ガンバレ!市岡生 №4

今回の「ガンバレ!市岡生」は1年生に向けて書きたいと思います。4月30日に「学習ガイダンスデー」が開催されました。この企画が開催される前に4月に入学してからのガイダンスや学習についてのアンケートが実施されましたね。そのアンケートの結果を見せてもらいました。その中で、学習についての項目で「授業についていけない」とか「授業が早い」という内容が書かれているのが目につきました。このように思っている人は結構いるのではないでしょうか。さて、この声をどう考えたらいいのでしょう?

 

<中学とのギャップを早く克服しよう>

 

このように思う要因は次のような点です。

まず、1点目。中学校時代にはほとんどの生徒が義務教育を受けていたと思います。中学校段階では、様々な学力の生徒がいます。中学校の先生は全員に授業に参加させるために、あるレベルに照準を合わせて授業を進めます。ですから市岡高校に入学する学力のある君たちには、「余裕をもって授業に臨む」ことができたのではないでしょうか。ところが、市岡高校に入学した君たちの学力の幅は、中学時代に比べてある一定の層に幅が狭まっています。そして高校の先生もほとんどの生徒に授業に参加させるために、あるレベルに照準を定めて授業をします。当然、その水準は、中学時代と違い高いレベルになるのです。だから、中学時代と同じ(量や質の)感覚で授業を受けていると「早い、難しい」と感じてしまいます。

2点目。市岡高校の先生は、君たちの第一希望の進路を3年後に叶えるために日々授業をしています。先生たちには、明確に授業の目的があるのです。教える質、教える量、そして教えるスピードに明確な目的があって授業をされているのです。そしてその目的こそ、君たちのほとんど希望している四年制大学の進学なのです。大学に進学するためには、先生方が進めている授業のやり方が必要なのです。

3点目。中学から高校に進学するために必要な勉強量と高校から大学に進学するための勉強量は、明らかに違います。多くの人が語るに、その量は数倍以上だろうと言われています。4月30日のベネッセの講演でも「学習量は4倍」という話がありました。君たちも体験しているように、数倍違う勉強量は、国語・数学・英語・社会・理科の科目が2つの科目に分かれていることにあらわれています。これだけで勉強量は2倍です。そしてその一つ一つの科目の学習量は、中学と比べて比較にならないほど量も質もハイレベルなのです。その勉強量をこなすためには、先生方が進めている授業のレベルが最低限必要です。ですから、この授業のレベルに早く慣れることが必要です。

 

以上、君たちが感じているかもしれない「早い・難しい」の原因を述べてきました。一言でいえば、中学時代の授業の感覚と高校のレベルの授業とのギャップなのです。このギャップを早く克服し、自分の意識改革を行い、高校の授業レベルに早く慣れることが大切なのです。

 

 <授業の質を維持するのは君達次第-勉強は団体戦!>

 

 先生方は、君たちの第一希望を叶えるために授業をしていることは、すでに述べました。そして、その授業の質を維持したいと考えています。できるならば、もっとハイレベルの授業をしたいと考えています。しかし、先生方だけでは授業レベルの維持はできないのです。宿題をしてこない、予習をしてこない、小テストに合格しない、再テストにも合格しない、こんな生徒がどんどん増えてくると先生方が考えている授業のレベルを維持できなくなります。どうしても授業のレベルを下げなくてはならなくなるのです。この結果は、すべて君たち生徒に還ってきます。やはり「予習→授業→復習」という勉強の黄金サイクルが重要なのです。勉強は団体戦です。みんなで切磋琢磨しながら、勉強する雰囲気が大切です。授業の質を維持するのは君達次第なのです。

 

 

 GWが終われば、高校で体験する初めての定期考査が待っています。苦手分野や苦手科目をそのままにせず、きっちりと克服するテストの準備を始めてください。

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