本校は2学期制ですので、2学期の終業式はありません。しかし、本日は午前中で授業が終わり、明日から冬休みに入るので、全校集会を開きました。校長先生の講話の後、バドミントン部の表彰と生徒指導部から冬休み中の諸注意がありました。
校長先生からの講話内容は以下の通りです。
4月当初には「挨拶」の重要性を大声で伝え、夏休み開始前に「いただきます」「ごちそう様」など「感謝」について話をしました。8月の終わりには、「もったいない」という世界に通じる日本語のことから「大切」について皆さんに伝えました。そして、後期の始業式には「テスト」について語りました。君たちを賢くしてくれるそのテストも終わり、明日から冬休みです。
今日は皆さんにお礼とお詫びがあります。
まずはお礼の話
毎朝、始業前に校舎の1階廊下と階段を掃除してくれる男子生徒がいます。彼の「毎朝掃除」に気付いたのは11月からです。廊下などを30分以上もていねいに箒で掃いてくれます。玄関も、そして1階から2階への階段もきれいにしてくれています。そんな彼の姿を目にした人も多いのではないでしょうか。私は、当初先生に言われて掃除をしているのかとも思いました。でも、掃除している彼の姿を見ればそれは違うとわかります。誰かに言われて嫌々やっているのではありません。彼の姿には「きれいにしたい」と気持ちがあふれていました。実際に彼に掃除をしてくれている理由を聞いてみました。 答えはシンプルでした。「ゴミが落ちているのが気になり、きれいにしたい」と思ったそうです。私は毎朝彼に「ありがとう」しか言えませんが、ここで改めてお礼を述べます。 「いつもきれいにしてくれて、ありがとうございます」
次はお詫びの話
学校にはたくさんのプランターがあり、シクラメン、金魚草、パンジーなどの花を咲かせています。これらは、君たちのお母さんたちが花を植えてくれたものです。実は、私も教頭先生も一緒に植えました。そのプランターが正門にも、玄関にも、1階の廊下にも、中庭にもあります。そして、粟生団地のバス停から階段を上った所にもプランターが置いてあります。先日、そのプランターのパンジーが傷つけられ、土が掻きだされていました。それを聞いた私は、心無い本校生の仕業かと悲しくなりました。また、次の日も土が掻きだされていました。嫌な気分で現場を見に行きました。その場で確信したことがあります。人の仕業ではありません。どうやら、猫のようです。そこで、技師さんに猫予防のためにプランターに枝を刺してもらいました。すると、土を掻きだされる被害はなくなりました。私は自分が情けなくなりました。君たちの誰かが犯人ではないかと思ってしまった自分が恥ずかしいです。君たちを信じるべきでした。改めにお詫びします。 「君たちを疑ってごめんなさい」
さて、明日から冬休みです。クリスマスとお正月があるので気が緩みがちです。皆さんは素晴らしき箕面東高校の生徒であることに自信を持って行動してください。そして、来年の1月10日に元気な姿の皆さんとここで会えることを楽しみにしています。