2020年アーカイブ

しっかり予防、しっかり活動

◆ 新型コロナウイルス感染症に起因する府立学校の休校件数 休校件数 休校件数 7月 10件 10月 15件 8月 13件 11月 42件 9月 7件 12月 *47件 合計 134件 *12月は28日まで...

濃厚接触について

 二度にわたる休校を経て、私たちが、保健所の疫学調査によって濃厚接触者と特定されないためのポイントを整理しておきたいと思います。  濃厚接触者とは「感染者と1m程度の距離で(マスクやシールドなどの)感染防止策なしに15分以上接触した者」と定義されています。つまり、一日中ずっとマスクをしていれば、学校で感染者が出て休校になっても、自分が濃厚接触者となることは、ほぼないでしょう。まず、このことをしっか...

学校現場の基本スタンス

 大阪府のレッドステージ宣言を受け学校現場での体制も見直されました。整理してみますと以下のようになります。 ①分散登校・短縮授業はせず、1教室40人の通常授業を同時展開する。②感染リスクの高い教科活動は行わない。(音楽:合唱、体育:柔道、家庭:調理実習など)③部活動は各競技団体のガイドラインに基づき、一部活動内容を制限する。そして、レッドステージ下での社会的影響を踏まえ、年末年始12/29~1/3...

富岳の見せる景色

 今朝のニュースで、スーパーコンピュータ富岳を使った「飛沫拡散のシミュレーション」動画が公開されていました。電車内、自動車内、機内、カラオケボックス内、いろんな場所・環境での動画で、とても参考になりました。電車は急行ではなく各停の換気機能が抜群。車は少しの窓スキマでは換気が不十分。航空機内は3分ですべてが換気され安全。カラオケは・・。またマスクの性能は、一般品では不織布がベスト。云々。  私たちは...

冬に向かう前に

 冬の到来を目前にして、ヨーロッパでは新型コロナウイルス感染者が急増しています。フランスでは緊急体制をしいて2回目のロックダウンに入るようです。(学校は休まないようです。)一方、日本では、感染を軽視しているわけではないのですが、ロックダウンよりもGO TO キャンペーン等に見られる社会活動の立て直しの方に大きく舵を切っています。  もうひとつ、押さえておきたい事実があります。大阪府立学校での感染に...

ICHI祭を終えて

保護者の皆さま  本日予定通り、ICHI祭(いち・ふぇす)を開催いたしました。感染症対策を重視したとは言え、保護者の皆さまをはじめ、外部の皆さまへご案内のお声掛けができませんでしたことを改めましてお詫び申し上げます。  さて、ICHI祭につきまして一言ご報告申し上げますと、難しい日程のなか、また制限の多い条件のなか、生徒たちは(先月の文化祭からの流れを上手に取り込みながら)本当によく取り組んでくれ...

感染症専門医のご意見

 新型コロナウイルスに関する記事として、国立国際医療研究センターの忽那賢志(くつな さとし)先生のブログをご紹介します。あくまで先生個人のご意見であり組織としての見解ではないようですが、テレビではあまり伝えてくれない様々なエビデンス等が分かりやすくまとめられているので参考になると思います。yahooニュースにも広く公開されているものですので、よければ一度検索してみてください。 https://ne...

環境の変化を考える(後期始業式に校長より)

 昨日、京都府立医科大学からだったと思いますが、コロナウイルスが皮膚に付着した場合、9時間ほど感染力を維持しているというような研究発表がなされていました。これはインフルエンザの5倍の時間だそうです。困ったものですが、手洗い・アルコール消毒をすれば15秒で不活性化できるとのことでしたので、正体が掴めれば後は対策をするだけです。改めて手洗い・アルコール消毒に努めるようお願いします。  さて、後期のスタ...

進路実現に向かって

進路実現にむかって (2020年度「 進路のしおり」寄稿文 )  "進路のしおり"は毎年発行されていますが、様々なデータとその分析もさることながら、先輩達の合格体験談も貴重なのではないでしょうか。少し年上の先輩たちの言葉は、受験勉強のリアルとして皆さんに強く響くでしょうし、また、それらには共通するものがあるように思います。  まず、「諦めない、我慢する」ということ。やはり、受験勉強は耐久戦。先輩の...

