2月の全校集会 「春に向って」

2月の全校集会 「春に向って」 

2月1日(木)、箕面は朝から雪がちらついていました。6限終了後は体育館での全校集会の予定でしたが、流行しているインフルエンザのことも考慮して、放送での全校集会としました。

 

まずは、校長先生から1月の目標の「挑」に話があり、2月の目標を示しました。こんな寒い時期だからこそ「春に向って」としたそうです。春にきれいに咲く桜には寒さという試練が必要です。輝く人生のためには今何が必要なのか考えてほしいという話でした。

次に生徒指導部長が語ってくれました。大麻や特殊詐欺の「受け子」に関する注意喚起もありましたが、「群盲象を評す」の話を紹介しました。

古くからインドに伝わるお話。

ある日、5人の人たちが真っ暗な場所に集められ、その人たちに象を触ってもらった。

彼らは象という動物の存在すら知らない人たちであった。そこで、触った感触から象という動物がどのようなものか、感想を述べてもらった。

5人は、それぞれの触った感触から感想を述べた。

1人目は、象の鼻をさわり、「象とはヘビのようなものである」と言いました。

2人目は、象の耳をさわり、「象とはうちわのようなものである」と言いました。

3人目は、象の足をさわり、「象とは太い木のようなものである」と言いました。

4人目は、象の尻尾をさわり、「象とは縄のようなものである」と言いました。

5人目は、象の胴体をさわり、「象とは壁のようなものである」と言いました。

彼らはみな自分の感想こそが正しいと主張し、互いに他の主張を批判しだしました。そして、最後はけんかにまで発展しました。

もう気付いているとは思いますが、この話は、正しいと信じて疑わない自分の主張が、全体ではなく一部についてのものにすぎないという盲点に気付かず、他の主張を批判してしまう虚しさを語っています。

みなさんも高校生活をおくる中で、親や友人、恋人など誰かとぶつかるときがあるでしょう。もちろん、自分の意見(主張)を相手に伝えることは大切なことです。ただ、そのときに、相手にも相手なりの意見(主張)があるということを、一度考えてほしいです。カッとなっているときこそ、一度冷静に「なぜ、相手はその主張を言っているのだろう?」と、相手の立場に自分をおきかえて想像してみてください。あんがい、意見は違っていてもお互いが大切にしようと思っていることは一緒だったりするものです。そう考えれば、今後起こる目の前のけんかを虚しく感じるかもしれません。

また、進路指導部長からは、評定平均をあげることで進路が広がることと面接で語れる何かを見つけようという話がありました。

3人ともすべて、「春に向って」の話題でした。

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