミズキの葉が例年より、鮮やかな紅葉を見せるまでに落ちてしまうのが多いことは残念である。
明日は文化の日。皇居では、文化勲章の親授式が執り行われる。天皇陛下から受章者に文化勲章が授与され、引き続き内閣総理大臣から受章者に勲記が伝達される。今年度の受賞者は、今年のノーベル化学賞の受賞が決まった鈴木 章・根岸 英一の両氏ら7名である。今回の7名を含め、これまでの受賞者は358名になる。
文化勲章の制度は、昭和12年に制定された。勲章のデザインは、橘の五弁の花の中央に三つ巴の曲玉を配し、鈕(ちゅう)にも橘の実と葉が用いられている。常緑樹である橘は、平安京の頃から京都御所紫宸殿の南庭に植えられ、「右近の橘」と称されるなど古来から珍重されており、その悠久性、永遠性は文化の永久性に通じることから、文化勲章のデザインに採用されたと言われている。
天皇陛下がご親授されるようになったのは、平成9年からだ。
4日、5日は授業公開の日になっている。一人でも多くの方にお越しいただきたい。もちろん、原則として毎日が公開なので、ご都合のよいときに参観していただいて構わないのだが。
(平成22年11月2日)
今日から11月
今日から11月(霜月 しもづき)。
5月も風薫る中、百花繚乱の清々しい気持ちのよい時期だが、少し動くと汗がにじんで来る。そういった意味で、さわやかな11月は年中で一番過ごしやすいのかも。菊や山茶花、柊、椿も咲いてくる。錦秋の秋の形容どおり、中旬からは木々の紅葉も一段と進む。読書にスポーツに、何を行うにしても絶好の季節である。
生徒諸君には卒業式まで4ヶ月を切ったわけだが、一日一日を大切にし、日々全力投球で臨んで欲しい。
早朝美化清掃活動20回協力生徒の表彰を、本日昼休みに実施した。この生徒は2学期からの協力だが、最近最も熱心に活動している。引き続き、皆のために、学校のために奉仕してくれるだろう。
PTA役員によるスイセンの植え付けは4日に実施するが、それに先駆け本日、花壇を耕したりの準備とスイセンの一部植え付けを校務員が行った。途中雨が降るなど恵まれたコンディションではなかったが、生徒諸君のためにと黙々と献身的な働きを見せた。感謝したい。
(平成22年11月1日)
「第62回正倉院展」
本日、奈良国立博物館で開かれている「第62回正倉院展」を鑑賞した。
高校卒業後、大阪に出て来て42年、奈良に住んで35年になるが、「正倉院展」を鑑賞するは初めてだった。東大寺や興福寺を中心に、奈良公園はこれまで度々訪れている。以前、私が実行委員長で、夕刻東大寺南大門をスタートして柳生から針、東吉野、大宇陀を巡って朱雀門をゴールとする「奈良かぎろひロマンチック街道130キロ」というウルトラマラソンレースを10回開催した(開会式は、新公会堂)。東大寺には、何かと縁が深い。しかしながら、毎年心が動かされながらも、これまで「正倉院展」には縁遠かった。
今回は、正倉院の約9,000件の宝物の中でも屈指の名品と言われ、19年振りの公開となった「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」が特に注目されていた。私も行こうと決めてから、この琵琶に対面できることが楽しみであった。
10時20分(10時開館)に奈良国立博物館に着いたが、すでに長蛇の列。それも生半可の長さではなく、120分待ちの掲示があった。気短かの私は、「どうしたものか・・・・・・」と一瞬考えたが、会期は11/11まで休日の予定は詰まっており、帰るわけにもいかず並んだ。3〜4分止まって5メートルほど進むことを繰り返したが、みなさん不平不満もこぼさず辛抱強く絶えた。日ごろ、電車の乗り降りではマナーの悪い人が目立つが、「手間暇、交通費等をかけて文化の薫りに触れようとする人たちはさすがだな」と感心させられた。途中、小糠雨に見舞われたが、テントが延々と張られていたので助かった。
そうこうするうちに、約70分で入館できた。昨年は会期中、30万人近い入館者であったと聞くが、館内、特に「螺鈿紫檀五絃琵琶」の周りの賑わい振りは、一昔前の心斎橋筋のようであった。「螺鈿紫檀五絃琵琶」を間近で見るために、館内でも20分待ちの行列。ここでも辛抱強く待つ姿が印象的だった。
「螺鈿紫檀五絃琵琶」だが、弦を張った正面にはラクダの上で琵琶をひく人や木、鳥、花文を、裏面には唐花文などを細かにつなげていた。文様には貝を使った螺鈿やウミガメの甲羅、コハクなどを用い飾ってあり、美しく鮮やかだった。この琵琶は、聖武天皇寵愛の品であったらしい。
世界にはもっと古い物があるのに正倉院の宝物が賞賛されるのは、作られた当時の美しさを保っているからだと言われる。高床式の構造が害虫やネズミなどの害を防ぐと共に、風通しをよくして湿気の害を防いだ。宝物を入れた唐櫃(からびつ)と呼ぶ杉箱も、温度や湿度の変化が少ない環境を保ったようだ。
今回は、「螺鈿紫檀五絃琵琶」の他、光明皇后が使用したとも言われる室内履きや当時の薬とそのリストや工匠具と呼ぶ細工や工作を職業とした人が使った道具類なども展示されていた。そのような中、私が美しいと感嘆したのは「蘇芳地彩絵箱(すおうじさいえのはこ)」と呼ばれる草花文様の献物箱で、これは仏様への献物品を入れた杉材の方形の箱だが、透かし彫りした美しい文様が目を引いた。
初めての「正倉院展」鑑賞であったが、絵画・書・彫刻・工芸品・庭園・演奏・歌唱等々、ジャンルを問わず上質のものを鑑賞したり、視聴したりしたときに生ずる満ち足りた気分に浸れた一日だった。
(平成22年10月31日)
台風の影響なし
今朝は台風14号の影響による強い風雨を予想したが、早い時間に小雨が降った程度で済んだ。夜中には、もう少し降ったのかもしれない。大阪や奈良は、台風に関してはここ何年も大きな被害はない。恵まれている。ありがたいことだ。
我が家はふだんから雨戸を閉める習慣が無い(ご近所のみなさんは、毎夜きちんと閉める)。妻は私と違って、どちらかと言うと何事にもきちんとしている方なのだが、結婚してもうすぐ37年、私のいい加減なところがすっかり映ってしまったようだ。もっとも、外回りは私の管轄であるが。台風が接近中であったにも拘わらず、昨夜も雨戸を閉めずに寝てしまった。みなさんのところでは、きちんと対処されたことだろう。我が家は、いい加減なのである。
台風の影響を受けなかったお陰で、趣味の庭いじりを朝から堪能できた。庭いじりと言っても、今は落ち葉を掃き、細かな雑草を抜き、徒長枝を摘むくらいなのだが・・・・・・。好きなことを、時間を気にせず堪能できるというのは幸せなことだ。
明日は、「正倉院展」に出かけようと思っているが・・・・・・。
(平成22年10月30日)
間もなくスイセンの植え付け
本日生徒たちは、校外学習でU.S.J.へ。天候に恵まれ、喜んでいる。大いに楽しんで欲しい。
校内は、静寂そのものである。
年度初めを5千球のチューリップで飾った。また2学期のスタートを、5百のミニヒマワリの花で彩った。来年2月26日は最後の卒業式、卒業式に引き続き閉校式も挙行するが、この日を花一杯で飾りたいという思いが強い。
チューリップやミニヒマワリを咲かせた跡地に、スイセンを植えつける予定であることはこの欄でも何度か書いた。植えつける「日本スイセン」の球根が数日前に届いた。大きさ直径4〜5センチ程度のもの(写真参照)2千球を、取り寄せた。
来週初め、PTA役員を中心に皆で植えつけるが、大事に育てて2/26にタイムリーに咲かせたいものだ。
(平成22年10月29日)
中間テストの成績が明らかに
中間テストの成績が明らかになった。努力した生徒とそうでない生徒との差が大きく出ている。当然のことながら、在籍している生徒全員が卒業できることを願っているが、今後相当の努力が求められる生徒が少なからず居る。悲しい結末にならないように、残り少なくなった授業を一時間、一時間大切にして、2学期末テスト(12/9〜)、学年末テスト(1/26〜)に向け必死で努力して欲しい。努力あるところに道は開かれる。
朝から雨が降っている。昼過ぎまで続くようだ。台風14号が近づいている。土曜・日曜は影響を受けそうだ。明日は、校外学習で生徒たちはU.S.J.を訪ねるが、天候はよさそうだ。修学旅行は雨に泣かされたが、今回はうまく合い間に実施できそうで喜んでいる。
(平成22年10月28日)
木枯らし一番
昨日午後から気温が下がり、強い風も吹いた。「木枯らし一番」という発表があった。4〜5日前からの予報どおりである。風がかなり強かったので、余計に体感温度が低く感じた。
今朝の奈良は最低気温7度、11月下旬から12月初めの気温である。家を出るとき、吐く息が白かった。ポケットに手を入れている人が目立った。この寒気は明日までのようだが、これから徐々に寒くなっていくのだろう。
昨日の閉校記念誌DVD用の撮影会だが、セッテッングから片付けを含めて1時間40分を要した。短時間であってもカメラを前に話すということは、難しいことだ。特に体を動かさず(よい姿勢を保って)に話をすることは、慣れていない者にとっては至難の技である。テレビの司会者やキャスターなど、何気なく簡単にこなしているように見えるが、その陰には大変な努力があるのだろう。
集会などでの生徒たちへの講話の際も、姿勢や動き等についてもっと様々なことを考慮しながら行うべきと自戒する機会となった。
よい経験をさせて貰った。
(平成22年10月27日)
閉校記念誌用の最終撮影
昨日は一旦止んだ雨が断続的に降り、結局夜まで降り続いた。その雨も上がり、曇りだがさわやかな天気となった。明日は最高気温が15度程度と、かなり涼しくなりそうだ。人によっては、寒いと感じるだろう。
今日は午後、閉校記念誌に添付するB.V.D.用の最終撮影が校長室で行われる。専門業者に撮っていただくのだが、挨拶を何分何秒と決められた中で終えなければならない。なかなか難しい注文ではあるが、スムーズに進行できるよう協力したい。
(平成22年10月26日)
秋冷の雨上がり
昨日午後からの雨が朝方少し残ったけれど、生徒たちの登校する時間には、すっかり止んだ。秋冷という表現の似合う、雨上がりであった。
10月も最後の週、閉校式まで4ヶ月となった。月日の経過がとにかく早い。
明日は、平成23年度大阪府教員採用選考の合格発表がある。一次選考を突破している受験者には、祈るような気持ちで落ち着かない時間を過ごしていることだろう。
(平成22年10月25日)
女子駅伝
長く咲き続けたサルスベリの花も終わった。残暑が続いたせいだろうが、例年より20日以上も長持ちした。
今日は午後から雨。今週は中頃、最高気温が20度を下回る日があるとの予報も出ている。山の紅葉も一段と進むだろう。
