二度にわたる休校を経て、私たちが、保健所の疫学調査によって濃厚接触者と特定されないためのポイントを整理しておきたいと思います。
濃厚接触者とは「感染者と1m程度の距離で(マスクやシールドなどの)感染防止策なしに15分以上接触した者」と定義されています。つまり、一日中ずっとマスクをしていれば、学校で感染者が出て休校になっても、自分が濃厚接触者となることは、ほぼないでしょう。まず、このことをしっかりと頭に叩き込んでおいてください。
問題はマスクをしていない瞬間です。飲食のとき、授業や部活時に息苦しくなったとき、学校ではそんな場面になると思います。(なんとなく、面倒臭くてしていない、なんていうのはあり得ない行為です。)このマスクをしていない瞬間が大変危険で、濃厚接触者に特定される大きな要素になります。
これを回避するためには絶対に15分以上(できるだけ短時間にしてください)マスクなしで人と対面しない事です。向き合っていっしょに楽しく会話しながら食事することが、どれだけ濃厚接触者と特定される危険な行為か、理解していただけるのではないでしょうか。
まとめますと、
-
基本的に常にマスクをする。特に、人と会話するときは絶対にマスクをする。
-
食事前に必ず手洗いして、人と向き合っての食事は絶対にしない。会話は食後まで我慢する。
-
授業や部活で息苦しくてマスクを外す場合は、1m以内では直接対面しない。しゃべらない。
-
狭く閉鎖的で換気の悪い空間で、人と1m以内に接近しない。
この4つを常に意識して守っていれば、学校で感染者が出ても、あなたが濃厚接触者と特定される可能性はほとんどない、と考えてよいと思います。逆に何らかの理由があるにせよ、できない場合は濃厚接触者と特定される可能性がぐっと高くなる、と考えてください。さっそく、全員で実践しましょう。