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 昨日(4月11日)、2・3年生と1年生、向かい合っての対面式。転出された先生のお話を拝聴する離任式。出会い(Encounter)、別れ(Farewell)の式が行われました。

 対面式では、Ibaraki高校について生徒会長よりお話がありました。自己、他者、そして学校への「愛」。Iから始まりIで終わる茨木高校の様子を語るのに、これだけ的確な、そして象徴的な表現はないと思います。このプレゼンに至るまでに心の中で何度もなされた自身との対話に敬意を表します。1年生にとって心動く、そして胸躍るお話だったでしょう。心の真ん中で受け止めてください。

 1年生の代表からはオリエンテーション時のサ―プライズ。驚き、喜びそして落胆という4月3日の心の振幅が吐露されました。

 離任式での転出される先生からは、音楽のすばらしさについて3点お示しいただきました。

 ①音を介して、想いを伝えること、表現すること、興味関心をもって感じること、そしてそれを直接働きかけること。

 ②本物に触れること。

 ③誰かと一緒に作り上げていくこと。

 先生ご自身が、実際に今もレッスンを受け、自己研鑽に励まれているお話をお聞きしながら、音楽のすばらしさを体現されて(きた)いる生き方に上記3点が息づいているということを感じました。そして昨年一年だけでも、一生かかっても得られないような体験をした多くの生徒のみなさんにとって心に響くメッセージだったと思います(間違いなく私はその一人です)。かな心、心にく、心に栄養を与える言葉には「曲」、「音」という文字が含まれていることに気づき、驚きました。

 何兎も追うのが茨木高校。生徒総会、部活動の表彰(スキー、バドミントン、男子バレー、美術部)、そしてアメリカから留学生としてやってきたEmily Ann Fletcherさんの自己紹介、自転車講習会、学びの報告会が二つの式に挟まれて実施されました。

 学びの報告会では、大阪大学SEEDSプログラムに参加し、体験したこと、課題研究の取り組みとして、GLHS合同発表会で大阪大学賞を受賞した『「かわいい」の因数分解』のプレゼンが行われました。いずれの報告も、「興味・関心」「おもしろい」からスタートし、深化することで成果に結びついたものだと思います。発表を聞く聴衆である生徒のみなさんの様子を見ながら「おもしろい」のタスキの受け渡しが行われている現場に居合わせた幸運に感謝しました。

 Encounterは「~に偶然出会う、出くわす」(ジーニアス英和大辞典)という意味があります。この日出会ったことが、「偶然」ではなく、「必然」に、よい「因」、よい「縁」になるように、そしてよい「運」が舞い込みますように!「おもしろい」の範囲がどんどん広がっていきますように!