冷たい雨の中100人以上の生徒、保護者、OB、教員が見守る中、茨木高校サッカー部は大阪公立高校サッカー大会決勝(@ J-GREEN堺)の舞台で千里高校と対戦した。何度も観戦に訪れている本校の先生から観戦記をいただいた。下記に記す。
2月11日、小雨が降り続くJ-GREEN堺S1フィールド。試合前独特の緊張感の中で茨木高校サッカー部はピッチでウォーミングアップを始める。試合が始まる時間が近づく。両チームのスターティングメンバーの名前がアナウンスされる。予定通り9:15にキックオフの時間を迎える。試合開始直後の5分にフリーキックのチャンスを得る。このチャンスを確実に得点に結びつける。前半は茨木高校のペースで試合が進む。前半23分、相手のミスを見逃さず追加点を奪う。ハーフタイムには、チームが一つとなって後半戦の戦略を共有する。そして後半戦が始まる。降り続く雨のため、天然芝のピッチは滑りやすくなっている。後半戦は何度もピンチを迎える。しかしそのピンチを全員で補い合う。体を張って失点を防ぐ。ベンチにいる選手たちが、ピッチ上で戦っている選手たちを鼓舞する。「ありがとう」「ナイスプレー」「あと1点取りに行こう!」そして、試合終了を告げるホイッスルが鳴った。選手たちはいつもと同じように一列に並んで、本部と観客席に向かって一礼をした。
ピッチに立っている選手もベンチにいる選手もお互いを尊重し声を掛け合う姿、冷静に現状を分析した上で、今自分たちに何ができるかを考え、行動に移す姿、自分たちだけでなく相手チームの選手も敬う姿、ピッチ外にいる補助業務をしている選手に「ありがとう」と伝える姿・・。選手たちが見せてくれるそのような姿はどれも尊く、同じ時間を共有できたことはとても幸せでした。サッカー部のみなさん、優勝おめでとう。そして感動をありがとう。
顧問の先生と3人の部員が優勝の報告に訪れてくれた。自分たちに代替わりした時は、サッカーや部活動に対する熱意も距離も温度感もさまざまであった。練習を積み、試合を経ていくことで、みんなの思うこと、願うことに共通のものを見い出した。プレーや声掛け、話し合いの中で確認できることが増えていく。
優勝という結果に至るまでの道のりでチームを作っていくことや何かを成し遂げていくために必要なこと等を心の中や頭の中から取り出して、一つひとつしっかりと眺めてほしいというお願いをしました。サッカーだけに限らず、これからの人生で間違いなく、それぞれみんなの背中を押す経験となっているはずです。大会に出場したら高い確率で敗れる。一つは負ける。この大会は一度も破れなかった。優勝だ。偉業だ。でも、目標はもっと高いところにある。その高みに向かって研鑽を積んでいく。3人それぞれの表現は違うけれどその旨の話をしてくれた。靴をきれいにしようと懸命に洗ったり、自身が汚れることを顧みず、無心で床を掃き続けるひたむきな姿は、今回得られた結果とは無縁ではないと信じている。
優勝おめでとう!そしてありがとう。多くの人が勇気と力を得たことだと思う。
お昼休みには、道を探し究めることに力を尽くした人たちが、究めるゴールに向かう途上で、大学に合格したというご報告に来てくれた。「これ本当かな?」疑うこと。正しくモヤモヤを解決しようとした人たちだ。本当はどうなんだろう。専門家の意見を聞く。他校を訪れ、見解をもらう。徹底的に興味を持ったものに向き合う。"Interest"「興味・関心」を持ったことが「利益」だ。大学に合格したのは「利子」だ。大学に合格したいから道を究めようとしたのではない。道を究めようとするその途上に大学があったのだ。そんな夢みたいなこと...。「夢見たい」と思った人だけが言葉にできる「夢みたい」だ。ニコニコとほほえみながら報告してくれる二人を見て、心からそう思った。
合格おめでとう。そしてありがとう。 76期生、77期生、78期生この流れに乗っていこう!
スキー部の活躍も新聞紙上で拝読している。来る日も来る日も勇気をもらっている。
ありがとう!