産経新聞に掲載 -エネルギー問題を考える-

12月14日付けの産経新聞の朝刊の一面に本校の「エネルギー問題を考える」授業が取り上げられました。

本校の特徴の一つであるエンパワメントタイムでは、「正解が1つではない問題」に取組んでいます。そんな中に「エネルギー問題を考える」という授業があり、興味のある生徒が選択しています。授業では、風力・太陽光など再生可能エネルギーの利用・開発の現状をしっかり理解し、その利用方法を考えます。また、現代社会で問題となる原発についても論理的に考え、自分の意見を発表できるように取り組みます。担当の川上先生は「生徒たちが社会に出たときに、いろいろな人たちとさまざまな議論ができるように、エネルギーに関する基礎的な知識を身につけてもらうこと」を目標に授業を展開しています。

取材当日は、高レベル放射性廃棄物の問題を考える内容でした。原子力発電を利用した以上は必ず使用済み核燃料が生じてしまいます。この使用済み核燃料を再利用したあとの廃液を、ガラス固化体に加工しています。放射能レベルが非常に高いこのガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)の処理方法として、地下300mの地層に処分する方法についても学びます。その際、ガラス固化体の周りにはバリアとしてベントナイトという粘土をはりめぐらせます。実験では、そのベントナイトの吸水性について確認します。簡単な実験ですが、ベントナイトの強い吸水力に生徒たちは驚きます。高レベル放射性廃棄物の周辺の知識を得たうえで生徒たちは廃棄物問題についてどうすべきか考え方をまとめます。

(産経新聞は、12月13日から3日間 「核のごみ」への責務 として特集を掲載しました。3日間の記事内容はPDFでご覧にもなれます。こちらをクリックしてください。)

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