本日、「第28回全日本大学女子駅伝対校選手権大会」が仙台市の陸上競技場―市役所前市民広場の6区間(38.6キロ)で行われ、佛教大が大会新記録で2年連続2度目の優勝を果たした。2年ぶりの頂点を目指した立命館大には、1分半以上の大差をつけた。3位には4年連続で名城大が入った。一昨年までは立命館大が3連覇しており、大学女子駅伝に関しては西高東低が続いている。
また今日は、実業団女子駅伝西日本大会(6区間・42.195キロ))も福岡宗像市で開かれ、ダイハツが2連覇を果たした。2位には1秒差でワコール。3位には初出場のシスメックスが入り、2年5か月ぶりの公式レースに挑んだ野口みずき(アテネオリンピックマラソン優勝)は3区を走り、34分15秒で区間5位。まずまずの復調ぶりを見せた。
大学の長距離陣のレベルは、以前は実業団に比べかなり劣ったが、最近は遜色ない。特に、仏教大4年の西原・吉本の両選手は、オリンピック代表を十分に狙える実力を備えている。その他、他校にも逸材が揃っている。今後のさらなる精進に期待したい。
(平成22年10月24日)
「社会見学会」実施
本日の社会見学会(淡路島・参加者32名)は天候にも恵まれ、楽しい一日となった。スケジュールどおり進み、往路・復路とも道路が混むこともなく予定の時刻に戻ってくることができた。
香づくり体験は、私が初めに思っていたとおりの粉を練り上げて作る「固形の香」であった。私を含めほとんどの方が初体験であり、興味をもって取り組めた。
バスの中や昼食時など楽しく歓談できたし、復路のバスの中では校歌や青春歌謡を合唱するなど大いに盛り上がった。
PTA主催としては今回が最後となったが、来年度からはどのような形にしていくかは今後の課題だが、「しらとり会」が中心となって継承していくことは確認できている。
バスの中での朝の挨拶
みなさん、おはようございます。まずまずの天気で喜んでいます。
日ごろは、教育活動の推進にご支援、ご協力を賜りまして感謝申し上げます。また本日はお忙しい中、ご参加いただきましてまことにありがとうございます。現在3年生のみという中ですが、今回は昨年、一昨年を上回る参加人数でありまして、本当にありがたく思います。これも、役員のみなさんのご尽力のお陰と感謝申し上げます。
さて、学校の方ですが、この19日の火曜日に中間テストが終わり、2学期も後半に差し掛かっています。最後の卒業式は2月26日に行うことになっていますが、この日は卒業式に引き続いて、閉校式も実施します。この卒業式・閉校式を挙行する2月26日まで、あと4ヵ月となりました。これから日を追うごとに寂しさが募ってくるかと思います。
現在、閉校に向けての準備や作業を教頭・事務長・首席の三人を中心に進めておりますが、ご存知のとおり、三人は他校の校長連中がうらやましがるほどの強力トリオでして、私は本当に助かっております。有り難いことです。また、PTA、しらとり会、同窓会、教職員、そして楠山先生をはじめ旧職員のみなさんも、いつもこのように協力を賜りますし、私は本当に恵まれております。幸せです。
重ねて感謝申し上げます。
微力ではありますが、今後も本校のために全力を尽くすつもりです。引き続き、ご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
本日はこれから淡路島を訪れるわけですが、みなさんのご協力でもって楽しい行事になりますことを祈念し、簡単ではありますが挨拶とさせていただきます。
(平成22年10月23日)
性感染症予防のための講習会
昨日6限目のロングホームルームは、全生徒対象に視聴覚教室において「性感染症予防のための講習会」を実施した。産婦人科の開業医をお招きし、スライドを交えての講話を賜った。分かりやすくお話いただき、生徒も興味をもって聞いた。これは、3年生を対象に毎年実施している企画だが、今回も有意義な講習会となった。
電車の中の広告を何気なく見ているが、そのキャッチコピーは、優れたものと工夫が足りないなと思ってしまうものの二つに分かれる。昨日、「なかなかいいじゃないか」と思ったものが二つあったので紹介したい。
一つは、府下のある大学の学生募集で「うまくいかないときは、深く考えるチャンスなんだ」。何かを、ふと考えさせるものがある。もう一方は、「そぞろ歩きが 似合う街です。 いいですよ おとなの倉敷」。JR西日本の広告だ。さわやかな感じが残る。
如何だろうか。
電車の中では、音楽を聴いたり、本や新聞を読んだり、また居眠りしている人が多いが、私はただぼんやりしていることが好きだ。時折、熟睡してしまうこともあるが・・・・・・。
(平成22年10月22日)
ノーベル賞をとるために
昨日、奄美大島は秋雨前線と北上中の台風の影響で記録的な豪雨に見舞われ、死者2名など大きな被害を蒙った。被害を受けた関係者には、謹んでお見舞い申し上げる。
読売新聞に連載中の「時代の証言者」を、いつも興味深く読んでいる。これは、各界の著名人を取り上げ20回程度の比較的長きにわたり、生い立ちから現在までを時代を背景に本人に語ってもらうというシリーズである。
現在、ノーベル物理学賞受賞者(1973年)の江崎玲於奈さん(85歳)を取り上げており、本日はその17回目であった。その中で、江崎さんが「ノーベル賞をとるためにしてはいけない5か条」について述べておられる。なるほどとうなずきながら読ませていただいた。紹介する。
1 今までの行きがかりにとらわれてはいけない。しがらみを解かないかぎり、思い切った
創造性の発揮などは望めない。
2 大先生からの教えはいくら受けてもよいが、のめりこんではいけない。のめり込むと権
威の呪縛から逃れられなくなる。自由奔放な若さを失い、創造力も萎縮する。
3 無用なガラクタ情報に惑わされてはいけない。吟味された必須の情報だけ処理する。
4 創造力を発揮して自分の主張を貫くためには、戦うことを避けてはいけない。
5 子どものようなあくなき好奇心と、初々しい感性を失ってはいけない。
お読みになり、みなさんは、どのように思われただろうか。
含蓄のある内容であると、どれも世の中のすべてのことに通じるのではと、私は思うが。
(平成22年10月21日)
社会見学会迫る
3日(土)の「PTA社会見学会」だが、予想以上に参加希望者が多かったことは一昨日にお知らせしたとおりだ。役員のみなさんのご尽力のお陰である。感謝申し上げたい。
当日は、近鉄・藤井寺駅前からバスで淡路島に向かうが、まず「バルシェ香りの館」を訪ね香づくりの体験をする。自家抽出したエッセンシャルオイルなるものを使っての体験とは、つゆ知らず、香づくりと聞いて私は「法事などで使用する線香」を作るのかと今の今まで思っていた。初体験だ。
その後は、フレンチレストラン「ベルレーヌ」で昼食タイム。淡路島創作料理コンテストで金賞に輝いた「淡路島の恵」を賞味することになっている。どのようなご馳走が出てくるか楽しみにしている。
ゆっくりと過ごした後、次に「北淡震災記念公園」に向かう。ここでは、野島断層を見学する。阪神・淡路大震災で現れた断層を、ありのままに保存・展示し、さまざまな角度から分かりやすく解説している。前に一度見学したことがある。またここでは、昨年神戸から移設された「神戸の壁」も見学することになっている。
「神戸の壁」は、昭和2年頃、神戸市長田区の若松市場の延焼防火壁として建てられたと聞く。神戸大空襲(昭和20年)にも耐え残り、阪神・淡路大震災では周囲の建物が倒壊全焼する中、倒れず、焼けず、その姿を留めた。震災の記憶を風化させないために、昨年1月震災記念公園に移設し、震災から得た教訓と防災に対する意識を発信させている。
最後は、香ばしい400種類もの煎餅を製造販売する「たこせんべいの里」を訪ねることになっている。
ざっと当日の予定を紹介したが、天候に恵まれ楽しい行事になることを祈っている。
(平成22年10月20日)
絶好の季節、有意義に
本日は中間テスト最終日だった。無事、終了した。
これから期末テストまでの7週間は(12/9から期末テスト開始)、学習にスポーツに何をするにしても、もってこいの最上の気候である。
生徒諸君には、高校生活における最後の秋。悔いの残らぬように何事にも全力を尽くして、有意義に過ごして欲しいものだ。
(平成22年10月19日)
昨年、一昨年よりも多い参加希望者
中間テスト4日目。
涼しくなり、今朝は登校時、汗ばむことがなかった。4月下旬以来のことだ。
23日(土)に、PTA主催の「社会見学会」を実施する。3学年のみの保護者、教職員も3分の1になっているにも拘わらず、昨年、一昨年よりも参加希望者が多く喜んでいる。
当日は淡路島へ向かうが、天気に恵まれることを祈っている。
学校紹介の就職については、厳しい状況が続いていることは既報のとおりだ。テスト期間中も3名が受験した。
本日、テスト終了後、「ハローワーク河内柏原」高卒就職ジョブサポーターにお越しいただき、学校紹介の就職希望者でまだ内定を獲得できていない生徒を対象に、心構えなどについていろいろとアドバイスを貰った。諦めない粘り強い取り組みで、内定獲得をめざす。
(平成22年10月18日)
男子ゴルフ日本オープン
男子ゴルフの「第75回日本オープンゴルフ選手権大会」が、14日から今日にかけて愛知C.C.で開かれた。春から毎週のようにトーナメントが開かれているが、日本オープンは文字どおりプロ・アマを通じてその年のチャンピオンを決める大会だ。優勝者に贈られる賞金は4,000万円と破格であり、何より「日本オープンチャンピオンの称号」、ゴルフに係わるものにとってこれ以上の名誉はないだろう。
結果は、最終日5位スタートの金庚泰(24歳・韓国)がスコアを7つ伸ばし、通算13アンダーとして逆転優勝した。2打差の2位に首位スタートの藤田寛之が入った。特筆すべきは、アマチュアで大学1年の松山英樹(18歳)の3位。並み居るベテラン勢に後塵を浴びせての、日本オープンでの3位は立派である。まして、アマチュアである。解説者をも唸らせる高度なその技術、ピンチにも動揺せず笑顔を絶やさない冷静なプレーは圧巻であった。
松山は今月、埼玉県で行われたアジア・アマチュア選手権で優勝し、来春の米マスターズ・トーナメントの出場権を日本のアマチュアとして初めて獲得する快挙を成し遂げたばかりだ。大会前、石川 遼 (19歳)の最年少優勝ばかりクローズアップされたが、石川を大きく上回る活躍であった。新たなスターの誕生である。
石川はもちろんのこと、池田、薗田など、他の若手も大きな刺激を受けたであろうし、彼ら若手の今後の活躍が大いに楽しみである。
ゴルフは、若い頃おつきあいですこしやったが、今はまったくやらない。ゴルフ場までの往復の時間を含めて、単位時間当たりの(また必要経費当たりの)運動量が少ないというのが大きな理由である。だが、テレビ観戦は好きでよく見る。優勝争いにおけるメンタルな部分が、とても参考になる。
