「走れメロス」と原作「人質」、ミルワームを用いたプラスチック分解~生存率を指標とした分解条件の検討~、「かぐや姫」における不死の薬の描写の削除について、「恐怖」と「徳」~ロペスピエールにおける「死刑」~
本日5限、代表4班が視聴覚教室で発表をし、オンラインで各教室へと配信された。体育館での対面での実施はならなかったが、発表の内容、質疑応答、司会・進行、アドバイザーの方々からいただく数々のコメント、この会場、このメンバーでしか出せない一回きりのパフォーマンスの数々を味わう舞台となった。
4限、85本のプレゼンが22会場で行われた。「文学・文化、表現比較、語源、言語習得、生物、化学、地球科学、物理、応用数学、数学教育、数学探究、現代の社会、人文地理、西洋史、作曲、いば炊、スポ実、スポ科」のチーム名の下、さまざまな心を揺さぶるタイトルが冊子の中で踊っており、訪れたい会場が数多くあった。1年かけて、問いを立て、考察し、結論へと到達。うまくいったこと、行かなかったこと、協働できたこと。その経験を共にしてきた仲間だからこそ、視聴覚教室から届けられる発表を聴衆として各教室で味わうだけの力を有していたに違いない。
視聴覚教室に話を戻す。各発表に対してアドバイザーの方々が少し意地悪ですが等の言葉を添えて質問してくださる。その後小さな声で(発表者には聞こえない)「おもしろいよね」「よくできているよね」「いい発表だわ」と囁いていらっしゃる。1年間いかに寄り添ってくださっていたかわかる機会が数々あった。最後のご講評をいただく前に、吉井様から、各発表に対する講評は司会の方々から的確に行われていたのでそこは委ねて、課題研究、探究学習についての全般について話をするという冒頭でのお話で、司会二人に対する暖かいねぎらいの言葉をいただいた。この言葉に心を奪われていたのも束の間、疑念を抱くことについてのお話を始められた。おもしろい疑念ほど解決するのが難しい。疑問が残る。いい疑問、モヤモヤを持つこと。心が不快になる。正しくモヤモヤを解決していくこと、不快を解決していく過程で本当の知識や信念を得、おもしろいチャンスが増えるというメッセージを下さった。多くの探究学習者の心に届いたお言葉だ。
「疑念」「モヤモヤ」をおもしろいと感じることが、社会、世界、世間、世の中を変えていく一番の力だとしたらこんなに愉快なことはない。60代、還暦を越えた世代の私がこんなに力をもらえたのだから、10代の若者たちの手に入れたパワーは計り知れない。今日を乗り越えたGLHS10校の合同発表会の代表者たちにぜひ力を発揮してもらいたい。
朝から、大きな変更を伴う中、発表者のみなさん、準備に携わってくださった係の生徒のみなさん、先生方、ありがとうございました。一年間力を添えて下さったアドバイザーのみなさま、ありがとうございました。全員が参加する茨高の課題研究はアドバイザーの皆さんの「本質、本物」の提供をいただくところに真の値打ちがある。繰り返しになりますが、ありがとうございました。