0610 授業再開〜ある先生たちのチャレンジ

授業が再開して10日が経ちました。
ある科目の先生たちが授業を変えるチャレンジをしていると聞き、私も授業を見に行きました。

↑こちらがその授業風景です。

主担当の先生にお聞きすると、休業中、オンライン配信動画を作っている時に、あることに気付かれたそうなんです。

いつもは板書も含めて50分まるまる授業しているけれど、動画にしたら、もっと短く分かりやすく説明できるのではないか、と。

それで、対面授業となった今も、動画を作り、その合間に解説を入れながら説明し、
余った時間で演習をするなど効果的に50分を使う方法を模索されているとのことです。

実際の授業を見学しての私の感想は「面白い!」ということ。

歴史の授業なのですが、「歴史はストーリー」なのですね。動画にすることで、歴史が流れとして理解できました。
扱っていたのは奈良時代の律令政治についてなのですが、あまり動きのない時代背景の題材にも関わらず、本当に興味深く授業を受けることができました。

その流れのあとで演習問題を解くことにより、「問題はこのように出題されるのか」と入試対策にもなると実感しました。

さて、授業の内容にも感動しましたが、私が一番感動したのは「オンライン配信にしたことで気づきを得て、授業を変えようとしている」先生たちの姿勢です。

授業を変えるってものすごく大変なのです。実際、これまでの何倍も何十倍も、授業準備に時間がかかるそうなのです。

生徒の皆さんにとって新しいスタイルが良いかどうかは、まだ模索段階です。もしかすると、しばらくしたのちに、この新しいスタイルも変えるかもしれません。
でも「より良くしよう!」とする、その熱意が素晴らしいと思うのです。

「吹田東のオンライン配信」の「校長挨拶」で、私の好きな言葉を生徒の皆さんに送りました。
それは、チャールズ・ダーウィンの「生き残る種とは、最も強いものではない。最も賢いものでもない。変化に最もよく対応したものが生き残るのである」という言葉です。

変化していくということは、実はとても大変なことです。それを自ら実践している先生の姿に、私も刺激を受け、頑張ろうと思っています。

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