(平成22年10月17日)
箱根駅伝予選会
本日、箱根駅伝(関東大学対抗東京・箱根間往復駅伝)の予選会が立川(東京)で開かれた。20キロを一斉に走り、各大学上位10名の合計タイム上位9校が予選通過となる。前回大会の上位10校はシードされ、予選会は免除である。予選の模様はテレビ中継される年もあるが、残念ながら今年はなかった。上位9校をめざして熾烈な戦いが繰り広げられたようだ。
結果を見ると、なかなか興味深い。私の時代、常連校で強豪であった順天堂、大東文化、国士舘などが落選、変わって拓殖、国学院、上武、帝京、中央学院などが本大会への切符を手にした。シード校の中にも、私の時代駅伝では無名であった山梨学院、城西などが入っている。シード10校と今回出場権を得た9校、これに出場権の無い大学(関東学蓮加盟)から選抜された「学蓮選抜チーム」の20チームが、来年1月2日、3日に開かれる本大会に出場する。今回残念ながら落選した各校には、捲土重来を期して精進を積み重ねて欲しい。
これまで箱根駅伝から、世界へ飛躍する選手が何人も出ている。今回も選手たちの激走が楽しみである。
20年くらい前からテレビ中継されるようになり、年末の「全国高校駅伝」と並んで一気に国民的行事となった。今回で87回となる、歴史ある大会である。出場枠が関東学連加盟校に限られる(過去数回、記念大会として加盟校以外から強豪大学の出場を認めたことがある)ということで、私には出場のチャンスは無かった。生まれ変わったなら、出場したい大会の一つである。
私には男の孫が3人いるので、「一人くらい長距離走をやるのが・・・・・・」と思うが、今のところ、興味は専ら野球、サッカー、バスケットボールであり、期待できない状況である。
(平成22年10月16日)
来年こそはで40年
中間テスト3日目。ここ数日より気温が2〜3度下がり、過ごしやすくなった。
「キンモクセイの花がほぼ終わったが、サルスベリ花が残っている」といういつもとは違った現象が起こっている。
「卒業アルバムに掲載する『卒業生に贈る言葉』を考えよ」と先日、係から宿題が出された。すぐに、ひとつ覚えである「飽くこと無く 可能性を求めて」に決めた。本校教頭の専門が書道であり、これを毛筆で書いて貰おうと安易に思った。妻に話すと「拙い字でも自分で書くところに意義があるのでは。人に委ねることを恥ずかしく思いませんか」と。妻の叱咤はごもっとも、翌日教頭に話すと、用具一式を準備してくれた。その日から60の手習い。筆を持ったのは、中学校1年の「書道」の授業以来である(もっとも、筆ペンでの熨斗書きは何度かあるが・・・・・・)。以後、悪戦苦闘、うまく書ける訳など無く、のたうちまわったこの3週間。期限ギリギリ、つい先日、係にお渡しした。
39年前、母校宇和島東高校で教育実習をさせていただいた際、恩師のみなさんが空き時間に習字をされていた。以来、年賀状を書く季節になると、「来年こそは習字を」と思い続けてきた。思い続けてきたということは、実行しなかったということ。
披露宴や絵画展の受付などで記名に迫られたとき、額に汗が滲む。まことに恥ずかしい話である。
手元にある書家・井上 千圃(いのうえ せんぽ)先生の著書(文字の書き方 くずし方・秀峰堂)の中に、「書道上達十訓」がある。なるほどと思うことばかり、ご紹介したい。
1 一日に十枚書くより、毎日一枚ずつ十枚のほうが早く上達する。
2 一度書いたら、手本と比較して悪いところを自分で直してみるとよい。
3 スラスラ書いても、止めるところはキチンと止めること。
4 誠意をこめて、念を入れて。絶えない努力があなたの字を上手にする。
5 漫然と習うより観察を鋭くせよ。原字を思い出しながら習えば、形はくずれない。
6 読みやすく美しい文字は、分掌を更に引き立たせる。
7 真・善・美はこんな身辺から生じる。
8 人と人との和は文字の美から。心正しければ、筆正しい。
9 技巧的のみではなく、心から出た美しさであって欲しい。
10 天地もうごかすばかり言の葉の、誠の道をきわめよ。文章は心の声、書は心の鏡。
如何だろうか。
ここまで書いて、本校の卒業証書の校長名を毛筆で自筆したことを思い出した。またしても、汗が滲んできた。
これを機会に、「習字を」と思う気持ちはあるのだが・・・・・・。
(平成22年10月15日)
人の振り見てわが振り直せ
ここ数日、夏のような強い日差しが続いていたが、今日は曇り。明日からは、平年並みの気温に戻るようだ。
昨日午後、生野高校の創立90周年の記念式典が大阪国際会議場(中之島)で開かれ、私も招かれた。生野高校の自治会や部活動の生徒たちが教職員を助け、さまざまな役割を担い、てきぱきと責務を果たしていた。にこやかな表情と礼儀正しい所作、立派な態度が印象に残った。一人ひとりの動きに、「式典を成功させよう」という思いがこもっていた。
大ホール舞台の上に、主催者側と来賓の方々、合わせて約30名が上がられた。私は下のいわゆる観客席、前から2列目だったので壇上のみなさんの細かい動きまでもがよく見て取れた。壇上のみなさんも多くの方がじっと座ったままということになるが、微動だにしない人もいれば、貧乏揺すりをしないまでも無駄な動きの多い人も見受けられ、さまざまであった。また、立ち方、座り方、礼の仕方、そういった所作の美しい方とそうでない方の対比も際立った。
そのような中、生野高校・校長の立ち居振る舞いは、式辞も含め見事であった。それに比べ、来賓代表2名の祝辞は原稿を棒読みしているに近く、心に響かなかった。立ち居振る舞いも、美しいとは言い難かった。そう感じたのは私だけではないだろう。
25年ほど前の話だが、奈良県文化会館で、当時皇太子殿下・皇太子妃殿下であられた今上天皇陛下・皇后陛下のご臨席を仰いでのある団体主催の全国大会があり、縁あって私も招かれた。そのときも大ホールの前から二列目の席で、間近に両殿下を仰ぎ見ることになった。驚いたことは、両殿下とも一時間余りの間、微動だにされなかったことだ。
天皇・皇后両陛下には、当時、50歳を少し超えられた年齢であったと思うが、さすがだなと感服したことを思い出した。
「人の振り見てわが振り直せ」という言葉がある。他人の動作や態度が好ましくないと感じたら、その相手のことをどうこう言う前に、自分は他人に対して同じようなことをしていないか、他人の行動を自分のこととして省みなければならないという意味であろう。
他人の欠点や、行動の誤りなどは、とかく目につきやすく、気になりやすいものだから、それを指摘したくなる。しかし、自分の欠点や誤りについては気がつきにくく、それを修正することは難しい。そこで、他人のことを自分の鏡として参考にし、とやかく言う前に、自分を磨くことに利用しようということだ。
中国の格言に、「他山の岩、もって玉を攻むべし」とある。「粗悪な石は、それ自体を飾ることはできないが、自分の玉を磨くのに使える」という意味だと。「人の振り見てわが振り直せ」と、ほぼ同じ意味であろう。
人の振り見てわが振り直したい。参考になることの多かった記念式典であった。
(平成22年10月14日)
無念の思いを糧に
今日から中間テスト(〜19日)が始まった。定期考査も、今回を含めてあと3回。後悔しないように、とにかく全力で取り組んで欲しい。
本日は、午後から生野高校の創立90周年の記念式典が、大阪市内で開かれる。本校は、現在創立33年目である。私の着任する前年、平成19年に30周年の記念行事を行った。30周年のその節目の年に、再編統合が決まった。
本来であれば、40年、50年、100年・・・・・・と齢を積み重ねるはずであったのに、残念至極である。これまで、11,663名の卒業生を送り出してきたが、これら卒業生をはじめ関係者の方々のことを思うとき、残念という言葉だけでは言い表すことのできぬ、無念の思いが沸々とこみ上げてくる。
在校生には、関係者の皆様と諸君の無念の思いを糧にして、一日一日を大事にして残り少なくなった高校生活を悔いのないよう有意義に過ごして欲しい。
(平成22年10月13日)
全員が異動
来年3月末で、閉校。
本校の教職員は、他校へ否応なく全員異動である。否応なくなので、私の「可能な限り各自の希望を叶えてあげたい」の気持ちは、当然の事ながら強い。それぞれの希望は、当たり前ながら「家から近く、課題の多くない学校(一見そう見えても、課題の無い学校など皆無だが)」ということになる。当然の帰結である。であるから、希望する学校がどうしても重なってしまう。
何とかしてあげたいとは思うが、それらの学校で希望する全員を引き受けて貰うことはできぬ相談である。
悩ましい問題である。
(平成22年10月12日)
早稲田の圧勝
三連休だったが、一昨日、昨日と天気に恵まれなかった。今日は申し分ない秋晴れ。何となくうれしい気分になった。14日の木曜日まで夏日が続き、日中は半袖で十分だと。
今日は、私の時代には開かれていなかった大学三大駅伝の一つ「出雲駅伝」が開かれた。私が応援する早稲田大学が一区から先頭に立った。その後もトップを譲ることなく、大会新記録で14年振りの優勝を飾った。今年の早稲田は戦力が充実しており、11月の「全日本大学駅伝(熱田神宮スタート、伊勢神宮ゴール)」と正月の「箱根駅伝」も制覇しそうな勢いである。
来年の正月も、「駅伝テレビ観戦」に明け暮れることになりそうだ。
(平成22年10月11日)
秋祭り、たけなわ
日本全国どこでも、秋祭りがたけなわである。
所用で狭山と河内長野を訪れたが、どちらも秋祭りの最中。神輿やだんじりなどの引き回しで賑やかであった。だんじりは岸和田のものが特に名高い。大阪に出てきて42年になるが、まだ直に見たことはない。
「灯台もと暗し」という言葉がある。奈良に住んで35年になるが奈良の「正倉院展」も一度も鑑賞したことがない。恥ずかしい話しだ。第62回展が、今月23日から始まる(〜11/11)。今年こそは鑑賞したいものだと思っているのだが。
46年前(昭和39年)の10月10日は、東京オリンピックの開会式。あの時のような秋晴れにはならなかった。
(平成22年10月10日)
山よりでっかい
本日は、一日雨であった。
ここ三週間いろいろとあり、靄のかかったような日々が続いた。それも昨日晴れた。そのような中の今日の雨だったが、人生はいろいろ。一喜一憂もやむを得ないが、小事に囚われず、人事を尽くして天命を待つしか無いだろう。
なるようにしかならないのが人生だ。これまでどおり、「山よりでっかい獅子は出ん」の気持ちで生きていく。
(平成22年10月9日)
「四季のある美しい日本」に生まれて