いまこそ全員で確認しておくこと

 台風12号の急接近とともに9月の連休が終わりました。報道によれば、全国各地は「GO TO *」キャンペーンもあり、多くの人出で賑わいました。私たちは感染予防と社会活動(私たちにとっては、学校教育活動)の両立を考えていますので、喜ばしいことであると言えます。ただ一方で、感染者数は4月と7月にピークを付けたわけですので、ここは10月以降にくるであろう3回めのピークに十分留意する必要があります。  感...

朝の全校一斉放送

朝の全校一斉放送にて(8月25日)  朝読の時間ですが、今日は私の方から少しお話をさせていただきたいと思います。先週末から、皆さんには大変心配をかけました。私から今回の臨時休校について説明をしておきたいと思い、この時間をいただきました。  まず、本校教職員の1名がPCR検査で陽性であった、という情報が入ったのは、22日の15時過ぎでした。この日は土曜日でしたので、授業はありませんでしたが、部活や...

夏の全校集会

夏の全校集会  短い夏休みでしたが、勉強や部活に計画通りの10日間を過ごすことができたでしょうか。特に後半は「危険な暑さ」と言われるような毎日です。体調管理の難しさや厳しさを実感する日が続きますが、自分のペースをしっかりと維持するようにしたいと思います。  ペースを守るためには、まず自分で自分の健康・安全を守る必要があります。例えば、基本になりますが、マスク。こんな毎日の中、外さず過ごすことはほぼ...

市岡生にのぞむこと

生徒の皆さん  新型コロナウイルスの市中感染が拡がっています。今までは、特別な場所に行ったり特別なことをしなければ感染する危険はほとんどありませんでしたが、市中感染が始まると、特別な場所に行ったり特別なことをしなくても二次感染三次感染が迫ってきます。  緊急宣言解除の後、経済を止める、という選択肢はなくなったようですので、私たちは自分で自分の身を守るしかありません。そうしますと、まずウイルスはそこ...

私の感染予防の心得

 5月25日に緊急事態宣言が解除されてから、新型コロナウイルス感染者数は拡大を続けています。府内はもとより全国の学校におきましても児童生徒の感染数が増えてきており、どの学校ででも起こりうることとして、大変憂慮するところです。そんななか、今日は、私自身の感染予防の心得をご紹介したいと思います。ご紹介することで、自分自身への戒めにもなればと思っています。 ① 食事と睡眠をしっかり取って(=早寝早起き...

前期中間考査が始まる

生徒のみなさん   いろんなことを乗り越えながら、みんなで前期中間考査までやってきました。さあ、ここにハーケンを打ち込んでしっかりとした足場を作って、一歩一歩とよじ登っていきますので、全員本気出して考査に取り組みましょう。(注:ハーケンって分かりますか。岸壁を登るときに使う登山道具。要するに、くさび、ですね。)  と言うよりも、私の願いとしては「考査を待っていた、考査に飢えている。」というくらいの...

学校の第二波への備え

 7月3日、大阪府新型コロナウイルス対策本部会議が開催されました。再び拡大傾向にある感染状況のなか、学校教育につきましても大きな方針が示されました。一番のポイントは、第二波第三波が生じた場合も、大阪府としては原則として一斉臨時休業は行わず、分散登校とオンライン授業の組み合わせにより対応する、ということになろうかと思います。  学校ではこの大方針のもと「府立学校における新型コロナウイルス感染症対応マ...

G suite for education の試行開始

 ほとんどの生徒がアカウント登録を完了し、市岡高校は、G Suite for Education の試行運用を開始しました。この学習ツールを使用しますと、ただオンライン学習ができるという理解だけではなく、新しい学習機会の創出、生徒のクリティカルな思考力の育成、教師と生徒間の効率的なコミュニケーション等が可能になっていくものと思われます。  学校休業という苦しい経験を経て、いわゆるオンラインによる学...

