平成30年度 入学式

平成30年度 入学式

4月9日 (月)、第45回入学式を挙行いたしました。

エンパワメントスクール4期生が入学しました。桜は散ってしまいましたし、チューリップも満開を過ぎてしまいましたが、「創」の大きな文字が、新入生男子98名、女子112名の合計210名を迎えていました。体育館への入場の際は、筝曲部が演奏する「桜」の琴の音が体育館に流れていました。

式典の厳粛な雰囲気の中、新入生は緊張の面持ちでした。なお、式の終わりには、6人の担任と主任・副主任の紹介もありました。

入学式後は新入生にはクラブ紹介がありました。迫力ある生バンドの演奏やキレのあるパフォーマンスを見た新入生はどのクラブに入ろうか迷い顔でした。どのクラブに入っても、自分の力を試し、楽しんでもらいたいものです。

      20180409入学式1    20180409入学式2  

      20180409入学式3     20180409入学式4   

       20180409入学式5     20180409入学式6

         20180409入学式7

校長 式辞

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

さわやかな春の日差しの中、大阪府立箕面東高等学校 第四十五回入学式を挙行いたしましたところ、PTA会長 入谷様はじめ、多くのPTA役員の皆様、並びに多数の保護者の皆様のご列席を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本校は、昭和四十九年に開校しました。開校当初は全日制普通科高校でしたが、十二年前にクリエイティブスクールとなりました。そして、時代がグローバル化し、子どもたちも多様化し、それに合わせた教育の必要性もあり、三年前からエンパワメントスクールとなり、この三月にその一期生が卒業いたしました。

本日、ここに、新たに第四十五期生、エンパワメントスクール四期生となる二一〇名の皆さんを迎えることができ、教職員一同、皆さんを心から歓迎します。

わたしは、入学者選抜で皆さんから提出された「自己申告書」をすべて読んでいます。皆さんの中学時代のことやこの箕面東高校でやってみたいことが書かれていました。その中には「勉強が苦手」という表現が多く見受けられました。でも心配しないでください。本校の先生たちは「わかりやすく教える」プロです。きっとわかる喜びを味わえるはずです。ただし、それには条件があります。それは、皆さんが「主役」である意識と行動をすることです。やるぞという意欲と途中で投げ出さない諦めない気持ちが大切です。わかる喜びを知ると、学習以外のクラブ活動や行事にも力を発揮できます。本校でたくさんの成功と失敗を体験することで成長し、社会に役立つ人間になってください。

では、イソップ物語から「三人のレンガ職人」に関する話を新入生の皆さんに贈ります。     

               

中世のヨーロッパで、旅人がある街を歩いていると、汗を流してレンガを積んでいる三人のレンガ職人に会いました。

旅人は、

「何をしているのですか?」

と尋ねました。

すると、その三人のレンガ職人はそれぞれ違う答えをしたそうです。

まず一人目は、

「見ればわかるだろう。親方の命令で"レンガ"を積んでいるんだよ。大変だ。」

と面倒臭そうに答えました。

次に二人目は、

「レンガを積んで"壁"を作っているんだ。この仕事は大変だが、給料が良いからやっているんだ。」と言ったそうです。

最後の三人目は、

「レンガを積んで、完成まで百年以上かかる"教会"を造っているんだ。この教会は多くの信者の心のよりどころとなり、完成したら多くの人が喜ぶだろう。こんな仕事に就けてとても光栄だよ」と嬉しそうに答えました。

三人のレンガ職人は、皆「レンガを積んでいる」という仕事は同じです。しかし、働く意義 目的意識が全く違います。

一人目は、いやいややっています。言われたからやる。言われなければやらない。

目の前の"レンガ"しか見えていません。

二人目は"生活のため"に否応なしに働いている感じです。

目先の完成物である"壁"を見ながら、頭の中は「お金」ことなのでしょう。

三人目は、

「後世に残る歴史的事業に参加して多くの人を喜ばせるため」

という志を抱き、明確な目的意識を持って働いています。

では皆さんに考えてもらいたいことが二つあります。

一つ目は、

『自分が家を建てるとしたら、この三人のうち誰に頼みたいですか?』

『三人目に頼みたいと思うのは、誰でも同じでしょう。』

二つ目は、

『自分がレンガ職人として働くことになった場合、三人の誰と一緒に働きたいですか?』

『多くの人が、当然三人目の人がよいと答えるでしょう。

しかし、「自分の周りにはそのような人いないし...」と思う人もいるはずです。

そうではありません。"あなたが"三人目の人になればよいのです。』

誰もいないと、周りを見ているだけではあなたの目の前に三人目は現れないかもしれません。

もしあなたが三人目と一緒に働きたいのであれば、まずあなたが先に三人目になるしか方法はありません。

あなたが三人目として振舞えば、あなたの仲間は三人目と働ける幸せな人になります。

そうしてあなたに影響を受けた仲間の中からきっと三人目の人が現れます。

それは回り回ってあなたも三人目の人と一緒に働けることになります。

最後に、三人の十年後はどうなっていたかをお話します。

一人目は、十年前と同じように面倒臭そうにレンガを積んでいました。

二人目は、もっと条件の良い仕事を見つけました。危険を伴う教会の屋根の上で仕事をしていました。

三人目は、いろいろな知識や技術を覚えたため、現場監督として仕事を任されるようになり、多くの職人を育てました。そして、のちに出来上がった教会には彼の名前が付けられたそうです。

私からの願いも、あなた方に三人目を目指してほしいということです。

最後に、保護者の皆様、改めまして 本日はお子様のご入学、おめでとうございます。教職員一同、皆様の大切なお子様を卒業までお預かりし、一人ひとりを主役として支援させていただきます。 

そのためには、学校と保護者の皆様との信頼関係、そして連携が必要となります。本校の教育方針にご理解を賜るとともに、ご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

新入生の皆さんのチャレンジを祈り、式辞といたします。

平成三十年四月九日

大阪府立箕面東高等学校長  國守 正二