今どこでもキンモクセイの花が咲き、芳香を放っている。夕方から夜にかけて、特に強く香る。キンモクセイは水涸れに強く、害虫もほとんどつかない。強い選定にも耐えられるし、人気の高い樹木である。家庭で植えられている樹木のランキングでは、かなり上位に入るのではないだろうか。
我が国には四季があり(梅雨をひとつと数え、五季と呼ぶことも)、その折々に美しい花が咲き心を和ませてくれる。外国に長く住んだ経験のない(ランニングや登山等での海外旅行は豊富だが)私が言っても説得力に乏しいが、日本ほど四季がはっきりしていて、それぞれの季節に美しい花が咲き、緑豊かな国は数少ないであろう。
春には3月末から5月半ばにかけて列島を縦断するように南から北へサクラが咲き、4月、5月には各種のツツジ類が。5月中旬からはサツキ(ツツジ科)が一ヶ月にわたって咲く。5月末から6月にかけてはアジサイやアヤメ、ショウブ、カキツバタなどが梅雨どきを彩る。
夏の間はサルスベリが長く楽しませてくれるし、シャラの花も咲く。
夏の終わりから初秋にかけてはハギが、続いてキンモクセイが。10月にはススキの穂が。9月半ば大雪山系でスタートする紅葉は、サクラとは逆に列島を縦断して下る。11月中旬からは西日本の平地でも、さまざまな落葉樹の紅葉、黄葉を見ることができ、12月中旬まで続く。
12月に入ると、ツバキやサザンカも咲き始める。1月の末にはオウバイが。2月にはウメが咲き、末ごろからはジンチョウゲの花も芳香を放つ。3月中ごろ過ぎからモクレンやコブシが咲き、本格的な春へとつながっていく。
このように四季折々、百花が年間通して我々の目を楽しませてくれる。何と恵まれているのだろうと思わずにはおれない。「四季のある美しい日本」に生まれて、本当によかったと私は思う。
「みどりの地球を次世代に」と言われるが、「自分たちの時代よりもよりよい状態で次世代に」が望まれる。ひとつの例として、我々にとって馴染みの深い、つながりの強い「大和川」の流れが、30年前よりもきれいになっていることはうれしいことである。下水道の発達が寄与しているのだろうが、さらに美しくしていきたいものだ。
(平成22年10月8日)
鈴木・根岸の両氏にノーベル化学賞
今年のノーベル化学賞は三人に贈られることになったが、そのうちのお二人は鈴木 章(80歳・北海道大学・名誉教授)さんと根岸英一(75歳・米パデュー大学特別教授)さんの日本人である。日本人受賞者としては、17人目、18人目となる。まことにおめでたいことだ。
対象となった業績についてはまったくの門外漢、聞いたり見たりしてもチンプンカンで、さっぱりわからない。
早朝のテレビニュースで流れた根岸英一さんのコメント「夢を追い求めることが大事、50年継続すれば何とかなるものだ」が強く印象に残った。まさに「飽くこと無く 可能性を求めて」である。
新聞に寄れば、鈴木さんの家庭は経済的に恵まれず苦学したようだ。早くにお父さんが亡くなられ、お母さんが洋服の行商をしながら女手一つで、鈴木さんたち兄弟をお育てになられた。鈴木さんは勉強一筋で「鵡川の二宮金次郎」(北海道むかわ町出身)と言われ北海道大学に現役で合格したが、学費を賄うために一年間休学し小学校の講師を務められたと聞く。頭の下がる思いだ。
今日の最高気温は27度の予測だが、とても暑く感じる。日中は、上着を着ているとじっとしていても汗ばむ。半袖シャツでちょうどよい。もう少し涼しくなってほしいものだ。
(平成22年10月7日)
朝日に映える黄金色
快晴で気持ちのよい天気だ。家から駅までの途中、水田のすぐ横を通るが黄金色の稲穂が朝日に映えた。畦道にはヒガンバナも残る。黄金色と赤の対比は、私の乏しい語彙では言い表せぬ美しさがあった。
キンモクセイも見ごろが近づいている。甘い香りは心を和ませる。添付の写真は、校庭のものだ。
月曜日に続いて今日も、早朝美化清掃活動協力30回の生徒を表彰した。
(平成22年10月6日)
次はスイセン
4月にチューリップ、9月にミニヒマワリを、みなさんの協力でもって大量に咲かせた。庭木の育成については37年の経験があるが、チューリップもミニヒマワリも初めてのことでうまく咲かせることができるか不安だった。知人からのアドバイスやインターネットを通しての情報、そして何より校務員の献身的なお世話により、タイムリーに見事に咲かせることができた。生徒たちや保護者など西浦の関係者、そして地域のみなさんにも喜んで貰えてよかった。
今度はスイセンである。こちらも初めてである。はじめ洋種のものをイメージしていたが、いろいろと学習する中、洋種では2月末に(2/26の卒業式・閉校式を彩りたい)咲き揃えることは無理なことがわかった。日本古来の「日本スイセン」でなければならない。
「日本スイセン」の植え付けの適期は10月末までと聞くが、府の予算の関係で球根の納期が送れそうだ。少しやきもきしている。
最後の卒業式、そして閉校式、前庭花壇を満開の2千球のスイセンで飾りたい。
(平成22年10月5日)
あと1週間余りで中間考査
昨日午後からの雨が今朝も残り、通勤時、強く降った。家から駅までは風も強く、ズボンの膝上10センチから下がぼとぼとになった。この前こんなに濡れたのが思い出せないくらいのひどさで、靴の中もずくずくになった。生徒の登校する時間帯は、小降りになった。
稲刈りをあちらこちらで見かけるようになった。家の近辺では、キンモクセイが咲き始めてきた。校庭の木も、ちらほらだ。これからしばらく、芳香を放ってくれる。楽しみだ。
早いもので、あと1週間余りで中間考査が始まる(13日〜19日)。涼しくなって、学習にはもってこいの季節。しっかり準備をして欲しい。
本日昼休み校長室において、早朝美化清掃活動30回協力生徒の表彰を行った。
(平成22年10月4日)
秋霖(しゅうりん)
秋の長雨を秋りんという。りんは、雨の下に林と書くが、当用漢字に入っていない。そのため、気象庁では「気象用語」としては使っていないそうだ。秋霖(しゅうりん)、何とも言えぬ 美しい響きがある。
秋霖が終わりを告げると、年中でも最も晴天の続く期間のひとつとして上げられる時期(10月10日前後)となる。東京オリンピック(昭和39年)の開会式は、10月10日に行われたが、晴れの確率が最も高い日(晴れの特異日)が選ばれたのだと何かで読み、50年近くもそう思い込んでいた。気象学ハンドブック(昭和34年発行)によれば、10月の特異日は10月14日であると聞く。
東京オリンピックの開会式を記念して、昭和41年から10月10日は「体育の日」と制定され国民の祝日とされた。なお、平成12年からは「ハッピーマンデー制度」の適用により、「体育の日」は10月の第2月曜日となっている。
(平成22年10月3日)
レベルアップ著しい女子短距離陣
開催中である千葉国体・陸上競技の部のテレビ中継を見た。男女の短距離走が中心だったが、100mで中学生女子選手が11秒台で走っているのを見て驚いた。レベルアップが著しい。女子の短距離は、世界のレベルからはこれまでどちらかというと遅れ気味だったが、成年にも好選手が揃ってきており、今後アジア大会、世界選手権などにおいての、4×100mリレーでの活躍が楽しみだ。
これから長距離走のシーズン、出雲全日本大学駅伝(10/11・13時05分スタート)を皮切りに各種駅伝が数多く開かれる。昨年は、高校の後輩たちが久しぶりに全国高校駅伝に出場し応援できた。県予選まであと一ヵ月、連続出場をめざして調整に励んでいることだろう。楽しみである。
(平成22年10月2日)
キンモクセイも数日後には
10月である。朝、雨上がりで少し湿度が高かった。今日からスーツにネクタイ姿だが、少し汗が滲んだ。日中は湿度も下がり、さわやかさが戻ることだろう。
家から駅まで歩く途中、校庭でもキンモクセイの花芽が目立つようになってきた。早いものは、二、三日で咲いて来そうである。例年、大阪市内は三、四日早いので、咲き始めているのかも知れない。
最も早くから紅葉し始める樹種のひとつアメリカハナミズキも、徐々に色づき始めている。と言っても、見ごろは11月に入ってからになるが。
就職試験の合否の知らせが届いているが、現時点で、内定獲得率の低かった昨年と同様の低い状況(3割強)がある。求人数が少ない中、進路指導部や学級担任が二回目の受験に向け求人開拓等に懸命に奔走している。当該生徒本人も、内定獲得に向けけっして諦めることなく粘り強く取り組んで欲しい。
(平成22年10月1日)
10月23日にPTA主催の「社会見学会」
一ヶ月余り楽しませてくれたミニヒマワリだったが、終わりに近づき数日前から寂しい状態になっていた。
昨日、校務員にすべてを整理し片付けて貰った。跡地には、2月26日の卒業式・閉校式を賑々しく彩りたいと、PTA役員のみなさんが中心となって、スイセンを植える。
同窓会総会が盛会のうちに終えたことは既報のとおりだ。当日は大雨だったこともあり、予想以上に車で来られた方が多かった。限られた駐車スペースであり、やむ無く運動場を臨時駐車場とした。そのため、運動場が大きくぬかるみ傷んだ。その後も雨が降ったりして、整備にも時間がかかっている。
昨日、いつものように7時半過ぎに登校すると、体育科の教員が一人でトンボを黙々とかけてくれていた。有り難いことである。
このような粛々とした陰での営みが、正常な学校運営を支えているのだと思わず心の中で手を合わせた。総会の折の事前準備や撤収作業等でも、陰で貢献していただいた方が居ることを忘れず胸に刻んでいる。
10月23日にPTA主催恒例の「社会見学会」が実施される。PTA主催としては、今回が最後となる。今回は、淡路島の「北淡震災記念館」や「バルシェ香の館」、及び「たこせんべいの里」などを訪ねる。「バルシェ香の館」では、淡路島料理コンテスト最優秀受賞料理を食した後、お香つくりも体験する予定となっている。旧職員やしらとり会会員はもとより、卒業生も参加可なので、ぜひ参加いただきたい。申し込みは、本校教頭まで。
(平成22年9月30日)
本校の跡地利用
夏の間長く楽しませてくれたサルスベリ(百日紅)の花も、例年9月末で終わりとなるのだが、今年はあと10日余りもちそうだ。逆に、キンモクセイ(金木犀)の開花が遅れそうな気配である。
本校の跡地利用については、西浦の関係者や地域のみなさんにとって関心の高いことだと思うが、府は支援学校の整備候補地として検討を進めていると聞く。今後、整備に関する必要な手続きを行い、計画案の詳細は、来年度以降に順次策定していくようである。また、この件に関しては、現在、各町会等を通してご意見を伺っているとのことだ。
府内では、知的障がい支援学校に在籍する児童生徒数が増えており、施設設備の増強が課題となっている。府教委では「府立学校施設整備基本方針」を策定し、府内4地域で新たな支援学校の整備を計画している。
