6/29 放課後特別講義「裁判員制度って、何?」

6/29(水)の16:10から、大阪地方裁判所裁判長の方、そして裁判官の方に、オンラインで「裁判員裁判」に関する特別講義をいただきました。

このイベントは、本校探究委員会と人権推進委員会が連携して行ったもので、参加者は1~3年生の希望者21名。それぞれ部活や講習で忙しいなか、けっして強く告知したわけではないこのイベントに申し込んだ、意欲的な生徒です。

講義はまず、「裁判員制度」の説明から始まりました。

裁判員裁判のしくみや、裁判員選出の流れや仕事について、裁判官の方からご説明いただくなかで、裁判員裁判の対象が、いわゆる「大きな事件」であること、裁判員の選出が何段階かに分けて行われること、介護や子育てなどやむを得ない事情がある場合は辞退もできること、高校生が選出された場合、文部科学省が各学校に配慮を呼びかけているので、裁判員として学校を欠席しても不利益にはならないこと、など、意外に知らなかったことが多く、生徒もメモを取りながら真剣に聞いていました。

また、後半には「裁判官に聞いてみよう!」のコーナーがあり、それぞれ生徒は自分の質問を投げかけていました。質問には、「裁判員制度が導入された経緯」や「日本以外で裁判員が導入されている国は?」、「裁判官の方は裁判員裁判をどのように思っているのか」などの裁判員裁判に関することだけでなく、「裁判官の方は自分の感情をどのように制御しているのか」「裁判官として必要な資質」という、実際の裁判官の方だからこそ聞けるもの、そして「裁判官は多忙だというイメージはあるが、実際はどうなのか」という、自分の将来を想定した(?)ものもあり、それぞれ裁判長の方や裁判官の方に、丁寧にお答えいただきました。

事後アンケートを見ると、「裁判員に興味があったのでお話を聞けて良かった」「実際の裁判長さんや裁判官の方にお話が聞けてうれしかった」「裁判官の方は、思っていたより自分と遠い存在ではなかった」「自分も将来司法関係の仕事に就きたい」などの意見があり、どの生徒にとってもこのイベントが有意義なものであったことがわかります。

大阪地方裁判所の裁判長さま、裁判官の方々、そして本日のお世話をしてくださった広報の方、ありがとうございました!!

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