未來を生きるデザイン  るじるじ・ほずほず 

「図書館x市民参加」ヘルシンキの図書館を参考にして身近な図書館づくりの一考察、千里NTを参考・比較対象として泉北NT人口増加についての一考察等自治体への働きかけや若者の選挙率向上への有効なアプローチを考えるいった社会生活にかかわる研究発表があり、古語「かなし」、藤原定家の恋歌。「触覚性」と「ずらし」を分析し、日本的感性の再考察などの文学をテーマとするものや性格、刺激欲求、損失回避、意思決定、行動、恋愛における嫉妬感情。本来感と自己愛。心の世界をのぞきながら自分たちの日常での生き方との相関関係を探る営み。言語に関する分野では、歴史的変遷の調査から新しいオノマトペを作成し、その「新オノマトペ」→「るじるじ」「ほずほず」を紹介し、その有用性を説くという試みも紹介された。

 どの発表も時間をかけ、多くの文献にあたり、社会への具体的な働きかけをするなど授業の枠だけにとどまらない、まさに、「答」のない問いに「応えよう」とする姿は力強く、満ち溢れるエネルギーにぐんぐん惹きこまれ、圧倒された。

 開会のあいさつで教育監よりGLHS合同発表会が15回めを迎えたという言及があった。1回めからほぼ全回の発表を聴く機会に恵まれている。発表内容そのもの、スライドの作成や発表の技術が格段に上がっていることは間違いない。それにも増して、質疑応答に対して研究の中で準備ができ、応えられること及ばずに自らの意見を言うことについてきちっと整理ができていることに驚きを禁じ得なかった。個々の生徒のみなさんの努力、チームの中で話し合いが多く持たれていることばかりではなく、おそらく各学校で課題研究、探究活動に対して多くのスタッフの大きな力が添えられていることは想像に難くない。臆することなく答える姿のその背後でずっと支えてこられたすべての人たちがいることに心から敬意を表したい。

 本校、茨高の「恐怖」と「徳」~ロベスピエールにおける「死刑」~はロペスピエールが「徳("Vertu")」、公共の利益を優先するという一貫性の下、死刑に対する立場が変わらないという結びになっている。この観点は、恐怖政治のみならず民主主義政治の中でも同様のことが起こる可能性を示唆するものであるという点は非常に興味深い。

 大阪大学賞の表彰をされる際に大阪大学統括理事田中敏宏副学長より研究に対して真摯に向き合い、丁寧に理論の構築を行っていたことを讃えていただいた。まさしくチームで何度も向き合い、問い直しながら作り上げてきた点をほめていただいたことは代表メンバーにとってとてつもなく大きな喜びだろう。その思いを推し量るだけでも胸が熱くなる。また、指導していただいた先生の広く、深い知見と

硬軟織り交ぜたご指導をすべく伴走してくださった大学院生のみなさんの寄り添う力が押し出してくれたものだと心より感謝申し上げる。最後の写真撮影までご一緒いただけている姿にその寄り添い度の高さがひしひしと伝わって来た。

科学の甲子園での表彰、サイエンスディの銀賞の賞状も届いた。この大きないい潮流が来週の2次試験につながればいい。つなげてほしい。3年生がかばんにつけているカンガルーや携帯のカバーの中にいる姿を見せてもらった。想像を超える跳躍力が身についている。力を出し切れ76,77,78期生!