吹田東高校の生徒の皆さん、休校ならびに外出自粛が続いていますが、どのように毎日を過ごしていますか？
大人の私たちにとっても、経済がどうなるのか、いつから元の生活に戻れるのか、不安が募るこの頃ですから、皆さんの中でもこの先どうなるのか、不安でいっぱいだという人もいるかもしれません。
先のことが不安になるときの解決方法は、冗談みたいに聞こえるかもしれませんが「先のことは考えない」ということだと、私は思っています。
時間はすべて、「今」の積み重ねです。今がずっと積みあがって「先」が来ます。
実は私は人生で一度だけフルマラソン（42.195キロ）にチャレンジしたことがあり、制限時間ギリギリの5時間51分で完走できました（あまり運動が得意なほうではなく、フルマラソンは文字通り「大きなチャレンジ」だったので、完走の喜びはひとしおでした！）。
その時に言われたことで、とてもためになったことです。走る前にペース配分を考え、調子が悪くなったらどれくらいまでペースを落としていいか、しっかりと計画しておくことは大事。けれども走り始めたらゴールのことは考えないこと。前を向くと道のりが長すぎてうんざりしてしまうので、足元だけをみて一歩一歩進んでいく。それが完走できる秘訣だと。
一歩ずつ足を前に出していけば、必ずいつかゴールが来ます。こんな状況だからこそ、「今できること」に集中していきましょう。
コロナウィルス感染拡大に限らず、何か先のことで不安がある場合は、「今に集中する」をぜひやってみてくださいね。不安な時というのは、実は頭だけがグルグル回っていて、手や体が動いていないことが多いのです。不安な時は「その不安を解決するために、今できることを１つやる」ことがお勧めです。