デュアルシステム、校内での授業キャリアアップナビ講座の一環として、10月14日落語家の桂花團治さんをお招きしました。大学や専門学校でも教鞭を執り、大阪で最も教壇に立っている落語家さんです。
お客さんとの息を合わせる落語の奥の深さを、まさに「吸う吸う吐く吐く」と呼吸を合わせての絶妙の講演でした。
春団治師匠の言葉。「この世界は不器用のほうがええ。一つのことを覚えるのに何回もせなあかんやろ。頭でやると忘れる。身に沁みついていくのが一生残るよ」
「言葉のベクトルは3つある。一つはみなさん、二つはあなたへ、三つめは自分へ。人数が多くても人前で話すときは、『あなたへ』を心掛けてみて。あて先のない郵便は届かないんだよ。」
「落語の世界の人物はねえ。怒らない突き放さない世界。誰をも受容しているんよ。」
人から恩を受けたらそれを自分はほかの人に返していく恩送りの話などなど、貴重でお得な時間を過ごすことができました。視線、声の調子、間...すべてが本当に勉強になりました。ありがとうございました。