今日から読書週間

 本日10月27日(月)から11月9日(日)まで読書週間です。文化の日を中心にした2週間が読書週間として位置付けられています。皆さんの手元にも、図書委員会から「秋の読書案内」が届いてますよね。図書委員が、それぞれ本を紹介してくれています。どれも良い本ですね。一度手にとって読んでみてください。

 私は、本を買うときは本屋に行きます。買う本を決めていて本屋にない場合は、インターネットで買いますが、基本は本屋に行って本を買います。本屋は楽しいですね。本屋に置かれている本を見ると世の中がなんとなく見えてきます。新刊本を見ると、世の中の流れが見えてきたりしますし、売れ筋の本では世の中の関心事がわかります。ですから、本を買わない時も時間があれば本屋に行きます。時間をつぶしたい時も本屋に行きます。出版されている本が、いろいろなことを教えてくれます。

 本を買うときは、必ず目次を見ます。最近の本は、タイトルに過激な内容やショッキングな内容をつけることが多くなりました。ですから、タイトルや本の帯だけをみていると何の本かわからないことがありますし、それで騙されることもあります。「買って読んだけど・・・なんだ・・・」ということにならないように、目次を見るのです。そうすると大体作者の言いたいことや論調が見えてきます。世の中と同じ論調でマスコミなどのステレオタイプだと買いません。新説であったり、違う切り口であったり・・・、自分の視野を広げてくれる本を買います。それと、売れ筋の本は自分の興味に関係なく読むように努力しています。やはり、大人の教養に必要だろうと思うからです。今、読む候補に挙がっているのは、「資本主義の終焉と歴史の危機」(水野和夫著)です。私は、経済が大の苦手でどこまで理解できるか不安なのですが、読んでみたい(というより半分義務で読むべき)本です。

 最近、宮部みゆきさんの本を読みました。「ソロモンの偽証」です。文庫化されたのを機会に読んでみました。舞台が中学校で教育現場で起こった事件を題材にしているということもあって購入したのですが、惹きつけられてしまいました。第三部の文庫本の発売が待ち切れずに、第三部の単行本を買ってしまいました。今は、初期の作品「模倣犯」を読んでいますが、断然「ソロモンの偽証」のほうが内容も文体も洗練されています。無駄な部分が感じられません。

 私が必ず買う月刊誌があります。文芸春秋です。特集記事も読みますが、一番楽しみにしているは塩野七生さんの「日本人へ」というシリーズです。御存じのように塩野さんは、イタリア・ローマ在住。「外から日本がどう見えるか」ということでは、彼女の視点や視座は大変勉強になりますし、刺激になります。自分の考えがマスコミの影響下にある「俗論」であることを痛感させられます。

 皆さんに提案です。せっかくの読書週間、一冊新書を読んでみませんか?新書は、様々なジャンルがありますが、大体どれも専門書というよりは入門書です。活字が大きい、すぐ読める、値段が安い、などの利点があります。でも高校生にとっては、ちょっとレベルが高くて、そこが刺激的です。ちょっと自分の教養レベルを上げるために(どこまで理解できるか試すために)、新書に手を出してみましょう。私も読みだしたのは、高校時代から。もしかしたら、新書の世界にはまるかも。