この日の午後は、79期3年の人権講演会です。事前に実行委員のみなさんから案内をいただいて、ともに学ぶ時間になれば、とお昼の暑いさくら通り(旧茨木川緑地)を歩いて、会場であるクリエイトセンターに向かいました。
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実行委員の司会で講演会開始。講師は府立柴島高校の校長先生で、府立学校人権教育研究会会長でもある、森田正良先生です。第一部は「同和問題の歴史」。森田先生はまず人権のイメージを問うところからはじめられ、人権尊重の社会とは、みんなが幸せになり、誰もが取り残されない社会であること、人権感覚こそがこれからのリーダーに求められる資質であることを冒頭から伝えてくださいました。そのうえで、同和問題の歴史について、メンタリティの源流、同和問題の歴史的な形成、近代から現代の差別解消のたたかいについて、レクチャーいただきました。講演後のディスカッションでは、「差別が残り続けるのはなぜ」の問いに対して、生徒からさまざまな意見がだされました。
第二部は「同和問題の現状」。森田先生が、ご自身の同和問題との出会いの経験から説き起こされ、教員となってからのさまざまなとりくみ、今も残る差別の実態について語られました。そのうえで「伝えたいこと」として、
・差別は、する側の問題であり、私たちがどんな社会をつくるのか、という問題
・無関心、傍観は差別に加担し、助長すること
・正しい知識と理解が大切
との強いメッセージをいただきました。その後のディスカッションでも「差別を目にしたら、止めることが難しくてもできることを考えたい」「(差別に気づく)感性を持って、ほかの人と協力したい」「差別はないと思っていた、ネットでも意識しようと思う」「まだ残っている、行動しなければ」といった意見が生徒から出て、お話しいただいた森田先生の思いがみなに伝わっているんだな、と思えました。私自身は、最後に森田先生がおっしゃった「当事者の方に話してもらえ、わかろうとし続ける自分でありたい」とお話しされたことがとても心に残りました。
終了後も、実行委員の生徒のみなさんが森田先生を囲んでディスカッションを続けていたことが頼もしく思え、誇らしくも学びの多い一日になりました。
事前の準備や打ち合わせも含め、実行委員の生徒のみなさんと、森田先生に感謝です。
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