ガンバレ!市岡生№17-67期生のエピソード

 ゴールデンウィークに突入する前日にさる予備校の関係者と話をする機会がありました。市岡の現役生がよく通う予備校です。その関係者と1時間ほどこの春卒業した67期生の話をしました。そこで、話題になったのが、

  「こんなにがんばる市岡生、こんなに粘る市岡生をみたことがない!」

ということです。その予備校関係者は、「ほんとに今年の市岡生は、最後までねばっていました。あきらめなかった。先生方に支えてもらっているということが生徒たちの言葉からよくわかりました」と言っていました。そこで出てきたエピソードを3つほど紹介します。

=エピソードその1=

ある野球部の生徒の話です。その生徒は、最後までねばって国公立大学に合格しました。市岡の野球部と言えば甲子園出場も経験している公立高校の雄です。朝練、昼連、そして放課後と練習時間は長い。そして、土日は練習試合に遠征とほんとに大変です。3年生の引退も夏の甲子園をめざす大阪大会です。どうしても7月下旬ごろまでが現役になります。だけど、その野球部の生徒は、次に予備校に通ってくるであろう後輩に絶対に伝えてほしいと次のことを言ったそうです。「野球部だからって、国公立大学をあきらめるな!」と。

=エピソードその2=

市岡のある生徒(A君としておきます)が、大学でやりたいことを見つけたらしいのです。A君が予備校の人に話すには、「自分のやりたいことは○○大学の農学部と■■大学の農学部にしかない」と言ったそうです。A君は、全国の農学部関係を調べて、その大学で何が学べるか、何が研究できるかを調べたらしいです。さらに、受験情報も調べ上げて、全国の農学部の配点状況も頭に入っていたと言います。予備校の関係者の間で「絶対あの子は、合格する!」とセンターの結果が出る前から言っていたら、やはりその通りになったとのことです。

=エピソードその3=

合格までは長い道のりです。山あり谷ありです。模試の結果が返ってくるたびに心が折れそうになります。だけど、市岡の生徒は心が折れなかったそうです。それどころか、同じ予備校に学ぶある文理学科の高校の生徒を励ましていたといいます。その文理学科の生徒も国公立大学をめざしていたのですが、夏休みが終わっても模試の結果がどうも芳しくない。もう3教科型の私学に変更しようかと本気に悩んだらしいです。そのとき、市岡の生徒が「あかんで。いまあきらめたらあかん。最後までねばったらなんとかなるんや」と本気で励ましていたということです。そして、その文理学科の生徒と支えあい、最後まで頑張って志望大学を勝ち取ったということです。「あの文理学科の生徒を市岡の生徒が励ますなんて、今まで見たことがない」というのが予備校関係者の話です。

三つのエピソードを紹介しました。最後にその予備校の関係者が私に言ったのは、「どうしたら、この短期間で、市岡の生徒は変わったんですか?ほんと私たちも生徒に対するコーチングをもう一度考え直さないといけないです。」ということです。私からしても、このように生徒たちが頑張ってくれるのは、ある意味想定以上です。ですが、ある程度は予想できました。それはなぜか?市岡の生徒は、もともとポテンシャルが高いからです。でも自分で自分に枠をはめていた。所詮私はこんなものだから、この大学に行けたらいいかな・・・と。その枠を取っ払えば、市岡の生徒はどんどん伸びます。そして、何よりも今回の67期生の頑張りの最大の要因は、67期生の担任団、学年団の先生方が、本当に生徒たちを最後の最後まで勇気づけ、支え、励ましてくれたことだと思います。

市岡の生徒は、まだまだ伸びるんだ!そのことを証明してくれたのが、67期生の生徒の皆さんです。自分で自分に枠をはめてはだめです。

こだわれ、自分の進路!譲るな第一志望!

これを心にとめて、今年もそして来年も再来年も頑張ってほしいと思います。

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