府の財政状況が厳しい中、「更地にして民間に転売、マンションが建つ」などの噂がまことしやかに流れた。一方、羽曳野市は中学校地として活用したい意向があり、市議会でも協議題としてあがったと市の広報で目にしたことがある。私個人としては、「整備して教育関連の施設に転用」ということでほっとしている。また、生徒の在籍中に工事を始める(過去にそういう事例があったと聞く)などということは、校長として「断固反対しなければならない。許されることではない」と考えていたが、そういったことにもならず喜んでいる。
2月26日の卒業式・閉校式まで、5ヶ月を切った。今後も微力ではあるが全力を傾注し、粛々と教育活動を展開する。そして、よりよき状態で2月26日を迎えたい。
(平成22年9月29日)
天気予報は外れ
昨日夕刻から降り始めた雨が夜中も続いた。予報でも今日は一日雨とのことだったので、登校時濡れることを覚悟していた。だが、今朝は傘を要しない程度の小糠雨で、何か得をしたような気になった。日中も降ることはないようだ。とにかく、生徒たちが濡れなくてよかった。昨日の予報は何だったのか。
閉校に際しての記念誌やDVDの編集に係りは忙殺されている。記念誌に掲載する原稿の集まり具合が若干滞っているようにも聞く。執筆依頼を差し上げている皆様には、ご協力の程よろしくお願いしたい。また、保護者や卒業生、及び旧職員の方々などからの寄稿も大歓迎だ。寄稿の要領については、本校ホームページのトップ「記念誌への寄稿について」をクリックしてご覧願いたい。
10月9日(金)までに、お届けいただければありがたい。
(平成22年9月28日)
エコスタイル期間もあと4日
卒業式・閉校式(2/26)まで、5ヵ月を切った。月日の経過が早い。生徒たちには、「あとわずかだ。一日一日を大切に」と機会あるごとに言い続けているが、どれだけ切実感を持っているかは疑わしい。それが若いという証拠だとも言えるが・・・・・・。
エコスタイル期間(6/1〜9/30)は、今日を入れてあと4日である。
エコスタイルは、10年ちょっと前から言われるようになったが、暑がりの邪魔くさがり、できるだけ気楽スタイルでいきたい私にとっては、実にありがたいシステムというか、慣習である。
気温が下がり、電車の中で観察すると、上着なしの半袖のみという方は、成人女性では皆無、男性ではざっと1割といったところだ。
30日までは、雪が降ろうが槍が降ろうが半袖で通す。10月1日は金曜日、区切りが悪いことが少し残念である。
(平成22年9月27日)
秋晴れの爽やかな一日
秋晴れの爽やかな一日であった。
今年は残暑が厳しかったせいか、ヒガンバナ(彼岸花)の咲くのが例年より少し遅く、今が満開。あちらこちらで美しい姿を見せてくれる。別名 曼珠沙華 (マンジュシャゲ)とも言うが、凛とした風情があり、好きな花のひとつだ。また、萩の花も今きれいだ。こちらも例年より少し遅い。あと10日もすると、キンモクセイ(金木犀)も咲き始めるだろう。
昨日、富士山に初冠雪があったと聞く。例年より少し早いようだ。あと一週間で、日本一の紅葉として名高い北アルプス涸沢カール(長野)の紅葉も、見ごろとなるだろう。
(平成22年9月26日)
何事も諦めずに
3日の同窓会総会の出席者数が明らかになった。
卒業生が548名、卒業生の家族多数、旧職員33名、現職員16名と、総勢600名を大きく超える数であった。
プロ野球パリーグの優勝争いは、9月中旬、埼玉・所沢を本拠地とするチームにマジック4が灯り、誰もが「これで決まり」と感じた。若い頃から王貞治 氏のファンであり、その関係で福岡のチームを応援している私も正直、諦めかけた。が、「何とか粘り抜いて欲しい」と密かに声援を送り続けた。その後所沢のチームが4連敗する中、福岡のチームが連勝を続け首位を奪回。今日も札幌での試合に勝利し、逆にマジック1とした。明日にも優勝を決めそうだ。溜飲を下げる(再逆転される可能性もあるのだが・・・・・・)と共に、諦めかけた己を(『飽くこと無く 可能性を求めて』を信条としているくせに)戒めている。
今日は所沢のチームが仙台で、当地をフランチャイズとするチームと14時から対戦。この試合に敗れ、18時から札幌で行われる試合で福岡のチームが勝てば優勝決定という可能性もあった。14時からテレビ中継があり、所沢のチームが辛うじて勝利した。18時からの札幌での試合もテレビ中継された。所沢のチームが勝ったため、この試合で福岡のチームが破れると、再び所沢のチームにマジックが点灯し、マジック2という可能性もあったのだが。
私は14時から17時20分、18時から21時までの計6時間20分もテレビ観戦。このように長いテレビ観戦は、初めての経験であった。
8/19付けの本欄で、「9月中旬の雌雄を決する天王山で、チームのエース投手が本来の力を発揮したところが、ペナントを勝ち取ることになるのだろう」と述べた。
所沢のチームは、若きエースがここ終盤に来て力を出せない試合が続いた。私が贔屓にしている福岡のチームは、ここ4試合不調だった左のエースが今夜の大一番で執念のピッチング、完封勝利をあげた。相手のエースピッチャー(羽曳野市立峰塚中学校卒)も9回を一人で投げ切り、5安打1失点だった。エース同士が9回まで投げ合い、1対0という試合はめったにないことだ。ペナントの行方を左右する試合であると共に、球界を代表する両投手の息詰まる熱戦、文字どおり手に汗握る一戦となった。
予断は許さないと言えども、福岡のチームの優勝は間違いないだろう。チーム一丸となって、けっして諦めず、「飽くこと無く 可能性を求めた」成果であろう。
(平成22年9月25日)
本格的な秋へ向かって加速
朝の通勤途上、まったく汗をかかなかった。電車の中も、上着を着ている人がざっと7割。本格的な秋へ向かって加速し始めた。
昨日の同窓会総会の帰りがけ玄関ホールで、ある卒業生に後ろから「校長先生、こんにちは。私のことを覚えていますか」と声をかけられた。振り向くと、今春卒業した一人であった。「もちろん覚えているよ」と笑顔で返しながら、その卒業生の様子を窺った。明るい生き生きとした表情で、現在歩んでいる道でがんばっていることがありありと見て取れた。
この生徒は挨拶を投げかけても視線さえ向けないような生徒だったが、私は諦めずに毎日挨拶を投げかけた。在学当時は、素直になろうとする気持ちを阻害する要因が何かあったのだろう。
しばし立ち話をしたが、「大学に進学し教員をめざしてがんばっています」と目を輝かせながら話してくれた。もちろん校長として、進学したことは把握していた。彼女は、一般入試で合格した一人であった。「がんばっているようだね。表情でわかる。今後も素直な気持ちを前面に出して努力を積み重ねよう。そうすれば、必ず道は開ける」と励ました。「はい」とさわやかに返してくれた。
(平成22年9月24日)
同窓会総会の開催
本日、同窓会の総会が開かれた。
あいにくの天気となったが、500名にのぼる出席者があった。午前中は、卒業年度ごとに教室などに分かれ、恩師との交流が行われた。久しぶりに恩師とお会いしたという方がほとんどのようで、あちらこちらで話が弾み、笑顔、笑顔。配偶者や子ども連れという方も多かった。
午後は体育館で総会を実施、会長からの挨拶の後、私も挨拶を述べた。その後、審議や報告がなされた。終了後は何箇所かに分かれて昼食会となり、弁当を食べながら在校当時を懐かしんでの和やかな歓談が続いた。
挨拶
卒業生の皆様、旧職員の皆様、こんにちは。校長の谷口です。よろしくお願いいたします。
先日、羽曳野高校が同窓会総会を開いたようです。300名の出席者があったと聞き「大勢集まったのだな」と感心していましたが、本日は何と500名を超える卒業生、30名以上の旧職員のみなさんにもご出席いただきました。
「西浦」の卒業生の底力を、強く感じます。
西浦高校は、昭和53年に設立され、以来、33年にわたって教育活動を営々と展開して来ましたが、来年3月をもって閉じますことはご承知のとおりです。関係者や地域の方々の献身的なご支援、ご協力によりここまで来ることができたわけですが、皆様のこれまでの労苦を思うとき、本当に残念でなりません。私も卒業した中学校が統合で無くなったという経験をしていますので、卒業生の辛い、寂しい気持ちがよくわかります。私の着任以前に決まったこととはいえ、校長として申し訳なく思っています。
先ほど柱尾会長からもありましたように、最後の卒業式、並びに閉校式を来年2月の26日に挙行しますが、その日まであと五ヶ月となりました。よりよい状態でその日を迎えたいと、微力ではありますが全力を傾注しているところです。引き続きのご支援、ご協力をお願いいたします。
教育活動の様子などは、本校のホームページに随時掲載しています。ホームページの中には、同窓会のコーナーも設けています。ぜひご覧いただきたいと思います。
西浦高校がこの33年間に築いて来た歴史と伝統は忘れ去られることなく、本校と羽曳野高校が統合した新しい高校、懐風館高校が継承してくれることを願って止みません。西浦高校は閉校しますが、西浦高校のことを子々孫々まで語り継いでいきましょう。皆さん一人ひとりが、その先頭に立っていただくことを願います。私も、その一人になります。
お願いをしまして、簡単ではありますが挨拶とさせていただきます。
(平成22年9月23日)
今夜は十五夜
夜遅くに雨が降るようで朝から湿度が高く、ムシムシした一日だ。所によっては、最高気温が33度にも上がるという。
今日は十五夜、「中秋の名月」を楽しみたいが、あいにくの天気となりそうだ。昨夜、午前1時ごろ目が覚め、月明かりが気になってバルコニーから待宵(まつよい・小望月ともいう)の月を眺めた。なかなかのものであった。今夜は雨で望めそうもないし、明日の夜は曇りの予報、昨夜はよいタイミングだったと一人ほくそ笑んでいる。
明日は、同窓会の総会が開かれる。600名を上回る出席申込者、家族連れの方もかなりいらっしゃるようなので、もしかすると総勢700名近い人数になるのかも。私も挨拶をさせていただけるとのことだが、卒業生や旧職員のみなさんにお会いできることを楽しみにしている。
(平成22年9月22日)
同窓会総会迫る
明後日の「秋分の日」に、本校で同窓会総会が開かれる。5百人以上の卒業生が出席予定である。
卒業した学校が閉校になるのは、本当に寂しい、辛いことである。私も卒業した中学校が統合で無くなった経験があり、卒業生の気持ちがとてもよくわかる。
総会では、私にも挨拶の機会が与えられているが、複雑な心境である。
昨日は、「彼岸の入り」。午後から、妻方の墓参りをした。敬老の日で休みだったこともあり、お参りする人が思った以上に多かった。盆に帰省できず、今年は田舎の墓に一度も参っておらず気になる。
