本校の理療系学科では、生徒の就職活動や進路選択のためのイベントとして、年1回就職支援セミナーを開催しています。
今年度は、10月17日(金)に行われ、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師としてご活躍の卒業生を3人お迎えして、それぞれの立場から就職や開業に関する具体的なお話をいただきました。
ゆうちょ銀行大阪貯金事務センター内にあるマッサージルームでヘルスキーパーとしてご勤務の澤井貴行先生からは、ヘルスキーパーの業務の実際をお話しいただくとともに、現在のご自身が行っている治療のうち、卒業後に新たに学んだことは1~2割で、大半は本校で学んだ実技が基本になっているので、本校での実技の時間を大事にしてほしいなどと語っていただきました。

大阪市東成区神路にある、ひまわりマッサージ・鍼灸・整骨院の院長の清水祥平先生からは、患者様の中には、あん摩マッサージ指圧師という免許があることをご存じない方が結構いらっしゃって、あん摩マッサージ指圧師が行う施術を受けると、その技術の高さに改めて驚かれるので、あん摩マッサージ指圧師として働けるメリットは大きいこと、在学中に学ぶ勉強の重要性などをお話しいただきました。

大東市三箇で青空マッサージ施術所を開業されている、荻 聡先生からは、開業前の訪問マッサージ治療院に勤めていた時代の体験談、開業したときのチラシのポスティングの効果などの治療院経営の実際、クリニックでのマッサージ施術の緊張感など、ご自身の様々な体験を時に面白おかしく話す一方で、卒業後のスキルアップの重要性などを真剣な面持ちでお話しいただきました。

質疑応答でも参加した生徒からも多岐にわたる質問があり、とても有意義な時間を過ごすことができました。我々教職員も、卒業生がそれぞれの現場で活躍されている様子を伺えて、その姿が頼もしくもあり、これからの本校での教育活動を行う上での励みにもなりました。
お忙しい中お越しいただいた先生方、本当にありがとうございました。ますますのご活躍をお祈り申し上げます!
このように在学中に卒業生の話を聞けるのも本校理療系学科の特長の一つです。
