この日の5限は、体育館で80期2年宿泊野外行事の結団式でした。4月に81期の1年生の行事委員が旅行業者のプレゼンを熱心に聞いて質問して、に驚かされたことを考え合わせると、2年生の行事委員は1年と3か月、一生懸命準備してきたんだろうな、と思いながら体育館に向かいました。
私もあいさつの時間をいただきました。が、やはり、長きにわたった準備をふまえて、実行委員の生徒のみなさんが思いのあるあいさつをする、そのひとことひとことに、とても力を感じました。最後には全員で二重の円陣を作り、声と気持ちをあわせて散会しました。2年生全体が気持ちを高めるひとときに同席でき、翌日からの3泊4日がいっそう楽しみになりました。
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あいさつでかいつまんでお話しした、しおりに載せた原稿です。
「80期生の宿泊野外行事が6月にあります。校長先生も引率でご一緒していただきます。」と4月早々に〇〇先生。「うれしいなあ。で、どちらに?」と私。「東北です。生徒の投票で決まりました。」「え、行先が生徒の投票で決まるん?」「そうですよ。」茨木高校のあたりまえが、その時まだあたりまえでなかった私に、○○先生が「九州、北海道、東北のなかから決まりました。」と、のちに教えていただきました。PTAの集まりで話題になったとき、ある保護者の方が「東北を選ぶって、いい意味で渋いなあ」とおっしゃいました。私も同感で、いい意味で渋いなあ、と感じたことを告白しておきます。
茨木高校において「宿泊野外行事」が、入学後すぐに生徒行事委員会を立ち上げ、行事委員が中心となり、旅行業者の方からのプレゼンをもとに学年全体への最終プレゼンを行い、アンケート結果をもとに行き先を決め、訪問する地域の事前学習をはじめ、旅行業者の方と綿密な打ち合わせをしながら、旅程の決定、旅程のコース選択調査を行いコースの決定、ホテルの部屋割り決め、バスの座席決め、学年全体のレクレーションの企画等を進めるなど生徒主体で企画・立案・実施まで行っていることに、驚かされます。
実は私は、4月1日に茨木高校に来た時の最初のあいさつで、先生方に「学びがあり、苦楽をともにできる学校であり続けたい」と申し上げています。その意味で、宿泊野外行事という学年全員で行く旅行を、生徒のみなさんはどんな旅にデザインしようとしているのか、と期待していました。先日拝見した保護者説明会での、行事委員のみなさんのプレゼンテーションでは、せっかく行くのだから、そこでしかできない楽しいこと、知るべきことを、多くの人と分かち合おうとしているのだな、と感じました。苦楽をすでにともにしている雰囲気を伝える行事委員のみなさんの姿から、宿泊野外行事で大きな果実が実る確信が、私のなかで勝手に高まっています。異なる場所でくらす方々の歓待も、一つひとつの活動の楽しみも、かの地が経験したできごとへの驚きも、そして、それらの経験を寝食をともにしながら仲間とわかちあう幸せも、すべて含めて、学びがあり、苦楽をともにできる宿泊野外行事になることを心より願っています。