日々に新たなり

 学校が動き始めた。生徒たちの元気な姿や声に接していると、コロナウイルス禍のことを忘れている瞬間がある。これではいけない、とマスクを確認してその位置を正す。同時に、感染予防と熱中症予防の観点が交錯する。この2つの予防を同時に満たしつつ、教育活動に全力を出すことは、誰にとっても容易ではない。  ガイドラインは示されている。どのように学習するか、運動するか、部活をするか。生徒も教師もそのなかで一生懸命...

75期生に贈る言葉(学年集会にて)

 75期生の皆さん、初めて同期全員が一堂に会しました。集まることがこんなに大変だと思ったことはありませんでした。ですから、全員が集まってこんなに感激したことはありません。合格発表からの3カ月間、皆さんが味わってきた悔しさや不安を思いますと言葉が見つかりません。ただ、よく頑張ってくれました、よく耐えてくれました。君たちは市岡が誇りに思う立派な新入生、新しい仲間です。そして改めて入学おめでとう。市岡に...

令和2年度前期始業式のあいさつ

 6月に入ってから2週間の準備期間を経て、本日6月15日、73期生・74期生・75期生全員が初めて集い、市岡高校は3カ月半ぶりの平常活動に入ります。文字通り、今日は学校始業の日です。この間、皆さんは登校を制限され、部活・学校行事も停止されていましたから、やっとここまで来たか、というところではないでしょうか。今日からは平常授業になります。部活も始まります。一気呵成にとはいかないかもしれませんが、私た...

準備と試行の一週間を終えて

 分散短縮とは言え、授業が再開され1週間が経ちました。毎日校門で、生徒たちと挨拶を交わしていますと、徐々にペースを掴んできているように思いますし、あと1週間で学校のリズムを取り戻してくれたら、こんなうれしい事はありません。そして、いよいよ15日からは通常の7限授業となり、ついに部活も学校行事も動き出し、学校はやっと学校に戻ることができそうです。  私たち教員もペースを掴んできています。生徒のいない...

感染予防のオキテ

生徒の皆さん 来週から授業が始まります。本当にうれしく思いますが、再開にあたって私たちの心構えを整理しておきたいと思います。~感染予防のオキテ~です。 マスク着用。感染予防の必須アイテムです。自分自身を守るとともに回りの仲間を守るためです。未着用の場合は校内に入れません。一方で、これからは熱中症にも十分注意する必要があります。こまめな水分補給を心がけ、不安を感じたらすぐ先生に申し出てください。...

分散登校が始まりました。

生徒のみなさん  5/13~15の分散登校を終えて、まずはみなさんに会えて良かった、素直にそう思いました。校門に立って、登校してくるみなさんの顔を見ていると、やや緊張している感じはしましたが、元気そうで何より嬉しかったです。それぞれの体調などもあって、全員登校というわけにはいきませんでしたが、ほとんどの人が来ていたと思います。また、お願いしていましたマスク着用も徹底していて、誰一人未着用の人はいま...

高校時代の私 episode 5

 高校1年2年はとにかく部活をした。勉強はそれなりだったが、先生がびっくりする程、本を読んだ。3年になって部活引退後は必死に勉強したが、夏休みに気分転換も兼ねひとりで志望大学の下見に東京へ行った。幼稚園の友だちがそのまま高校まで一緒、というような田舎の高校生にとっては異文化体験だった。当時、オープンキャンパスという企画はなく、ただただ憧れの大学をどうしても見たくて夏休みの大学へと潜入した。インター...

高校時代の私 episode 4

 どうしても勉強する気になれない時期がありました。あることがあって部活で行き詰った時でした。ずるずると成績も落ちました。部活と勉強、どちらが先だったか微妙ですが、どっちにしてもほぼ同時だったと思います。なぜそんなことになったのか、ここで言うようなことではありませんが、原因ははっきりしていました。要するに、精神的にとても不安定になってささくれていた、とだけ言っておきます。  なかなか立ち直ることがで...

高校時代の私 episode 3

 高校2年の時、初めて校外での公開模擬試験を受けました。それまでは、O社の全国模試と兵庫県が実施していた県下一斉模試を学校内で受けていただけで、校外での模試を受けることはありませんでした。会場は、ある大学でしたが、もちろん初めて行くところでした。交通の便の良いところだったわけではなく、さっきweb検索してみると最寄り駅が阪急園田なので、西播磨にある私の実家から行くとなると3時間弱の行程になります。...