(平成22年9月21日)
後の祭り
山行による筋肉痛が少し出ているが、「軟骨の磨り減った膝」へのダメージが思ったほどでもなく喜んでいる。
健康維持の秘訣に、「日常的に適度な運動を。時たま激しい運動を」ということが言われる。激しい運動の基準が難しいところだが、「呼吸が少し乱れる。翌日以降、少し筋肉痛が出る」といったところがその人にとっての「激しい運動」と理解する。
今日は「敬老の日」。各地でいろいろな「敬老行事」が催されたようだ。そういったニュースで目に付くのは、笑顔の素敵な高齢者だ。
時たま激しい運動をして、元気で大声で笑える長寿を全うしたいものだ。
18日は、長時間にわたって庭のクロマツの手入れをしたが、松ヤニにかぶれてしまった。長袖シャツを着用すべきであった。上半身あちらこちらにかぶれができ、痒くて仕方がない。以前にも同じようなことがあったのだが、このところそういうことがなかったのでつい油断してしまった。後の祭りである。
19日の山行の際も、ザックの当たる背中が痒くて辛かった。治癒には、まだ数日を要しそうだ。
(平成22年9月20日)
大量の発汗
18日早朝から6名で北アルプスへ向かう予定であったが、「日本百名山完登予定者」ご本人が体調不良となり、残念ながら中止となった。
本日一人、金剛・葛城山を縦走してきた。
JR和歌山線「北宇智」駅→ 金剛山→ 水越峠→ 葛城山→ JR和歌山線「御所」駅のコースである。湿度は高くなかったが、この時期としては高温で大汗をかいた。以前度々、比良山系の最高峰・武奈ヶ岳(ぶながだけ)へ登った。高温で湿度の高い時期に登ると、ズボンがボトボトになるまで大汗をかき、下山して大阪に戻ってきても乾いていないということがあった。それを思い出すほどの汗の量だった。
真夏の長時間の庭作業でも大量の汗をかくが、暑い時期の山歩きには及ばない。体の芯からの、大量の発汗は筆舌しがたい気持ちの良さである。それを久しぶりに実感できた山行であった。
(平成22年9月19日)
今年度2回目の学校協議会
昨日は、今年度2回目の学校協議会を開いた
。
協議に先立ち、授業を視察いただいた。協議の冒頭、視察の感想を述べていただいたが、その中で授業環境をもっと整えるべきことや生徒の望ましくない態度へのきめ細かな注意などについて厳しいご指摘が相次いだ。当然のご意見、ご指摘であり、ありがたいことだと思った。
たまたま5コマ(3年生5クラス)のうち、非常勤講師の授業が3コマであったとはいえ、授業規律確立への取り組みがまだまだであることは明らかである。ご指摘を糧に、残された時間はわずかになったが、定めたことをきちんと実行するなど全員がさらなる取り組みへの強化を図らなければならない。
開会の挨拶
みなさん、こんにちは。今年度第二回の学校協議会を開催しましたところ、委員の皆様にはご多用の中、ご出席を賜りましてありがとうございます。また日ごろは本校の教育活動の推進にご支援ご協力を賜りまして、心から感謝申し上げます。
厳しい暑さだった夏もようやく終わり、朝夕随分と涼しくなって来ました。夏の間、委員の皆様にも、体調管理に気を遣われたことと思います。
さて、卒業式・閉校式まで5ヶ月余りとなりました。本日は校内を視察していただきますが、一昨年、昨年よりも落ち着いた雰囲気で教育活動が展開できています。近況詳細につきましては、後ほど各部長より報告させます。
ご覧いただいた方も多いと思いますが、一学期のスタートは前庭の花壇を約5千のチューリップで飾りました。その跡地には、7月ミニのヒマワリの種を播き、2学期のスタートをその花一杯で彩りました。ヒマワリの方はもう終わりに近づいていますが。さらにその跡地にはこれからスイセンを植え付け、最後の卒業式並びに閉校式の折には、前庭一杯にスイセンを咲かせたいと思っています。また、増田先生からいつも立派な記念碑だとお褒めいただいています前庭の校歌の碑ですが、文字が見えにくくなっていたものを先般文字に白を入れ直し、読み易くしました。最後の最後まで、環境整備・環境緑化にも努めたいと思います。
本日は、これから校内を視察していただいた後、近況詳細等を報告しその後協議という形を予定しています。本日の協議のテーマですが、一学期に実施しました「学校教育自己診断」「生徒による授業評価」の集計結果をもとに、ご意見・ご提言を賜るということになっております。忌憚の無いご意見、ご提言をよろしくお願いしまして簡単ではありますが開会の挨拶といたします。
先ほども申し上げましたとおり、卒業式・閉校式まで5ヶ月余りとなった本校ですが、よりよい状態で閉校できますよう全力で学校運営に当たっています。これまで同様、本日のこの会議が実り多いものになり、前向きな学校運営に寄与できますことを願いまして、簡単ではありますが開会の挨拶といたします。
謝辞
長時間にわたってのご協議ありがとうございました。いつも申し上げていますのは、馴れ合いではなく、忌憚のない厳しいご意見を賜ることが「西浦」のためになりますということです。そう言った意味で、本日のご協議は大変ありがたく拝聴いたしました。この二年半、少しずつではありますが改善しつつあることはどなたの眼にも明らかです。しかしながら、まだまだであることも事実です。閉校式まで5ヶ月となりましたが、本日ご指摘いただいた点についてさらに改善に努め、より良い状態で2月26日を迎えることができるようにしたいと思います。
引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。本日はありがとうございました。
(平成22年9月18日)
昨日から就職試験がスタート
昨日から就職試験がスタートした。昨日は12名、本日は9名が受験する。厳しい状況にあるが、よい結果が出ることを祈っている。v
昨日午後、校医やPTA役員代表をお招きして学校保健委員会を開いた。
保健主事(養護教諭が兼務)から本校生の健康実態や今年度の保健関連の事業について報告があった後、同じく保健主事から「グラフでみる33年」と題して、健康実態の推移について説明がなされた。最後、校医の喜志先生から健康問題に係わって、40分にわたるご高話があった。有意義な会となった。
本日は、午後2時から「学校協議会」を開く。
学校保健委員会 開会の挨拶
みなさん、こんにちは。平成22年度の学校保健委員会を開催しましたところ、校医の喜志先生にはご多用の中、ご出席を賜りましてありがとうございます。またPTA役員を代表しまして石山さん、近藤さん、浅田さんのお三方にもご出席いただきました。ありがとうございます。歯科医、薬剤師の先生については、所用で欠席です。
さて、例年以上に暑かった夏もようやく終わり、朝夕は随分と涼しくなって来ました。暑かった夏の間、熱中症によって体調不良となる人も多く、国内で400名を超える死者が出ましたことは、ご承知のとおりです。その多くが高齢者ですが、若い人にも運動中などでの体調不良者が多く出ました。幸い、本校生徒には目立った被害がなかったのですが、他校では部活動中に救急車の出動を求めるといったこともあったようです。また昨年大きな問題となった新型インフルエンザですが、今年6月の修学旅行前心配しましたが、そういったこともなく無事終えることができ喜んでいます。
本日は、本校生の健康実態や本校の保健事業の経過報告、そして「グラフでみる33年」と題しまして、西浦の保健統計のこれまでを概観しての報告などを予定しています。
2月26日の卒業式・閉校式まで5ヶ月余りとなった本校ですが、よりよい状態で閉校できますよう微力ではありますが全力で学校運営に当たっています。本日のこの会が実り多いものになり、前向きな学校運営に寄与できますことを願って、簡単ではありますが開会の挨拶といたします。
(平成22年9月17日)
最終的に5百名を超えるのでは
この23日に同窓会総会が、本校を会場に開かれる。その出席申込者が460名を超えたと聞く。まだ増え続けており、最終的に5百名に達するのではとのことだ。
つい先日、羽曳野高校の同窓会総会が開かれたようだが、出席者が300名を超えたと聞き「大勢の人が集まったな」と感心したものだ。であったが、その数を大きく上回りそうだ。本校施設を使用しての最後の総会ということで、大きな反響を呼んでいるのだろう。30名以上の旧職員も出席していただける。
準備に携わっている教員はうれしい悲鳴をあげ、今準備に大忙しだ。
平成20年4月に赴任したが、着任直後からホームページの充実を図り、情報の発信に努めてきた。当時の職員の中には、「無くなってしまう学校の、またこれから入学者の無い学校のホームページをどうこうして何になるのだ」の声があった。私は「その考え方は間違っている。まだ3年あるではないか。西浦のがんばっている姿を積極的に発信して、西浦の関係者、並びに地域のみなさんからの信頼を取り戻さなくてはならない。みなさんのご支援なくして、よりよき形での閉校を迎えることはできない。そのためにも情報発信は欠かせない。6月頃からほとんど更新されていない状況やホームページに掲載されている写真が4〜5前のものでは話しにならない」と声を大にして訴えた。
4月から刷新に努めたが、古い形式のままではだめだと悟り、その年の9月には、「本校のホームページ」根本から変え大幅にリニューアルした。その後も何回か小幅の修正をして現在に至っている。
本校のホームページにアクセスする人数が徐々に増えてきた。そして、今年8月ごろからはそれまでと比べ3割くらい確実に増えた。閉校を控え、卒業生などを中心に「西浦」への関心が高まっているのだろう。
今年度は、「進路情報」のコーナーが特に充実した。保健室からの、健康・安全に係る発信も強化している。PTA現役員の方も役員OBの方も、そして同窓会の役員の方も「望んでいたことがやっと実現できた」と喜んでくださっている。
ぶれずにここまで愚直にやってきたことが、間違っていなかったことを確信する。今後もさらに充実させていくつもりだ。
(平成22年9月16日)
本格的な秋がそこまで
「暑い、暑い」とついこぼしてきたが、朝夕随分と涼しくなった。今朝6時の気温は、三郷町で20.9度、羽曳野で23.9度だった。家から駅まで歩くが、今朝はほとんど汗をかかなかった。陰では、半そでシャツの腕が少しだけ冷やりとして心地よい。車通勤では味わえない感触だ。最寄り駅から本校までは気温も少し上昇し汗をかくことになるが、それでもましになった。
今朝は、明らかに秋の雲が漂っていた。通勤で通る道筋や本校のそばに田んぼも多くあるが、稲穂の黄金色が日増しに濃くなっている。
本格的な秋が、もうそこまでやって来ている。
