考査期間も先生方は研修などで研鑽に励んでいます。
今年度、第1回教職員人権研修が7月4日(金)に行われました。
「ジェンダー」をテーマに、作家のアルテイシアさんにご講演をお願いし、フェミニズムについて、アンコンシャスバイアスの具体的な事例をたくさん紹介していただき、多くの学びを得ました。
「差別はたいてい悪意のない人がしてしまう。みんな間違うのだから、常にみんながアップデートする必要がある。」
「差別する意図はなかったというけれど、意図は関係ない。足を踏むつもりはなくても足を踏まれた方は痛いということを考えれば分かる。」
「人権は、椅子取りゲームではない。誰にでも保障されているものだ。」「日本では、子ども服売り場に行くとボーイズ・ガールズの記載があるが、世界標準はキッズにシフトしている。」
「ジェンダー差別かどうかの見極めは、『男女逆だったらその表現を使うかどうか』で行える。言葉の影響は大きいので日頃から十分に気を付ける必要がある。」
などなどの具体的なご教示があり、1時間30分があっという間に過ぎてしまったと感じる、情報量豊富な、実りのある研修となりました。
ジェンダーをはじめ様々な差別をなくすためには、皆で何が差別にあたるのかについて、毎日アップデートを継続しなければならない、その必要性を広めなければならないと改めて学ぶ研修となりました。