教材生物の配布について
教材生物を配布いたします。
再生等の実験にも用いられるプラナリア(ナミウズムシ)で、飼育も容易です。
本校の生徒たちが増やしました。
必要な先生方は本校(理科)までご連絡下さい。
配布期は、2020年3月末までです。
ナミウズムシ(Dugesia japonica)
サンカクアタマウズムシ科(Dugesiidae)、2n=16
兵庫県立大学・大学院生命理学研究科より譲与されたクローン系統(系統名:HI)。
増殖させたい場合は週1、2回、解凍済みの牛レバー(生)などを適当な大きさに刻んでエサとして与え、数時間後に飼育水を交換。虫の維持だけならば2、3週間に一度でも大丈夫。容器が粘液などで汚れている場合、絵筆でぬぐい取り掃除する。飼育水には、水道水10リットルあたりハイポ(チオ硫酸ナトリウム)を一粒入れた水を使用(水道水の湯冷まし、または数日くみ置きしたものでも可)。飼育場所は直射日光の当たらない室内、上から覆いを被せ暗くしてやるとよい。25℃を超える高温になると弱り・崩壊するので、涼しい場所へ移す。恒温器(または恒温室)があれば20℃前後で飼育。
【参考】 阿形 清和(2009) 切っても切ってもプラナリア 新装版 44pp 岩波書店
ナミウズムシHI系統
【左:飼育状況(絵筆の長さは20cm)】【中:有性個体(背景の格子の一辺は2mm)】【右:染色体(2n=16)】