いえいえ

  保安検査に並んでいるとき、すぐ目の前にいる79期生がおもむろに挨拶してくれた。「こんにちは」こちらもうれしくなって「楽しかった?」と「は」の最後ぐらいに問うてしまった。少し考え、彼は「二日めのDuck Raceです。」と応えてくれた。予想しえなかった答えに思わず「ダ、ダッ」と繰り返そうとしたら、クマ牧場の催しで,大きな盛り上がりを見せたことを伝えながらカバンにぶら下げているアヒルのペンダント(キーホルダー?)を見せてくれた。ノーザンホースパークの馬のぬいぐるみも含め、それぞれの生徒が、それぞれにしかないものをみんな抱えて帰路についていることがうかがえた。待合室で座っているときにはOne of the Happy Weddings(この呼び方であっているのか?)が一緒に踊れてうれしかったと伝えてくれた。大阪空港での行事委員からの充実した時間を過ごせたという報告と携わった方々への感謝の言葉が告げられた。

約360通りの喜びや幸せをみんなが携えて空港を後にしていたとするならこんなに幸せなことはない。そう思いながらスーツケースを引いて歩き始めた時、行事委員の幹部の面々とSome of the Happy Weddingsから感謝の言葉をいただいた。

いえいえ、「ありがとう」という言葉を伝えたいのは私です。ずっと心の中でささやいていた言葉です。「ありがとう。」この充実感はこの宿泊野外活動のこの瞬間だけですか?

いえいえ、今、まさしく始まったところですよ。ありがとうの連鎖がこれからずっと続いていく。そんなワクワクも届けてくれた旅でした。今日学校で見かけた生徒もいますが、しっかり休んで月曜日からの日常と酷暑に立ち向かいましょう!