高校時代の私 episode 2

 2~3年前のことですが、日テレ系で「先に生まれただけの僕」という学園ドラマをやっていました。ある日、民間企業からやってきた校長先生役の桜井翔君が数学の授業をした後「微分積分は社会に出てから役に立ちますか。大人になって全然使わないものを勉強してなんの意味があるのですか。」と生徒たちに詰問されます。この「学校の勉強になんの意味があるのですか。」は、多くの大人が高校の頃、一回は思ったことではないでしょ...

高校時代の私 episode1

 私の通っていた高校は兵庫県の山の中にある小さな学校で、普通科と林業科がありました。林業科のある高校は珍しいのですが、それだけ山の中にあるということで、学校が単独で使える実習林もありました。そこは山間を開いて造成された長細い土地でしたが、同時に県営キャンプ場も併設されていました。要するに実習林内にキャンプ場もあって、生徒が夏休みにそこで1週間、野外ボランティア活動のリーダー研修をするという取組みを...

今こそ言葉の力をつけよう

 SNSの時代、言葉の使い方ひとつで大炎上する時代です。今日はそういった言葉のことについて考えてみたいと思います。  ほとんどの民族は言葉を持っていますが、その語彙力こそが人間とそれ以外のものを区別する決定的な違いのひとつだと思います。語彙力、つまり知っている言葉の数が少なければ、自分の考えや感情を整理してまとめることも深く掘り下げることもできません。人とコミュニケーションを取ることにも苦労します...

大切なこと

 昨日の朝日新聞にとても励まされるインタビュー記事がありました。一部抜粋してご紹介したいと思います。 ・・・・理解のスピードは本来、人それぞれです。学校はカリキュラムが決まっているので同じ速度で進めますが、わからないところは1週間でも2週間でも時間をかけたほうがいい。ふだんは、試験で半分しか解けなかった単元でも、そのままにして次の単元に移る人が多いのではないでしょうか。でも、学習で大切なのは土台作...

新入生の皆さんへ

 新入生の皆さん、市岡高校へようこそ。学校長の岸野です。いろいろと大変な毎日が続いていて、今日予定されていた入学式は実施できませんでした。しかし、君たちは既に間違いなく市岡高校第75期生です。私たち教職員、在校生一同、皆さんの入学を心から歓迎します。そして、そんな皆さんに、これからの高校生活にあたり、私からメッセージをお贈りしたいと思います。  入学早々ですが、皆さんはとても大変な課題に取り組むこ...

私たちのレジリエンス

生徒の皆さん   3月23日からの16日間が今日で終わる。あの時、私は「君たちの人生の中でも、二度とないくらい重要な16日間になるような気がする。」と言ったが、自主自立の力を試すことができただろうか。自分との戦いに勝てただろうか。私への回答はいらない。それは自分自身へ回答すべきものだから。  残念ながら4月8日からの学校再開はならなかった。9日からどうなるのかも未だ分からない。私たちの挑戦は更に続...

いま市岡生に伝えたいこと

 厳しい日々が続くなか、いま市岡生に伝えたいこと。明日から4月7日までの16日間をどう使うか。君たちの人生の中でも、二度とないくらい重要な16日間になるような気がします。本当の自主自立の力が試されるからです。誰かから与えられた課題や勉強の仕方だけでここまでやってきたのだとすれば大変な試練です。どう自学自習するか。例えば、国語の教科書を徹底的に読み返してみる。読解力をつける。数学の教科書を読みこんで...

平常化バイアス

 今日も新型コロナウイルスの感染に係わるニュースが流れています。私たちは2月中旬頃から、きわめて現実的にこのウイルスの脅威を感じ始めたわけですが、あれから1か月、感染者数は拡大を続け事態は深刻化する一方です。各種イベントや大会は言うまでもなく学校活動も停止、さらに高校野球やプロ野球、Jリーグといった国民的なスポーツ行事も中止・延期に追い込まれ、ここへきて東京オリンピック・パラリンピックの開催も危ぶ...

