12月24日(月)曇り後晴れ
4限目に全校集会を行いました。私から以下のような話をしました。
校長より
3年生のみなさんの多くは、今人生においてもっともつらくきびしい時期にいることと思います。つらくきびしい時を「冬の時代」と呼んだりしますが、そんな冬を好んだ詩人に高村光太郎がいます。「冬の詩人」と呼ばれるほどたくさんの作品を残しています。
「冬だ、冬だ、どこもかも冬だ 見渡す限り冬だ」という『冬の詩』は今年ユニクロのCMでよく流れたので、みなさんもご存じでしょう。
「きっぱりと冬が来た」で始まる『冬が来た』も教科書に載ったりする有名な詩です。
「きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ」
「僕に来い 僕に来い」と挑むように試練を迎え入れ、人生における「冬」=「つらさ、きびしさ」こそ、「僕の餌食」=「成長の糧」だと言い切っています。自分のことを振り返っても高校3年生の冬はつらく、きびしい季節でした。でもそれを乗り越えたから、その後のいろんなことを乗り越えてこられたような気がします。妥協せず、回避せず「冬」に向きあってください。そのことがみなさんを強くします。
そして...『冬の言葉』という詩では「冬は鉄碪を打って又叫ぶ、一生を棒にふって人生に関与せよと。」と締めくくっています。11月ユネスコの8カ国の高校生たちによるフォーラムに市岡高校の生徒や先生方と参加した時、私は、日本よりはるかにきびしい環境下にいるアジアの国の高校生たちが、それぞれの国の今の状況を少しでもよくするために、自分たちに何ができるのかを真剣に考えていることに胸打たれました。そして、彼らはそのことのために必死に勉強しています。私は彼らの姿にこの『冬の言葉』を重ね合わせずにはいられません。
今後ますます知的な仕事が(疲れもミスもしない)コンピューターで代替されていくでしょう。でも人々の幸福のために世の中を変えていこうと考えることは、人間にしかできません。他者を思いやり、人と心を繋ぐことは人間にしかできません。
進路の決まった人は、まだこれから受験を迎える仲間のために何ができるのか、どうあるべきなのかを考えながら、その心に寄り添ってください。「受験は団体戦」とよく言われるのは、そんな他者を思う心から生まれる力を言っているのだと思います。
ここにいるすべてのみなさんにとって、来る年が素晴らしい年となることを祈っています。
代理表彰
器械体操部 高体連主催新人大会 男子2部団体総合4位 女子2部団体総合5位他
個人での活躍に
堺体操競技選手権大会での活躍に
合気道部 関西合気道競技連盟主催合気道競技大会演武競技初級の部 2位、3位
バドミントン部 第29回北河内バドミントン競技会 女子ダブルスB第2位
女子シングルスB第3位
梅市生徒指導部長より
12月1日の道路交通法改正のポイントと路側帯は左側通行のみ等、自転車走行時の注意
プリントで
後期生徒会からのメッセージ
部活動の生徒による大清掃
放課後部活動生徒による第清掃が行われました。普段の清掃ではあまり行き届かない学校の隅々まで心をこめてきれいにしてくれました。