ビタミンB群によるミドリムシの増殖、茨高の廊下を博物館に~明治からのタイムカプセル、耐量子暗号の性質から導く領域暗号への道、ペンギンにやさしい個体識別。
2月9日(金)茨木高校 課題研究 校内合同発表会で披露してくれた4本の代表作品である。例年は同学年の中での共有でしたが今年からは1年生も聴衆として参加しました。
問いを立て、RQに基づき丁寧に手順を踏みながら研究を進め、結論、考察へと至る。ずっと携わってくださっている京都大学のアドバイザーの方々が、質問をしてくださり、一つひとつの鋭い質問に発表者たちが真摯に応じる姿に力強さと頼もしさを感じました。
それぞれの発表のタイトルの中にある現状をさらに良くしていきたいという思い、漲る好奇心。わかっていることと分からないこと。伝えられることとこれからも問いかけていくことをしっかりと踏まえたうえでの発表だったように思います。
発表が終わった後に心地のいい「ざわめき」と「どよめき」。知らない世界を覗けたことへの戸惑い、知的好奇心の震えがそうさせたのだと感じました。
京大のアドバイザーの方のご講評―調べた人はもっと調べて、難しいことを省いてわかりやすいところを(聴衆は)聞ける。難しいことを簡単に伝えてくれるから(聴衆は)質問ができる。この会の中での発表者の労を労いながら、司会者の会の冒頭の言葉の意味を紐解き、そして研究をすることの意義、発表する経験がつけてくれる力をお伝えいただきました。
多くの方々のお力添えを頂き、発表者、聴衆共に多くの力を携えることができた発表会であったと思います。力を尽くし(てくれ)た皆さんお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
冒頭で以下のブログで述べたこと「興味、関心、利益、利子」「奇なる力」をお伝えしました。