72期生卒業式 学校長式辞

 桜の芽吹きに新たな春の訪れを感じる今日の佳き日、大阪府立市岡高等学校第72回卒業証書授与式を挙行するにあたりまして大阪府教育委員会 杉本嘉文様、同窓会長 佐藤充利様、PTA会長 柳川直紀様、教育後援会長 川口利子様のご臨席を賜りました上、多数の保護者の皆さまのご列席を得ましたことは、卒業生はもとより本校教職員一同にとりましても心からの慶びであります。高いところからではございますが、心より厚く御礼...

感染症予防に意識を高く

 連日、新型コロナウイルスの感染に係わるニュースが流れています。私たちも既に身の回りにある現実として心構えをし行動する必要があります。感染防止のため、手洗いとマスクをする等の咳エチケットを徹底することをはじめ、可能な限り人込みを避けて行動する。早く家に帰り、体調管理に努める。体調に異常や不安を感じたら、我慢せず病院へいく。など、全員が基本動作を徹底する必要があります。  また、学校は現在考査期間中...

市岡でお会いしましょう

 明日、今年度最終となるオープンスクールを開催いたします。おひとりでも多くの皆さまにご来校いただけることが市岡高校の切に希望とするところでございます。  私たちは、昨年夏から校内外いろいろな場所で20回を超える学校説明会を展開してきましたが、いよいよ大詰めを向かえます。多くの中学生、保護者のみなさまとお話をさせていただき、また貴重なご意見をいただきながらの8か月でした。上手に市岡高校のことを語れた...

年度末にむけて

 盛り上がった1年生のクラスマッチも終わり、学校は年度末に向けいよいよ大詰めに入りました。2/15の最終オープンスクールのあと、すぐそのまま1週間の学年末考査。そして、28日には72期生の卒業式。3月に入れば前半戦は入学者選抜一色となりますので、毎年のことながら息をもつかせぬ慌ただしさです。ただいつも思うのですが、生徒たちにとっては新学年を目前にした貴重な早春の時間となります。夏休みにしてもこの春...

合唱大会のご報告

 雨上がりの午後、中央公会堂で市岡高校伝統の合唱大会が開催されました。生徒会が運営する「自彊の精神」息づく学校行事です。学校長として開会の挨拶の依頼は受けておりましたが、それ以外のことは全くなく(たまたま審査員の一人に選ばれていましたが)、ひとりのオーディエンスとして、また教員グループの合唱者として楽しく大会参加することができました。  大会ですので、審査によって金銀銅賞や特別賞は設けられておりま...

合唱大会にむけて

 今週23日、市岡高校伝統の合唱大会を中之島の中央公会堂で実施いたします。60年以上も続く伝統の学校行事、歴史の重みを感じます。私は校長として初めて経験させていただくのですが、実は6年前に一度見学させていただいたことがあります。その時私は新任校長予定者として市岡高校で研修を受けており、その中での見学でした。生徒と教員の一体感がものすごく、また全員が一生懸命取り組んでいた姿が大変印象に残っております...

学校が始まりました

 新年となり学校が始まりました。思わず「3学期が始まりました」と書きそうになるのですが、前後期制の本校ではそうとはなりません。なんとなく落ち着かないのは私だけかもしれません。が、生まれてこのかた学校は1・2・3学期で動くものだと思ってきましたのでご容赦ください。  それはさておき、みんな元気に登校してきました。なにより嬉しいことです。季節外れの暴風警報発令の可能性もあった登校初日でしたが、大阪府で...

十年後に読み返したい本

10年後に読み返したい本(市岡高校図書館発行 "書燈" への寄稿文) 『 恋歌(れんか)』 朝井まかて著 講談社  第150回直木賞受賞作。心奪われ、魂を揺さぶられる、とはこういうことを言うのでしょうか。水戸藩天狗党の動乱(1864年)を題材に流麗で上質な文章が紡ぎだす良く構成された秀作です。  江戸の商家に生まれたおきゃんな娘、登世が水戸藩士の林忠左衛門以徳に嫁ぐところから物語は始まり、理不尽で...

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