先輩が語る!

 本日6月10日(水)放課後、クラブに加入している生徒を対象に、実習に来ている先輩から高校時代を語ってもらいました。語ってくれた先輩は、森岡君と南さん。ともに64期生です。64期生はちょうど単位制に変わった1期生です。

 さて、テーマは「部活と勉強の両立について」。森岡君は、入学当初から硬式野球部に入部。南さんは個人的にピアノレッスンをしながら、かつ合気道部に入っていました。森岡君からの話です。入学当初の学年順位は、300番台。1年の終わりでもそんなに変わらなかったと言っていました。「教育大に行きたい」と進路を意識しだしたのは、2年の秋頃。ここが重要ですね。やはり、この時期には、自分の進路や自分の人生の歩む場所がどこなのかを明確に持っておかなくてはいけないということです。彼は、「最後、ちょっとだけ自慢なんだけど・・・」と遠慮がちに「最後は、学年20番でした」と話していましたが、これはすごいことですよ。この間の成績の伸びの裏には、相当な努力をしたはず。「引退したらやるなんて嘘だから!」という言葉には、彼が教育大に行くと決意したときから並大抵でない努力をしたことが隠されていると思います。ちなみに野球部の顧問の吉見先生に聞くと、「彼は、前期に大阪教育大を受けてだめだったんですよ。でも後期32倍の奈良教育大を突破したんです」と。やはり、最後まで粘る!これが勝利をつかむ秘訣です。

 次に話をしてくれた南さん。彼女の話で一番大切だと思ったのは、「時間がないっていうことを言い訳にしないでおきましょう」ということです。彼女も部活と自分の習い事の中で相当苦労したと思います。1年の時は、英語の予習で時間を取られ、わからない数学の問題を解くのに睡魔と闘い...といった日々を過ごしたと語っていました。この姿には、多くの在校生が重なるのではないでしょうか。そして、彼女が語ってくれたのは、「日々の授業の大切さ」です。「3年になったら後悔する」というのは、1・2年の時に日々の授業を大切にしてこなかったということです。日々の授業の積み重ねがどれだけ大切かということですね。

 さて、最後に私から。彼ら二人の言葉には、「あの時、もっと・・・」「あの時、あれをしておけば・・・」という後悔の念がバックボーンにあると感じました。いわゆる「後悔先に立たず」ということですが、今日の先輩の話を生かすも殺すもあなたたち次第なのです。私からあなたたちに言いたいのは、「後悔の連鎖を断ち切れ!」です。「市岡の生徒はやればできる。だったら今からやろうじゃないか!自分の持っている力を見せてやろうじゃないか!」と奮い立ってほしい。

今日皆さんに話をしてくれた二人の先輩に心から感謝したいと思います。

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