外部から三師の先生方や委員の方に来ていただいて、明日は学校保健委員会を、明後日は学校協議会を開く。学校協議会では、1学期に実施した「学校教育自己診断」や「生徒による授業評価」の集計結果をもとにご意見・ご提言を賜る。
9/23は、同窓会の総会が本校で開かれる。
人事に係わってのヒアリングも順調に進み、半数を終えた。
(平成22年9月15日)
通用門右側のケヤキ
通用門に向かって右側のケヤキが堂々とした姿で立派である。これほど樹形の整っている木は稀だ。眺めていると、気持ちが晴れ晴れする。私が西浦に着任した平成20年4/30付け本欄でも触れた。
樹齢50年前後と推測するが、幹が太く育ち、樹高はおよそ15メートル。今日、校務員に幹周りを測ってもらったところ、地面から50センチのところで1メートル40センチもあった。ちなみに、通用門左側のケヤキは95センチ。
来年3月末をもって本校は閉校となるが、校庭の一木一草に愛着がある。跡地をどのように転用するにしても、通用門のケヤキだけはそのまま残して欲しいと願うのは私ひとりではないだろう。
(平成22年9月14日)
人事ヒアリングスタート
今朝は夜中に雨が降ったからか湿度が高く、気温は低めなのに不快感は高かった。明日の夜から季節が一段進むという予報もある。通勤の電車の中では、少しだが上着を着たり、片手に持つ人が増えてきた。これから徐々に増えていくのであろう。私はこれまでの年もそうであったように、9月一杯はシャツ姿で通したいと思っている。
本日、人事に係る調書をもとにしてのヒアリングをスタートさせた。一人ひとりの思い、希望をしっかりと聴き取り、委員会担当者にきちんと伝えたい。再編統合で閉校になり、本校教職員の全員が異動を余儀なくされるというという特殊事情もあり、希望がすべて叶うことが理想である。だが、府教育委員会の方針や希望先の学校の事情もあるので、希望が100%叶うことはあり得ないということも事実である。
(平成22年9月13日)
松の剪定
クロマツの二番芽が成長してきた。昨日今日と合わせて5時間くらいクロマツの手入れに要した。古い葉をとり、不要な芽を切り落とす作業である。そのような作業の途中で、不要な枝も切り落とす。現在行っている作業も、あと3〜4時間を要する。
作業としては単純だが、残す芽切り落とす芽などの判断を瞬時にしなければならず、熟練も要する。そして何より時間がかかるので、根気が求められる。三脚に上がっての作業は、結構体力が求められる。
我が家のクロマツは購入して34年になるが、私以外のものに触らせたことは無い。落葉樹のように生長は早くないが、30年前の写真と比べると幹も随分と大きくなったことがわかる。背も2メートル強と、全体としてはそんなに大きな木ではないのだが、枝も密になり、大樹の様相も見せてきた。同時期に購入したマキやサルスベリなども同様に、庭師の手を煩わせること無く面倒をみてきた。長く世話をしていると、その樹木に対して自然とそれだけ愛着が涌く。
先のことは見通せないが、80歳を超えても脚立の上で余裕をもって作業できるくらいの元気を維持したいものだ。
(平成22年9月12日)
残暑で傷む樹木
葉焼けしたアメリカハナミズキの葉っぱが、毎日落ちる。今年は例年の、三倍、四倍の量である。道路と違って、自分の敷地内なので気は遣わないとは言え、放って置くわけにもいかず、家にいるときは日に何回か掃き集めることになる。丹波石で石貼りしているところなので掃き易く助かっているが、それでも結構手間である。
例年に無い残暑で、その上夕立も少なかったので、水を欲しがる樹種はあちらこちらで弱っている姿を目にする。みなさんも同様であろう。
私の住む奈良・三郷町のコミュニティーセンター前に大量のドウダンツツジが植えられており、毎年秋、見事な紅葉を見せてくれるのだが、かなり葉焼けして傷んでいる。何十本かは、枯死しそうだ。とても残念なことである。
(平成22年9月11日)
模擬面接が最終段階
就職試験が、16日から始まる。現在、試験日の通知書が各事業所から届いている。校内で教員指導の下、模擬面接を実施しているが最終段階に・・・・・・。よい結果が出ることを祈っている。
昨日はほとんどの府立学校で職員会議が開かれ、校長から来年度当初人事異動に係わっての説明が行われた。本校でも、15時45分から会議をもった。
取り扱い要領の変更点を中心に説明した。予測される質問に対して先回りして説明したが、本校には新規採用者が居ないこともあり、質疑応答も含めて約20分で終えた。他校では、40〜60分を要したところもあったようだ。今回は全員が異動することもあり、これまで以上に真剣なまなざしで聞き入っていたのが印象的だった。現在提出を求めている「調書」が集まり次第、一人ひとりからヒアリングを進めていくことになる。
(平成22年9月10日)
記録的な豪雨
台風一過、朝方は涼しかった。各地で「熱帯夜」が途切れた。ただ、9時前から気温が上昇し、最高気温は34度近くを記録した。昨日は、東海・関東地方で記録的な豪雨となり、各地でかなりの被害が出たようだ。被災者には、お見舞い申し上げたい。
大阪や奈良の降水量は少なかった。被害を蒙るほどの豪雨は困るが、もう少し降ってくれたらなの思いは私だけではないだろう。
(平成22年9月9日)
人事異動の準備がスタート
台風9号の影響だろう、早朝湿気を含んだ生温い風が吹いた。
あいにく、登校時間と重なる8時15分ごろから35分くらいまで一時的に風雨が強まり、濡れてしまった生徒が続出し気の毒であった。
台風は11時ごろに福井県敦賀市近辺へ上陸した。東海・関東を通り本州を横断しそうだが、被害の無いことを祈りたい。
6日に府立学校校長会があり、府教育委員会から「来年度の人事異動」について、方針等の説明があった。人事異動の準備が、いよいよスタートしたのだ。
本校は来年3月をもって閉校となるため、職員は全員異動となる。今後府教委との協議となるが、これまでもそうであったように、さまざまな困難の中、本校のために誠心誠意尽力している職員の希望が多く叶えられるよう校長として全力を尽くす。
現在、職員には「平成23年度当初人事に関する調書」の提出を求めているところだ。その後、調書をもとに一人ひとりからヒアリングをすることになる。
(平成22年9月8日)
赤とんぼ
朝、家から最寄り駅までの約2キロを歩く。6時40分前後だが、随分と涼しくなった。まだ少しは汗をかくが、以前とは比較にならない量である。今日も日中は35度くらいまで上がるようだが、朝夕、特に朝方は秋を感じるようになった。
登校後、通用門に立っていると、そばを流れる大乗川の上を赤とんぼが二、三十匹、群れをなして飛び交った。赤とんぼの飛び交う様は、夏の終わりを告げる代表的な風物詩である。今年は、2週間以上遅いのではないか。
「赤とんぼ」と言えば、三木露風作詞・山田耕筰作曲の「赤とんぼ」がすぐに浮かぶ。日本の代表的な童謡の一つであり、日本人であれば知らない人はいないだろう。三木露風が大正10年に発表した。故郷・兵庫県龍野町(現在のたつの市)で過ごした子供の頃の郷愁をもとに作ったと言われている。
その詩に昭和2年、山田耕筰が曲をつけた。秋の夕暮れの美しい風景を、抒情感あふれるメロディーで奏でる。
夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か
山の畑の、桑(くわ)の実を
小籠(こかご)に摘んだは、まぼろしか
十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた
夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿(さお)の先
長い間、「懲戒」の申し渡しを要するような事象が無かったが、本日久しぶりに申し渡しを行った。今年度、4人目である。
ゼロであることが理想だが、つい最近まで200名近い数字であったことを思うと、4名というのは俄かに信じ難い数字である。
(平成22年9月7日)
「日本百名山」
本日から平常どおりの授業。
8/20ごろから開き始めたミニヒマワリだが、毎日次々と開花し楽しませてくれている。盛りを過ぎた花も出てきたので、そういったものは切り落とし始めた。
9/18からの三連休を利用して、「日本百名山」のひとつ、北アルプス黒部五郎岳(2,840m)に登って来る予定だ。主宰するクラブの友人(63歳)が、何年も前から「日本百名山」の全登頂をめざして来た。最後の山として黒部五郎岳が残り、今回登頂に挑むのだ。クラブ員5〜6名が同行し、山頂で祝うことになっている。
「日本百名山」は、随筆家であり登山家でもあった深田久弥(明治36年〜昭和46年)が、国内の多くの山を踏破した経験から「品格・歴史・個性」と、かつ原則として標高1500m以上の山という基準を設け自らが選定したものだ。深田は名著「日本百名山」(昭和39年)の中で、観光的に開発され尽くして「山霊のすみかがなくなっているような山は選ぶわけにはいかない」と述べ、また、自らの出身地である福井県の荒島岳に触れて、「各県から代表の山を選ぶ」というような考えももっていたとされている。
今回登る黒部五郎岳だが、大きな岩がゴロゴロした場所ゴーロが山名の語源である。それに五郎という当て字をあてている。比較的近くに野口五郎岳(2,924m)という山もあるが、苗字のような黒部も、野口も村名が由来。黒部村の五郎岳と、野口村の五郎岳という言い方で、近接している二つの山を区別している。歌手の野口五郎さんの芸名は、野口五郎岳だけにちなんだものという。
久しぶりの北アルプス、紅葉には10日余り早いが、山の魅力を十分に満喫してきたい。
(平成22年9月6日)
全国最高の39.9度を記録
本日、京都・京田辺市で今夏全国最高の39.9度を記録したという。9月としては、観測史上国内最高らしい。台風9号が北上しているが、その影響も多少あるそうだ。
夜、京田辺市に住む友人と連絡をとったが、「取り立てて、今日が特別暑くは感じなかった」と。それだけ、毎日暑いということだろう。
今日は顧問を務めるスポーツ競技の、大会役員・スタッフのため早朝から出かけた。麦わら帽子とサングラスで防御に努めたが、じりじりと暑かった。明日以降も、真夏日がしばらく続きそうだ。涼しさが実感できるようになるのは、まだまだ先のようだ。
奈良県北部は、15時から16時ごろにかけて猛烈な雨に見舞われた。
(平成22年9月5日)
ツクツクボウシ
日中の暑さは相変わらずだが、ツクツクボウシが鳴くようになり、スズムシやマツムシなど虫の声も日増しに盛んになってきた。赤トンボの姿は、私はまだ目にしていないが。
残暑が厳しい一方で、これから秋は徐々に深まっていくのだろう。
(平成22年9月4日)
バスケットボール部のOB会
