4/4 第36回ファンタスティックコンサート

定期演奏会、通称ファンタスティックコンサートは、4月4日に羽曳野のL I Cはびきので行われました。

プログラムは

・第一部

「春の猟犬」

「僕らのインベンション」

「カンタベリーコラール」

「3つのワシントンの彫像」

・第二部

音楽劇「勇者椿の冒険」

・第三部(73期生+OB・OGステージ)

「たなばた」

「宝島」

・第四部

「スピリティッド・アウェイ」

「ポロヴェツ人(韃靼人)の踊り」

・アンコール

「オーメンズ・オブ・ラブ」

です。

 幅広いジャンルの曲がたくさん詰め込まれた、とても内容の濃い演奏会になりました!

 また今回のファンタスティックコンサートのパンフレットには、部員や顧問の先生の書き下ろした「長すぎる曲目解説」があるので、その一節を借りながら、第一部と第四部の曲について、ちょっとだけ紹介したいと思います。興味を持ったという人はぜひ、より詳しいパンフレットを読んでみてください!

↓以下、曲紹介

〇春の猟犬/アルフレッド・リード

 アルフレッド・リードはこの曲に対し、モデルとなった詩の「若さ溢れる快活さ」と「優しい恋の甘さ」とを、それに相応しい質感の音楽で描こうとした、というコメントを残しています。

僕らのインベンション/宮川彬良

 2020年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲のうちの一曲です。テレビや映画などの音楽で知られる宮川彬良さんによって作曲されました。

カンタベリーコラール/ヤン・ヴァン=デル=ロースト

 終始ゆったりとした音楽ですが、クライマックスに向かいながら緩やかにテンションを上げていく様は、天に向かってそびえ立つ大聖堂の偉大さを描写しているようにも思えます。

3つのワシントンの彫像/フィリップ・スパーク

 この曲は2015年にアメリカのワシントンD.C.で行われた「第1回高校吹奏楽コンクール大統領杯」のために作曲されました。ホワイトハウス周辺にある3人の偉人たちの記念像をモチーフにしています。

スピリティッド・アウェイ/久石譲・木村弓(吹奏楽編曲・森田一浩)

 スピリティッド・アウェイは、映画『千と千尋の神隠し』の劇中曲をセレクションのスタイルで再編成したものです。『千と千尋の神隠し』では、千尋の成長や世の風刺などがこの音楽と共に緻密に表現されています。

ポロヴェツ人(韃靼人)の踊り/アレクサンドル・ポルフィーリェヴィチ・ボロディン

 この曲は、歌劇『イーゴリ公』の音楽を部分的に抜粋したものです。2曲目の「娘たちの流麗な踊り」の美しいオーボエソロの旋律は、耳に覚えのある人も多いと思います。

 これらのたくさんの曲に取り組む上でただひたすら個々の技術を磨くのではなく、曲そのものの構成や雰囲気を演奏者が理解してより良い音楽にするというのを大切にしてきました。この定期演奏会を通して、演奏技術のレベルアップだけでなく音楽の知識も得ることができて、自分自身成長できたと感じました!

 定期演奏会最後の曲がおわって舞台裏にはけると、やりきった達成感と今日で引退するという寂しさに涙する生徒がたくさんいました。この定期演奏会は本当にいい思い出となりました。

 そしてこの定期演奏会が開催できたのは、顧問の先生はもちろん、本校の先生方、保護者の皆様の協力があってこそでした。また、吹奏楽部は学校関係者や保護者の方々、OB、OGの先輩方の支援のおかげで日々満ち足りた活動を行えています。本当に、いつもありがとうございます。コロナ禍を通して、豊かな活動を行える普段の環境がいかにありがたいものかを実感しました。

 また、今回はコロナの影響もあって観客は招待制とはなってしまいましたが、事前のアンケートや当日の感染対策へのご協力ありがとうございました!

 これで2020年度の行事紹介は終了となります。来年度も楽しい文章を届けていきたいと思います!よろしくおねがいします!

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