「虚勢」が彫刻・立体部門で奨励賞
今年も「芸文祭」(大阪府高等学校芸術文化祭、美術・工芸部門展)が開催されました。本校3年生の石森茜さんの「虚勢」という作品が彫刻・立体部門で奨励賞をいたただき、大阪市立美術館でも展示されました。
美術部員である石森さんは、今回の「虚勢」について語ってくれました。「威圧するキツネ」を作り、その表面にクスの樹皮を貼り付けていきました。苦労したのは内部構造の模り。キツネは少し後ずさりをしているように低く身構えています。大きな尻尾もその特徴です。その外観を針金と紙粘土で練り込んでいきます。たくさんのキツネの写真や図鑑を見たてイメージを作り上げたそうです。型ができれば、キツネの毛皮をどうするかですが、これは前もってクスの樹皮を使おうと思っていたそうです。校内には倒木もあり、その木肌と香りからクスに決めていたそうです。一つひとつの樹皮をキツネの表面に貼り付けていきます。今にも跳びかかりそうなキツネ、でも少し恐れもある。これが「虚勢」となります。
奨励賞をいただいたこともありますが、多くの方がその作品に見入っていました。大人だけではなく、小学生もじっと見つめていましたことがこの「虚勢」の訴える力なのでしょう。