環境の変化を考える(後期始業式に校長より)

 昨日、京都府立医科大学からだったと思いますが、コロナウイルスが皮膚に付着した場合、9時間ほど感染力を維持しているというような研究発表がなされていました。これはインフルエンザの5倍の時間だそうです。困ったものですが、手洗い・アルコール消毒をすれば15秒で不活性化できるとのことでしたので、正体が掴めれば後は対策をするだけです。改めて手洗い・アルコール消毒に努めるようお願いします。

 さて、後期のスタートにあたり、今日は「環境の変化」について考えてみたいと思います。今年はここまで、ひと言、変化・変更の連続です。連続過ぎて、ちょっと疲れますよね。コロナのせいなのでしょうが、コロナのせいで片づけては思考停止しますので、少し考えてみましょう。

 私たちを取り巻く環境は、好むと好まざるとに関わらず常に変化を遂げており、今まで通りのやり方を続けますと自動的に少しずつずれていきます。ですから、世の中は常に少しずつ修正したり、あるいは大変革したりしながら進んでいます。適者生存の法則といいますか、生き残るために変化に適応していくのが普通です。今のコロナ禍に対しても、ワクチン・治療薬、社会の仕組みまで、世界中の人間が適応しようと必死で頑張っています。その動きは力強く、こうして世の中は変わっていくのです。

 ただし、私たちのいる高校というところは少し違うと思います。高校は環境の変化に対応し、最先端の開発研究や取組みをするところではありません。将来、そのような場所で活躍するための基礎基本を身に着けるところです。つまり、学ぶため生きるための基礎基本を身に着ける場所です。ですから、少々の環境の変化に振り回されることなく、しっかりと、やるべきことをぶれることなく学んでいくことが最も重要です。ここは押さえておきましょう。何か変わらなければダメだ、と焦る必要はありません。ただ、学び方はいろいろと変わります。ここは先生たちが一番考えてくださっているところです。ですから「より学びやすい環境」をみんなでいっしょに考えて作り上げていきましょう。例えば、オンライン授業もそのひとつです。とても重要な取組みですが、オンライン授業は手段のひとつであって目的ではありません。私たちの目的は、学ぶため生きるための基礎基本をきちんと身に着けることです。目先の変化に振り回されず、焦らずに頑張っていきましょう。

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