11月12日(月)にPTA主催の「OB座談会」がありました。
OB保護者・卒業生をお迎えして、卒業後に困ったり、感じていることなどを現役の保護者の皆様にお話しいただきました。
在学中の子育ての苦労や、どのように我が子に接して向き合っていたかなど参考になるものでした。
「卒業後の進路も、本人には合わずに苦労した」という話の中で、「実は就職先は、本人のためでなく、保護者としていって欲しかった場所であったため続かなかった。」とお話があり、ハッとさせられました。
また、子どもの失敗をしたときに、「何やってんの?」「そんなこと、できないの!」など責めないで優しい声掛けすることが、日常の本人の発言に影響となり、他人を責めるようになってしまうので、気を付けているとありました。
また、地域の活動に保護者と本人が一緒に参加しすることで、地域の方々に知っていただき、自然災害など困ったときに一番に気をかけていただくことになると、地域の中で一緒に生活するための大切さを教えていただきました。
最後に、本校の2年前の卒業生が、当時の地震の思いや就労して「困っていること」「学校で学んで、できるようになって良かったこと」などを、当事者としてわかりやすくお話してくれました。
本当に、お話の一つ一つがハッとさせられることばかりで、PTAの方々も真剣に聞かれていました。
卒後に困ったこと・・・「お化粧に仕方」がわからなくて困った、お湯がわかせなくて困ったとありました。
お湯が沸かせるようになり、留守番ができ・・・できることが増えると自分が世界が広がっていきましたと体験からの話に共感させていただきました。
そんなお話を聞かせていただき、学校での指導・支援の在り方や期待されていることなどに応えていくために、もっともっと指導力を高め、児童生徒・保護者の方々のニーズに的確に対応するために、本日の話を教職員で共有させていただきます。
本当に身の引き締まる思いで聞かせていただきました。
ありがとうございました。
(教頭)