5日の日曜日、バスケットボール部のOBの方40名近くが本校体育館に集結され、ゲームなどを通して懇親を深めると聞く。ボールを追って共に汗を流した青春の日々を思い出し、熱く語り合われることだろう。現部員も参加するようだ。
この23日に同窓会総会が、本校で開かれる。母校の校舎を使っての最後の同窓会ということもあり、現時点で例年の5倍くらいの参加申し込みがあると聞いている。25名以上の旧職員も出席される予定だ。大いに盛り上がることだろう。
(平成22年9月3日)
屋上へ
赴任3年目にして、初めて本校の屋上に上がった。
常時、施錠され、生徒はもちろんのこと、職員も余程の用事がない限り上がることはない。前々から閉校までに一度は上がって、屋上からの展望を確認してみたいと思っていた。
近くに視界を遮るものは無く、上からは指呼の間に二上山を望むことができた。その南に葛城山、そして金剛山、さらに南方に岩湧や和泉葛城の山々を遠望し、北東に眼を移せば信貴・生駒が鎮座する。周辺には田畑も多く残り、緑豊かな環境である。
(平成22年9月2日)
「防災の日」を自戒の日に
本日9月1日は、「防災の日」である。
9月1日を「防災の日」としたのは、大正12年9月1日に発生した関東大震災に因んだものである。例年9月1日前後は、台風の襲来が多いとされる「二百十日」にあたり、「災害への備えを怠らないように」との戒めの意味も込められている。「防災の日」には、全国各地で防災訓練が行われる。
「天災は忘れた頃にやって来る」という有名なこの言葉は、夏目漱石の弟子として知られる科学者、寺田寅彦(1878〜1935)の言葉だといわれている。「災害に見舞われても、時間の経過と共に備えを忘れてしまう」ことを戒めた言葉だ。「防災の日」を、油断を自戒する日とし「備えあれば憂いなし」の気持ちをもつて臨みたい。
今日は午後からPTAの役員会だったが、それに先立ち「ミニヒマワリの鑑賞会」を開いた。この日までに100個は咲いて欲しいと願ったが、その数120個。見事に咲いてくれた。今後も次々と開くだろう。出席いただいた方には、とても喜んでいただいた。
暑さ厳しい中、水遣りなどの管理に努めてくれている校務員二人に感謝したい。
(平成22年9月1日)
8月も今日で
8月も今日で終わり。2学期が始まり1週間が経ったが、休み中の生徒に係る事故報告も本日現在無い。他校では、自動二輪による事故や熱中症の被害などがあったように聞く。健康・安全が第一、やれやれと喜んでいる。
依然として、真夏日が続いている。例年、8月に入ると売れ行きが目に見えて落ちるエアコンや扇風機だが、今夏は8月に入ってからも、飛ぶように売れたと聞く。どこの電器屋さんでも。
暑さに強い弱いが人間にもあるように、樹木にも日照り(水枯れ)に強いもの、弱いものがある。クロマツ(黒松)などは、強い木の代表格であろう。
校庭によく植えられている樹木の中で、弱いものの代表はアメリカハナミズキだろうか。心して水遣りに努めても、アメリカハナミズキを全く葉焼けさせずに夏を越させることは、至難の技だと思う。本校にも、10本以上のアメリカハナミズキが植えられているが、程度の差はあれ軒並み葉焼けしている。我が家のものも、例外ではない。アメリカハナミズキの紅葉が美しいことはご存知のとおりだが、この木の長所のひとつは、多少葉焼けしても紅葉にほとんど影響のないことだ。
ドウダンツツジと並んで庭木として最も人気のある樹木のひとつだが、そういうところも人気の要因であるだろう。
(平成22年8月31日)
今日、明日は基礎学力考査
今日、明日は基礎学力考査を実施する。
昨日、大阪市内では37.1度を記録したそうだ。この夏の気象統計がいろいろと発表されているが、それによっても今夏の暑さが異常であったことがわかる。平均で、これまでのところ平年と比べて2度以上高いそうだ。
今朝は一番に、ヒマワリに水を遣ろうと思って登校したが、本校近辺は夜中にかなり雨が降ったようだ。花壇の土がかなり湿った状態であったので予定を変更した。ミニヒマワリは、現在70個あまりの花が開花中である。1日の鑑賞会(PTA主催)には、100個以上は確実に咲きそうだ。
鑑賞会ではたくさん写真を撮り、この欄やPTAのコーナーで紹介したい。お楽しみに。
(平成22年8月30日)
閉校に向けての準備
閉校に向けての準備については、さまざまなことがある。
記念誌の編纂、記念DVDの製作、閉校式の企画、閉校記念パーテイー(西浦を語る会)の企画、記念モニュメントの製作、配布記念品の選定、備品等の処分等(譲渡・廃棄)、及びPTA・同窓会・しらとり会の今後について等々、多岐にわたっている。教頭・事務長・首席が中心となって平成20年度から進めているが、現在準備が佳境に入っている。
備品等の処分については、新校「懐風館」への譲渡が最優先である。「懐風館」で不要の備品については他校へということになるが、優先順位がある。それに従って現在進めているが、このこと一つとっても大変な作業となる。
さて、本校同窓会の総会は、毎年9月23日に本校において開いてきた。来年度からはそれも叶わず、今年度が本校を使用して開催する最後の総会となる。というわけで、「校内見学会」や「恩師との交流会」などが当日行われる。案内状はすでに郵送済みだが、9月23日には一人でも多くの、卒業生諸氏のご来校を願っている。
大勢の旧職員も出席いただける予定だ。詳細は、本校ホームページ同窓会の欄をご覧あれ。
(平成22年8月29日)
夕立
昨日は、15時半くらいにもミニヒマワリへの水遣りを遣った。その時点ではカンカン照りだったが、その後一転、17時ごろから夕立が来た。水遣りは一見、無駄になったようにも見えるが、そうではないだろう。喉がひどく渇いたときの一杯の水は、何よりもうれしいものだ。それはそれとして喜んでくれただろうし、後からの夕立にも感謝していると・・・・・・。
学校近辺では、それほどの雨量ではなかったが、奈良ではかなり激しく降ったようだ。田原本地域では1時間に70ミリを超える降水量で、床下浸水の被害が出た。
昨日のこの欄で今夏は夕立が少ないことに触れたが、これから増えるのかも。
(平成22年8月28日)
これから次々と
37名の生徒が、学校紹介での就職試験に挑む。9月16日から試験が始まるが、教員による面接指導等もきちんと受けて、最善を尽くして欲しい。昨年度は、一次での合格率が思わしくなかった。学校紹介での就職希望者には、早い段階での内定獲得を祈る。
今日は校務員が休みだったので、朝の美化清掃活動や通用門での挨拶投げかけの前、7時50分ごろからミニヒマワリへの水遣りを行った。今夏は夕立が極端に少なく、例年以上に土が渇いている。20個くらい咲いてきたヒマワリの花が、水を得て喜んでいた。夕方にも、再度遣った。
ヒマワリの数はおよそ300。二つ、三つと複数の蕾をつけているものもあるので、花の数にすると350から400くらいになるのではないか。咲き揃ってくると壮観であろう。ホームページにも掲載したい。
一昨日も書いたが、9/1 14時30分からPTA主催の鑑賞会を開く。保護者や卒業生、及び地域のみなさんには、ぜひご出席賜りたい。また朝や放課後など、ご来校願って見ていただければと思う。
先おととい、昨日と来客が続いたが、みなさんから「校内外がきれいですね。通学路にゴミが無いね」と言われる。うれしいことだ。
(平成22年8月27日)
妥協しない粘り強い指導
日中は相変わらずの暑さだ。最高気温が37度といった所もまだある。ただ朝夕は随分とましになってきた。特に朝方は、涼しくなった。早朝5時過ぎから庭への撒水を行うが、肌に秋を感じる。
登校後、通用門に立っていると今朝は通り抜ける風が心地よかった。ぼちぼち、藤原敏行の和歌「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる」や芭蕉の句「あかあかと日はつれなくも秋の風」が思い浮かぶ季節になって来た。
2学期3日目だが、きちんと服装の整っていない生徒がいる。目にすると必ず声をかけるようにしているが、教員の側に見て見ぬふりする者が一人でも居ると改善の成果はあがらない。
やさしさや温かみを基盤にしながらも、妥協しない粘り強い指導が求められる。
(平成22年8月26日)
薬物乱用防止に係わっての校内研修
大麻や覚せい剤など、薬物の乱用に係る問題事象が府下の青少年の間にも生じている。それらへの対応は喫緊の課題であり、薬物乱用防止教育のさらなる充実が叫ばれている。
本校でも昨年度から薬物乱用防止教室を開いているが、今年度も外部講師をお招きし9月30日に開く。それに先立ち本日、当日講師をお願いしている方にお越しいただき、職員向けの研修会をもった。ビデオやスライドを使ってわかりやすくご講義いただき薬物乱用防止について理解を深めた。今後の指針となるだろう。
ミニヒマワリが五つ、六つと咲いてきた。1週間先の9/1にPTAの役員会が開かれるが、そのときにはかなり開いてきそうだ。
(平成22年8月25日)
2学期始業式
本日、2学期の始業式を実施した。
私からの講話(下記参照)の後、生徒指導・進路指導の各部長から諸注意・諸連絡があった。
全員が揃ったのは1学期の終業式以来だったが、元気な姿をみることができうれしく思った。生徒諸君には、全員が卒業できるよう全力を尽くして欲しい。
式終了後は、授業を2時限実施した。
私の講話
生徒諸君、おはよう。
こうして揃うのは一ヶ月ぶりだね。それぞれに楽しい夏休みを過ごしたことと思う。長い休みだったが、終わってみればもう少し、「せめて8月一杯まで・・・・・・」と思っている人が多いのではないだろうか。その気持ちはわからないでもないが、今日からは気持ちを入れ替えて学校を中心とした生活に戻らなければならない。
2月26日の卒業式まで、あと6ヶ月だ。その間、冬休みがあるし、2月は登校するのは1週間程度、土日や祝祭日を引くと、出席しなければならない日数はわずかだ。わずかとなってきた西浦での活動に全力を尽くして欲しい。また2学期は進路を決めていく大事な時期だ。自らの進路実現をめざして、こちらも全力を尽くそう。
7月の12日にPTAが中心となって、正門付近の前庭花壇にミニヒマワリの種を植えたことは、終業式のときに話しをした。君たちの2学期のスタートを飾ってあげたいという思いからの活動だ。暑さが厳しかった休み中も校務員のお二人が水遣りなどの世話をしてくれ、その甲斐あってたくさんの蕾をつけた。これから次々と咲いて来るだろう。
通用門を利用している人はまだ見ていないと思うが、帰りには正門の方にぜひ立ち寄って帰るとよい。
残暑はまだまだ続くが、暑さに負けず何事にも全力を尽くして悔いの残らない高校生活を送って欲しい。
(平成22年8月24日)