0826 2学期「始業の会」での式辞

今週月曜日に、2学期「始業の会」を行いました。

内容は校長式辞と、表彰です。

表彰は、女子バレー部が、この夏の北大阪の大会で見事3位となったことの表彰をしました。
私学の全国レベルのチームもいる中での3位は、本当に素晴らしいですね。

校長式辞は、「頑張ること」についてと、「文化祭について」です。
以下に話した内容を載せますので、もう一度読んでみてくださいね。

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令和2年度2学期始業式 式辞
 
みなさんこんにちは。
先週から授業が再開されています。本日は、2学期を迎えて「始業の会」として、放送で話をさせていただきます。

1学期の「終業の会」で答えのない時代を生きていくのに必要なこととして、3つの話をさせてもらいました。皆さん覚えてくれていますか?
1「具体的な目標を持つ」こと
2「目の前のことを着実にやっていく」こと
3「思いやりと優しさを持つ」ことが大切だという話をさせてもらいました。
具体的にどんな話だったか覚えていない、と言う人がいれば、
ホームページの校長ブログにも話した内容を載せていますので、よければ読んでみてください。

本日は「頑張る」ということについて、話をしたいと思います。
3年生はいよいよ進路に向かって「頑張る」時期がやってきました。
頑張るって何だろう、と広辞苑を調べてみると
「我意を張り通す」「どこまでも忍耐して努力する」「ある場所を占めて動かない」という意味があります。
これらは、何だかつらいイメージがしますね。
しかし、「頑張る」は英語で言うと「DO MY BEST」という訳ができます。こちらの方が私は好きです。
私自身は「頑張る」という言葉を「DO MY BEST」=「自分の力を100%出し切る」ということだと捉えています。

自分の力を100%出し切る、できることを100%の力でやるって、ずっとできることではありません。
それはたとえて言うと、ゴムを常に最大限引っ張っている状態のようなものですから、常に常に「頑張って」いるとそれはそれで疲れてしまいます。「ここぞ」というときに頑張ることが大切、例えば3年生は進路に向けては「今」が頑張る時ですよね。
文化祭がまもなくですから、全学年の皆さんともに今週・来週は頑張りどきですね。
DO MY BEST 、自分の力を出し切る経験をしておくと、その次に頑張りどきが来たときに、この前の「100%」が物足りなく感じるときがあります。こうやって自分の100%がどんどん広がっていくと、力がついてきますから、「DO MY BEST」をぜひ心がけてみてください。
ただし常にゴムを引っ張った状態 ではなくて、リラックスするときも入れるようにしてくださいね。

最後に、残り3週間を切った文化祭について触れたいと思います。
学校行事というのは教育上もとても大切なもので、こ
れはなぜかというと、経済産業省が提唱している「社会人基礎力」という力があるのですが、
この中で大切だとされている3つの能力のうちの1つが「チームで働く力」なのです。

社会人になると1人でできることはほとんどなくて、ほぼすべてのことが「チーム」で進めていくことになります。
文化祭はそれを体験できる場です。
リーダーを務める人、リーダーを補佐する人、リーダーの指示を聞きながら自分なりに全体に足りない部分を探して動く人、リーダーに提案する人。それぞれの役割の中で「チーム」を支えてください。
チームというのは、決してリーダーだけが大事なのではありません。
「リーダーシップ」と同じくらい大切なのが「フォロワーシップ」といって、リーダー以外の人がリーダーを支える力、です。

色々伝えましたが、間違いなく、文化祭は、卒業後も末永く皆さんの思い出に残るイベントです。
楽しみながら DO MY BEST、頑張っていきましょうね。

以上で、私からの始業の会の話を終わります。

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